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くいしんぼうさを検討してみよう


くいしんぼう 【食いしん坊】
(名・形動)
むやみに食べたがるさま。また,その人。「➖な子」



ポケモンGOでは 11/9〜11/17まで「くいしんぼうイベント」なるイベントが開催されています
イベントが来るとなれば 公式ブログでどんなポケモンが出会いやすくなるのか 詳細をわくわくしながら眺めるのが楽しいですね

そこで 今回もイベント詳細を眺めていたのですが フィーチャーされているポケモンたちの顔触れをざっと見て 「あれ この子ってくいしんぼうの設定なんてあったっけ?」なんて思う子たちがいたので それぞれの子がどんな設定なのかおさらいがてら1匹1匹調べてみることにしました(数が多いので基本的には図鑑説明しか参照していません)

下記は独断により それぞれのポケモンの「くいしんぼう度」を評価したものです
これによってポケモンたちが本当にくいしんぼうさ故に採用されているのかを確かめてみよう という試みです


https://pokemongolive.com/ja/post/greedy-gluttons/

コラッタ(アローラのすがた)
くいしんぼう度:★★
夜な夜な民家やお店に忍びこんでは食べ物を盗んで それを群れのボスであるラッタに献上する習性があるらしいです
自分で食べたいのをちゃんと我慢してボスに食べ物を持ってくるあたり 食いしんぼうといってもまだ理性がある方なのではないかと思います


ラッタ(アローラのすがた)
くいしんぼう度:★★★
食べ物を献上される側 群れのボスであるラッタです
彼らの巣にはコラッタたちが集めてきたエサが食べきれないほどたんまりあるとのことですが  ラッタ本人は味と鮮度にこだわるグルメな性格のようです
ちょっと太り気味な容姿は くいしんぼうという形容がぴったりくるように思いますが 食べるものを選り好みをしているようではくいしんぼう界隈ではまだまだひよっこなのかな という感じがしますね


ゴルバット
くいしんぼう度:★★
この子の食べ物はもっぱら人間やポケモンの血液のようです
図鑑説明では「一度に300シーシーの血を吸う」 とやたら詳細な数字が記載されています
でも 人間は献血で400cc血を抜いたりするようなので そこまでは大したことない量のように聞こえる
しかもどうやら300cc吸うと満腹になって飛べなくなってしまったりするようです おなかのキャパがあまりに少ないように感じます
満腹まで血を吸うのがやめられないようなので くいしんぼう的な素質はあると思いますが 食事の対象が特殊すぎて くいしんぼうとはまた違うジャンルのような気がします


ウリムー
くいしんぼう度:★
嗅覚がいいので枯葉や氷に埋まったキノコなど食糧を探し当てるのが得意である旨の説明がありますが くいしんぼうであるような説明はありません
(あと 食糧を探す際に温泉を掘り当てるという記述がやたら見られるのですが この世界の温泉はそんなに浅いところにあるのだろうか?そして温泉なのに食糧のにおいがするのだろうか?食糧を探していて温泉に掘り当たってしまう理由の説明が皆無でちょっとよくわからない)

ペリッパー 
くいしんぼう度:★
大きな口は幼稚園児が入るくらいのサイズ 一度にヨワシを30匹食べてしまうサイズ だという説明がなされていてイメージがしやすいですね
海水に飛び込んで大きな口でエサを一気に攫いとります 豪快な食べ方ですけど この口にしてそういう食べ方をした方が効率がいいからという理由なだけで くいしんぼうではない気がします


ゴクリン
くいしんぼう度:★★★
分類が「いぶくろポケモン」 体のほとんどが胃袋でできていて その胃液は鉄クズなど何でも溶かしてしまうほど強力とのこと
このようにフィジカル面ではくいしんぼうの素質充分といったところだと思うのですが 肝心のどのくらい食べられるか ということについてはさっぱり記述がありません
もしかしてそこまでは食べられないのかな という懸念もちらつき かなりの才能を感じながらもくいしんぼう度はイマイチ伸びず という評価とさせていただきます

マルノーム
くいしんぼう度:★★★
ゴクリンと同じ感じで 食べ物を丸飲みして何でも消化することに関しての図鑑説明はありますが どのくらい食べるかについては言及がないです
タイヤを一口で丸飲みするという記載がちらほらありますが マルノームにとってタイヤはおいしいのだろうか?

