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参加を迷う人へ伝えたいこと【Vol.2】


「2022年夏SOKOAGE CAMPへの、参加を迷う人たちへ伝えたいこと」をインターンとして参加するべきしーとみっきーがそれぞれの視点からおくります。

2人目の書き手は、福島・楢葉キャンプ1期生(2022年3月)の、みっきー。
東京の大学2年生。政治学を学ぶかたわら、「かっこよく生きる」ことを合言葉に、地域で学ぶ市民大学でインターンをしている。「みんなが安心できる場所を、どうやったら作れるんだろう?」という問いから、庄内キャンプにスタッフとして参加予定。

SOKOAGE CAMPでは、どんなプログラムがあるの?


SOKOAGE CAMPのホームページやSNSを見ると、

いたる場所に「対話」ということばが散りばめられている。

「対話、対話」っていうけど、対話ってつまりどういうことをするの?

そう疑問をもつ人も、多いかもしれない。

対話の時間は、SOKOAGECAMPのプログラムなかでも、いわばメインディッシュ。

「対話」っていう言葉が漠然としていて、僕も申し込む前はどういうことをするのかあまり想像がつかなかった。

今回は、SOKOAGE CAMPが大切にしている「対話」って、一体どんなものなのか?
僕自身の体験を交えながら、みんなにイメージしやすくなってもらえると嬉しいな。


対話とは?


結論からいうのなら、対話とはじぶんのこころに向き合うことだと感じる。


キャンプ中は、スタッフの人や、同じ参加者同士で、将来の事、今なやんでいることなどについて、話す時間がたくさん用意されている。


毎日のプログラムは、ものすごくカッチリとは決まっていない。
だから、じぶんが「いま」頭に浮かんだこと、考えていることを、空っぽになるまで吐きだす体験ができるんだ。

時間をあまり気にせず、今じぶんが話したいことをゆっくりと、じっくり言葉にしていく感覚は、ほんとうにSOKOAGE CAMPでしか味わったことがない醍醐味!




みなさんも、日常生活で言葉を早く出さないといけない場面に遭遇することが多いかと思います。

大学の授業で発言するときや、忙しいバイト中、友達との何気ないおしゃべり、あるいは飲み会の場(?)など。

ひとによって多少違いますが、やはり自分がどんどんしゃべらないと場が進まないときって、大変ですよね。


僕の場合、そこで出す言葉は、頭から反射的に出している言葉が多い。
たとえるなら、大量生産された規格品。

けれども、キャンプ中に出していた言葉は、ほんとうにじぶんの心から、出している感覚があったのだ。
たとえるなら、丁寧につくられた工芸品。


例えば、僕が参加した楢葉キャンプでは、1日を使って「理想と現実マッピング」というワークを行った。

このプログラムは、一人一人、1枚の模造紙に自分の体の型をとって、今の自分を形作っているもの、こうなりたいと思うもの、合ったらいいなと思うののを書いていく。

そしてみんなが書き終わったら、完成した模造紙をお互いに見せあって、
「この言葉はどういう意味?」といった質問をしていく。


僕の模造紙をみたスタッフの人は、

「みっきー!これめっちゃおもしろいな!」
「どうして選んだの?」

と、興味深々に聞いてきてくれた!


僕はうれしくなって、その言葉をどうして選んだのか、小さい頃の経験を交えながら話していた。

じぶんでも、うまく言葉にできないな。と思うことがあった。

どうやって説明しよう?
心の辞書にきいて、ゆっくりと、一言ずつ出しながら、相手に説明していく。

そこで使った頭、心からじっくり言葉をだしていくと、
就活どうしようか、
留学しようか、
じぶんどうなりたいんだ?

という疑問に対する、だんだん輪郭としてうかんできたような気がした。





私たちは、普段、学校や仕事で、相手に物事をわかりやすく、簡単に説明することが求められてしまう。

しかも、時によっては即興で。

でも、このキャンプでは、そうできなくても大丈夫!

じぶんの心とじっくり会話して、一語一語をていねいに口から出していくことが、HPに書いてある「対話」っていう言葉の意味につながっているんだと、ぼくはみなさんに伝えたい。



日常生活だとなかなか気づきにくい、「ことば」の重み。

僕は理路整然と説明することが苦手で、大学の授業で意見を述べても、みんなには「???」という顔をされることが多い。

でも、SOKOAGE CAMPだと、「ちゃんと話さなきゃ」というプレッシャーがいい意味で抜けてくれる。
だから、うまく言葉になっていなくても、安心してみんなと話すことが出来る。

心から、安心して自分のことを話せるひとが、SOKOAGE CAMPには集まっているんです。


いま、どう進もうか迷っているみなさんへ


いま、参加を迷っているみなさん。

偶然にも、このnoteにたどりついてくれたあなた。


SOKOAGE CAMPでは、普段の生活では体験できない、じぶんの思いをゆっくりと言葉にする時間がたくさんあります。

どの進路に進んでいこうか悩んでいたり、
就職しようか、留学しようか、じっくり考えたい、
人とじっくり話して自分が本当にやりたいことのヒントをさがしたい、

そんな思いを持っている人や、
いったん立ち止まりたいひとが、ゆっくり進むことが出来る時間が、
このキャンプにはあります。


これが、僕が参加をまよっているみなさんへ伝えたいことのひとつです。
最後まで読んでくださったのも、何かの縁かもしれません。



以上、みっきーからでした。
ぜひ、この5泊6日のキャンプが、みなさんにとって素敵なものになってほしいとおもっています!

もし興味をもってくださったら、ぜひ当日、キャンプの集合場所でお会いしましょう!!


ここからは、スタッフのりょりょから一言です。

スタッフから一言。

私は、SOKOAGE CAMPのキャンパーでもあり、楢葉でのCAMP(みっきー注:2022年冬)のスタッフもしました。

キャンパーとスタッフ、ふたつの側面からみて強く思ったことは、「人間はうつくしいな」ということ。

それぞれが悩んで、苦しんでいることを少しだけ遠くから見てみたり、体当たりしてみたり。
そんな瞬間がSOKOAGE CAMPには多いように感じています。

人間がにんげんっぽくいられるための場所。私もCAMP中は、にんげんとして過ごそうと思います。

(有壁スタッフ りょりょ)

【SOKOAGE CAMPについて】

【2022夏開催日程】
庄内地域:8月22日(月)~8月27日(土)5泊6日
有壁地区:8月26日(金)~8月31日(水)5泊6日
気仙沼:9月7日(水)~9月12日(月)5泊6泊