春と嘯く
最後に更新したのが、2年前。
月日が経つのは早いものでして、えぇ、はい。
いろんなものが流行って、過ぎていきましたね。
はーあ、ぴちぴちちゃぱちゃぱ
相も変わらず、警備のお仕事をしています。
厳密には現場に出る隊員から内勤に移りました。管制と呼ばれる業務です。
ちょうど前回の更新あたりからでしょうか。
「どんなお仕事なの?」と聞かれた際は
「後出しじゃんけんを引き分けにする仕事」と答えています。
無理過ぎるwと思われる方も多いと思いますが、無理です。
新年度。
世間は新しい出会いと希望に溢れておる頃合いでしょうか。
警備業界も新年度は新しい現場がたくさん始まります。
それはもう、たくさん。
「なんでこんなに入札したの?算数苦手?」ってくらいお仕事があります。
現場の数だけ隊員がいて、隊員が出勤する日は内勤も業務があります。
日曜・祝日も業務がある現場や、24時間常駐の現場もあります。
つまり、そういうことです。
警備にもいろいろありまして。
いやいや、唐突かもしれませんが、ちょいと一読いただければ。
交通・施設・雑踏・現金輸送・核燃料輸送・機械
このくらいあります。
思ったより少ないかもしれません、すいません。
その中でも今回は交通のお話。
正式には交通誘導警備業務・もしくは2号業務と呼ばれます。
ちなみに施設警備は1号業務となります。
ですが雑踏は雑踏です、なんなんこの業界。
交通誘導と交通整理は似ていますが、この2つは似て非なるものです。
PSPとゲームギアくらい違います。※詳しくはおググりあそばせ
国語力高めの人や、国家の公務に就いてる方々はご存じかも知れませんが、この2つには「権限」という壁があります。
警備が行えるのは誘導。あくまで利用者・第3者の協力のもとで行う業務となります。交通整理は警察の権限の下で施行されるものです。
それを逆手に取って「警備ニキ(ネキ)の誘導は従わなくてええんやなwほなワイは行きたいタイミングで行きたい方向に行くンゴねぇww」と思う方もいます。実際に言ってくる人もいます。野生のなんJ民とか。
法的な話をすれば従う義務はありません。ほら、工事看板にもご協力をお願い致しますって書いてあるでしょ。
警備って実はそんなに権限を持っているわけではないんです。
ただ、協力いただいたほうがより安全ですよ。って感じです。
もっと言うと、そうしないと事故るからな。ってこと。
これが施設警備になると施設所有権の代行やら権限やらって話になるのですが、それはまたいつか、2年後くらいに、シャボンリー諸島あたりで。
いつもの通勤路
よく使うスーパー
たまに行く美術館や図書館
推しのライブイベント
どんなところだって、きっと警備員がいます。
人の安全は、何年たっても人が守っています。きっと。
警備員を見かけたときは、やさしくしてあげてください。
やべえ警備員がいた時は、ほんとすいません。
ちなみタイトルは嘯く(うそぶく)と読みます。
元ネタが気になった方はぜひ、蟲師を一読いただければ。