ビッパ ビーダル
くいしんぼう度:†くいしんぼうじゃない†
本イベントにおける問題キャスティングその①
木や岩を前歯で削って巣やダムなどを作って住処としていますが その過程でその木や岩を食ってるわけないでしょうよ
「次はくいしんぼうイベントだ...ということで君には頑張ってもらいたい」とナイアン社員に言われたビッパ
彼らは何事にも動じない性格で 真面目な働き者だそうなので 「オラくいしんぼうじゃねんだけどいいんかな...」とか思いながらも役に徹しているものだと思われる けなげでかわいい


ホシガリス
くいしんぼう度:★★★★
「常にきのみを食っている」と書かれている図鑑の描写からもくいしんぼうのイメージがぴったりくる
でも 両方のほっぺにきのみを蓄えて ほっぺに入りきらなかったら巣にもきのみを蓄えて...というように 備蓄分をちゃんととっておける偉い習性があります
そこつは家にあるものはとりあえず全部食べてしまうので とっておくということができません それを考えるとそこつの方がくいしんぼうだったりするのでは ということで星を一つマイナスにしておきました


ベロリンガ
くいしんぼう度:†くいしんぼうじゃない†
本イベントにおける問題キャスティング②
ベロが長くていつも出てるという見た目でキャスティングされてるようですが だからといって食いしんぼうではない様子
ベロを出している=くいしんぼうという図式は見た目による偏見に他ならない ナイアンにはぜひ反省してもらいたい
彼らのベロに舐められると 体にしびれが来る上にとても臭いらしく とてもごめんこうむりたい


カビゴン
くいしんぼう度:★★★★★
ポケモン界の元祖くいしんぼう
食べる量は1日400kgとのことで 眠っているとき以外はエサを食べ続ける 食っちゃ寝食っちゃ寝を体現するような存在
その食性についてはいろいろ言及されますが 食べるか眠るかどちらか みたいな怠惰さの彼らが一体どこからそんな量のエサを手に入れてくるかについての言及はない
これって長年けっこうな謎なんですけど誰も気にならないのだろうか くいしんぼう度は満点をつけましたが 私はエサの取得段階に何らかの不正があるのでは と疑惑の目を向けています

https://pokemongolive.com/ja/post/greedy-gluttons/



マンキー
くいしんぼう度:†くいしんぼうじゃない†
本イベントにおける問題キャスティング③
マンキーについては怒りやすい旨の図鑑説明がほとんどで 食性に関する記載はありません 多分くいしんぼうじゃないです
このイベントではくいしんぼうでなくても見た目の偏見で選ばれてたりしていますが この子は豚っ鼻というだけで猿なのに豚枠として使われているっぽくて二重にかわいそうです
そしてせっかく登場してもレイドだけの出番で 誰にも見向きもされていない状況で一つ重ねて三重にかわいそうです
このイベントにおける一番の被害者だと思われる


バネブー
くいしんぼう度:★
バネブーがくいしんぼうかどうかという評価はなかなか難しい
図鑑説明では頭の真珠と足のバネという二大トピックがあるため それしか触れられておらず 食性については謎です
でも原作ゲーム内での特性が「くいしんぼう」なので多分くいしんぼうで間違いないとは思うんですよね
(別問題としてバネブーは生命維持のために常に飛び跳ね続けなきゃならないようなので 食事が超大変そうである)
こういうなかなか混み入った設定と考察要素がいろいろあるのですが ナイアンは豚だというだけで選んでそうなのがなんとも

ポカブ
くいしんぼう度:†くいしんぼうじゃない†
図鑑での説明ではきのみを焼いて食うことくらいしか言及がないです
人がりんごを焼いて食ってるだけじゃくいしんぼうとしてはみなされないですよね
好みの問題なだけで くいしんぼうとは関係がないです
だからこの子も豚というだけでキャスティングされているのだと思います


クチート
くいしんぼう度:†くいしんぼうじゃない†
このイベントにおいて 豚以外にフィーチャーされているポケモンのカテゴリーがあるようです
それはアゴやベロなど 口にまつわるパーツが大きいポケモンたちです
クチートも大きな口を持っていますが これは食事に使うための器官ではなくもっぱら攻撃や防御に使われるものなので くいしんぼうさには関係がありません


