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在宅ワークと育児

私は子供が生後5か月のころから在宅で仕事を始めました。

とはいっても、簡単な報告業務で1日5分程度なんて日もあり、かなりゆる~くスタートしました。

どうしてそんなに早くに仕事を始めたかというと…

生後間もない子供と二人きりの生活は思っていた以上に退屈で、気だるい日々だったからです。

夜間授乳で睡眠時間が足りず、常に眠たいし、授乳で栄養を持ってかれるからか?疲れやすくて…元気がでない。

元々、仕事するのも好きだし、人と話すことも大好きな私にとって、まだコミュニケーションができない子供と二人っきりの、2LDKのマンションの一室はとても閉塞感がありました。

とはいえ、外出しようとすると大仕事でした。
マザーズバックに着替えやらオムツ・おもちゃを入れて、ベビーカーに娘を乗せて出かけるのは体力的に負担が大きく、そんな日は夕飯を作るのが億劫でした。

でも、ずっと家にいるのは嫌だ。
散歩といっても毎日同じコースをぐるぐる…つまらない

そんな日々の中で、たった5分だけでもやる「外の世界」とのつながりは、ぐにゃりと曲がった私の背中をスッと伸ばしてくれ、「ありがとう」と感謝された日には充実感を得ることができました。

娘が半年を過ぎたころ、仕事を少し増やしました。
今度はエクセルなどデータをいじる仕事で1~2時間はまとまって作業することが必要になりました。
すると、娘をいかにスムーズに昼寝に導くか?そして長く寝てもらうか?を考えるようになりました。
たま~にあるオンライン会議の時間に昼寝させようと調整するも、うまくいかないとガックリしながら、娘を抱っこしたまま会議に出たり…

仕事をしているという充実感はあるものの、娘との間に増えていく摩擦。
仕事がたまると娘にもきつく当たってしまったり…どうしても娘を足枷のように感じてしまうこともありました。

そして、うまくいかずに娘に「なんで寝てくれないのよ!?」と怒ってしまった後には、めちゃくちゃ後悔するんです。
今思い出しても、娘への申し訳なさが湧き上がってきます…

仕事はやりたい、でも娘を邪魔もの扱いしたくない

仕事と育児のうまく両立ができない!

そんな不器用な自分に腹を立ていました。

そして、在宅ワークの大きな弊害は、その様子が同僚に伝わらないこと。
同じフロアにいれば、「最近元気ないね。どうしたの?」と声をかけてもらえるかもしれないけれど、在宅は家で一人作業をするので、自分から声を上げないと「私、つらい」という状況が周囲に伝わらないのです。

今は娘を保育園に預けることができたので、ある程度まとまった時間、仕事に集中できるようになりました。
仕事・家事・育児のメリハリをつけることができて、以前よりはストレスなく働けるようになりました。

新型コロナの影響で、在宅ワークというスタイルが珍しくなくなり、オンラインツールもどんどん使いやすくなり、以前よりも在宅ワークはやりやすくなりました。
「在宅で仕事してます」って言った時に、余計な説明が不要となり、当たり前の選択肢として受け入れられるようになったことに、居心地の良さも感じています。

これから在宅ワークをする人が増えていく世の中で、
気になっているのは、昔の私のように「家事・育児と両立できない」と苦しんでいるけど、それを相談できずに抱え込んでる人がいるんじゃないかな~?ということです。

公的機関がやっている相談窓口はあるけれど、「育児」「キャリア」とそれぞれ窓口が分かれていて、「育児とキャリア」のはざまで悩んでいることはどこに相談すればいいのか?

主婦が働くことって
「本当は働かなくても生きていけるけど、好きでやってるんでしょ?」
と言われてしまいそうで、相談しにくかったりするんじゃないかな?と思っています。

抱え込んでいる気持ちをシェアするだけでも楽になるから、話してほしいな~。

あと、本当は在宅ワークしてみたいけど、一歩踏み出せない人もいるんじゃないかな~?と思っていて、そんな人に「在宅ワークで働くってどんなかんじか?」伝えられたらいいな~と思っています。

結婚や子育てで「自分」の「やりたい」を諦めてしまっている人をサポートできたらな♡

来年はそんな活動ができたらな~と思う昼下がりです。

ゆうこ

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