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用と美を備えたロングライフデザインなシャープペンシル「ぺんてる 万年CILケリー」

社会人になり、シャープペンシル(メカニカルペンシル)は徐々に使わなくなった人が多いのではないでしょうか。しかし、時々どうしても使いたくなるときがあります。そんな時、僕が手に取るのは「ぺんてる 万年CILケリー」です。

今回は、僕がケリーに惹かれる理由を書いていきたいと思います。

シャープペンシルに求めるものは?

まず僕がシャープペンシルに求めるものは、見た目ももちろんありますが、書く楽しさや所作に感じる情緒です。具体的には、以下の2点です。

①芯が減る感覚を味わいたい
 ボールペンや万年筆にはない、紙に芯を擦る感覚が心地よいです。また芯を出すためにノックすることも書いているな、と実感が湧きます。

②線の濃淡、太さの揺れを楽しみたい
 筆圧や芯が片減りすることで、線の濃淡や太さが変わるのも魅力です。
線が太くなっていった時、シャープペンシルをクルクル回す仕草も道具を使っているひと手間を感じて、その所作が楽しいです。

万年CILケリーの魅力

僕がケリーを好きな理由を考えてみました。

ずっと愛されているロングライフなプロダクト
 万年筆のようなデザインが特徴の「万年CILケリー」の発売は1971年。53年以上も愛され製造を続けている製品です。北欧食器の定番、イッタラのティーマシリーズが1981年生まれなので、いかに長く作られているかが分かりますね。

美しさと機能性を兼ね備えたデザイン
 ケリーは万年筆のようなクラシックな形なので、ビジネスシーンでもプライベートでも違和感なく使える、普遍的で飽きのこないデザインだと思います。

 キャップ式のシャープペンシルは珍しいですが、万年筆のような見た目の美しさだけでなく、機能性にも優れています。キャップをすることでペン先を保護できるため、ペン先が折れたり、芯でペンケースなどが汚れる心配がありません。キャップを嵌める時の「パチッ!」という軽快な音と感触がクセになります。

 またペン先は先端に向かって絞り込んだ独特の形状で手元がよく見えて書きやすいです。
コンパクトなサイズなので小さいメモ帳と一緒に、気軽に持ち運べるのも魅力です。使う時はキャップをペン軸の後ろに付ければ長さを気にせず書くことができます。しかもキャップを付けたままノックができるように使い勝手を考慮してデザインされています。

まさに「美と用」を兼ね備えた製品です。

僕が使っているのは、たまたま寄ったハンズに売っていたケリー。軸がローレット加工のハンズコラボモデル。B7の手帳にピッタリのコンパクトサイズ。

限定モデルやコラボモデルも多いので、自分の好きなケリーを見つける楽しみもあります。
クラフトデザインテクノロジー(CDT)のケリーは繊細な色とデザインが良いです。専用の箱もあるのでプレゼントにもおすすめです。

まとめ

毎年シャープペンシルの新製品が発売されますが、そんな中で長年にわたり作られてきた理由は、流行に左右されず、製品としての普遍的な美しさと使い心地の良さにあると感じます。これからも手元にある一生ものの道具として、ずっと使い続けたいと思います。

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sokke_yae
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