サメハダー 
くいしんぼう度:†くいしんぼうじゃない†
この子も鉄板を噛みちぎるほどのキバやアゴの強さについて言及されているものの その鉄板を食うわけもあるまいし それはくいしんぼうさには関係ありません

https://pokemongolive.com/ja/post/greedy-gluttons/

フカマル
くいしんぼう度:†くいしんぼうじゃない†
本イベントにおける問題キャスティング④
クチートや サメハダーと同じように この子もアゴが強いことが図鑑の主な説明内容です
が この子についてはポケモンシールドの図鑑説明で「大口だが胃袋は小さめ」であることがしっかりと記載されているのです
くいしんぼうじゃありませんよ という説明であるも同然なのですが アゴの強さとゲーム内人気により7玉の中身として抜擢されている模様です
他の子のミスキャスティングは偏見によるものが大きくてかわいそうな気がしますが この子については色々と忖度されまくってるのでかわいそうな気はしないですね ここでも登場できてよかったね(皮肉めいた言い方で)

ゴンベ
くいしんぼう度:★★★★★
1日に自分の体重と同じ100kgものエサを食べる上 好き嫌いもなく 腐ったものまで平気で食べるようです 文句なくくいしんぼうです
きのみを自分の体毛の中にたくさん隠している旨の図鑑説明があるのですが 見た目そんなに毛が長いように見えないし そんなに隠せる場所があるようにも見えないんですよね
濡らしたらめっちゃ細くなる犬いますけど あんな感じでゴンベも濡らしたら実はめっちゃスリムになるのかな 意外と痩せの大食いだったりするのかもしれない

ペロッパフ
くいしんぼう度:★
てっきり見た目のお菓子っぽさだけで抜擢されたものだと思ったら 甘いものばっかり食べているという図鑑説明がありましたので 気持ちばかり星を一つつけました
見た目の偏見によるミスキャスティングがありすぎて 逆偏見というか ナイアンを疑う癖がついてしまったのかもしれません てへぺろ


チェリンボ
くいしんぼう度:†むしろ食べられてしまう側†
このイベントにおいて くいしんぼうが光なら 影として食べられてしまう側のポケモンが採用されています つまりきのみっぽいポケモンとしての採用です
チェリンボのうしろの玉には顔がありますが こっちは食われたり 自分の進化のための栄養にしているようです しかもおいしいらしい
ドードーで言えば片方が片方の頭を食ってるようなもんなので そう考えるとなかなかえげつない気がする



タマタマ
くいしんぼう度:†むしろ食べられてしまう側†
この子もきのみっぽいポケモンとして採用されていると思われますが この子についてはピジョンがエサとして食べちゃうくらいの言及しかないので ピジョンが出てこないこのイベントでアイデンティティをちゃんと確立しているかというとすごく微妙だと思います タスクでしか出てこないし今回のイベントでは地味すぎる役回り


https://pokemongolive.com/ja/post/greedy-gluttons/

アクジキング
くいしんぼう度:★★★★★★★★★★★
他のポケモンがある程度食べる量を示しているのに対し
無限に食べて 食べたものすべてをエネルギーに変える(そのためうんちをしない)この子はポケモンくいしんぼう比べではやはり図抜けた才能を持っていると言えそうです
でも「わんこそば何杯食べれる?俺50杯かな」「そんだけかよ 俺は100杯余裕だぜ」とかやってるところに「俺無限に食べれるから俺の勝ちな」みたいなしょうもないやつが来ても白けるだけですよね 
なんかアクジキングはそんな感じの印象です くいしんぼうとしてはすごいんでしょうけどあんまり興味がないですね かわいそうですね



何が言いたいのかというと

くいしんぼうというレッテルを貼られたこの子たち
その中には
アゴが強くてもくいしんぼうじゃない子もいる
ベロが長くてもくいしんぼうじゃない子もいる
豚であってもくいしんぼうじゃない子もいる
食べる子がいれば 食べられる子もいる
あるもの全部食べちゃうそこつもいる
くいしんぼうイベント
そういうこと


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