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M5サイズのシステム手帳バインダーを自作した話
手帳好きの方なら共感していただけると思いますが、「これだ!」と思う理想のアイテムが既製品ではなかなか見つからないこと、ありますよね。
システム手帳はリフィルを入れ替えることができるので、試しながら理想の構成を見つけられると思います。ただ、「理想の手帳バインダー」も追い求めるとなかなか無いため、今回自作に挑戦しました。
なぜM5サイズにしたのか?
まず考えたのはサイズ感です。手帳はすでにB7変型があるので、それをサポートする目的としてなるべく小さなサイズが欲しいと思い、M5サイズとしました。手のひらに収まるコンパクトさが魅力で、持ち運びにも便利です。TODOやメモを書き込んで必要に応じて入れ替えられるので厚みも抑えられます。
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素材選び:革ではなく「モレスキン風のファブリック」
バインダーのカバー素材にもこだわりました。革製のカバーも素敵ですが、僕の理想はモレスキンのような質感です。しかし具体的な素材や名称が分からず、かなり調べましたが結局分かりませんでした。最終的に、本の表紙に使われるファブリックを選びました。この素材は扱いやすく、見た目も高級感があり満足のいく仕上がりになりました。
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製作のプロセス:失敗と工夫の連続
製作にはいくつかのステップを踏みました。
1. 試作で調整
まずはコピー用紙を使い、金具が隠れる高さと、閉じたときにインデックスが隠れる横幅を決めました。それから芯材をどう入れるのが適切か検討しました。今回はモレスキンっぽくしたかったのでネジのない金具にしました。リング径は10mm。この段階で表紙の型紙も作成し、全体のバランスを確認し、内側に貼る紙のサイズを決めました。
2. 角の加工を諦める
本当はモレスキンのように角を丸く加工したかったのですが、ファブリックをきれいに貼るのが難しく断念しました。斜めにカットすることも考えましたが、縦横の寸法は金具やリフィルのギリギリで作っていたのでそれも諦めました。ここは次回挑戦したいポイントです。
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3. 見返しとポケットの仕上げ
見返しには丈夫な紙を使用し、耐久性を向上させました。材料が余っていたので、予定になかったモレスキンの特徴であるポケットも作りました。ファブリックと紙を使い、簡易ながらも実用性の高いポケットが完成しました。実はポケットの構造はロイヒトトゥルムを参考にしています。
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リフィルの選び方と使い方
完成したバインダーには以下のリフィルを入れています。まだ試行錯誤しながら使っているところですが、EDIT手帳とセットで使うことを想定して選んでいます。
• PLOTTER バンドリフター:モレスキンのようにバインダー自体にゴムバンドを付けようと考えましたが、メンテナンス性を重視しました。ゴムが伸びても交換が簡単です。
• Ashford ペーパーリフター:下敷きです。定規としても使えるので持ち物が減ります。
• Ashford カラーインデックス:各リフィルを分けるために使っています。地味ですがあると便利。リフィルが固定してきたらタイトルを書きたいと思っています。
• KNOX 方眼リフィル:メモ用。方眼は書きやすさと汎用性が魅力です。
• KNOX リーガルパッドメモ:TODOを書き出しています。青色なので手帳から外して置いても目立つのが良いです。小さいので気軽に使えて、必要に応じて清書して1週間分のTODOとして、手帳のデイリーページに落とし込む時に使ったりしています。
• Datemarknoteさんのリフィル:オリジナルリフィルを作られている方です。管理に便利そうな、デイリーとハビットトラッカーを購入しました。自分でもリフィルを作ってみたくなります。
リフィルの選び方でバインダーの使い勝手が大きく変わるのも、システム手帳の楽しいところですね。
満足のいく結果と次への期待
今回、自作してみて自分の理想を形にする楽しさを改めて実感しました。失敗もありましたが、結果的に満足のいくバインダーが完成。この小さなM5サイズのシステム手帳が、日々のタスク管理やアイデアの記録に欠かせない存在になりそうです。
次回は、もっと精度を上げたり、角の丸みを実現したりするなど、さらなる改善にも挑戦したいと思っています。
他の方のバインダーの自作やおすすめのリフィルがあればぜひ教えてください!
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