膝の痛み
今回は膝の痛みについて話します。
膝の痛みと聞いて何を思い浮かべますでしょうか。
変形性膝関節症、前十靭帯損傷、半月板損傷等思い浮かべるでしょうか。
今回は日常生活を過ごす上で一番多い変形性膝関節症について話します。
変形性膝関節症とは…
普段の歩き方・立ち・動作の仕方により、膝関節の骨が変形してしまう疾患です。骨が変形することで関節の隙間が狭くなりクッション材の減少が生じ、神経や血管を傷つけることで激痛が生じることがあります。
また、筋肉も硬くなり筋肉にも疼痛が生じやすくなります。
どうやったら変形性膝関節症なりやすいの?
基本的に私の考えは以下の理由が多いと考えます。
①がに股や内股歩きをする。
②スポーツで足に負担をかける。
③膝の怪我により筋肉が弱くなる。
④バランスが悪くなる。
それではそれぞれ私の考えを紐解いていきます。
①まず、なぜがに股・内股になるのでしょうか。
がに股は足が開くことで支持基底面が広がりバランスを取りやすく歩きやすい…
内股はその方がかわいいから…
等考えられるのでしょうか。
がに股・内股で歩くことで膝とつま先が同じ方向向かず膝関節が捻れる状態に成ります。そのため、時間をかけて膝が変形していきます。そのため、若い女性・年配の方が多いようです。
②スポーツでは切り替えやダッシュ等膝に負担がかかる場面が多いようです。特にサッカーはインサイドキックや軸足に負担がかかりいわゆるo脚になる人がいます。そのため、昔から部活やスポーツをやっている人に多いです。
③上記②による怪我・手術等で大腿四頭筋、臀筋群の筋力低下により膝周囲の筋バランスの低下が生じ、一部の筋肉に負担がかかり歩き方・動作の仕方が変わり膝の変形・筋肉の疼痛が生まれます。
④高齢になり筋肉が低下が低下するとバランスが低下します。バランスを取るため膝の皿が外を向くことでo脚になり、上記①に繋がります。
自分は変形膝関節症なの?
それでは変形性膝関節症かどうかどうやって確かめればいいのでしょうか。
それは簡単な見分け方があります。
手の指3本以上入ると変形性膝関節症の可能性あると言われています。
このような症状あれば今後の疼痛が生じる可能性あるため病院に相談しに行ったり・理学療法士に歩き方、動作の仕方、トレーニングの仕方を学びに行くことをオススメします。
変形性膝関節症の治療は…
変形性膝関節症になったらどう治療すればいいでしょうか?
始めに大事な事をお伝えします。
1度変形してしまった骨は手術でないと元に戻りません。
ではどうするか
①筋肉をつける
②歩き方変える
③姿勢を変える
これらが大切です。
①どこの筋肉を付けていくか。
O脚もx脚も似た筋肉が大切です。
○薄筋
○臀筋群
○大腿四頭筋(特に内側広筋)
②歩き方では、o脚もx脚も骨で支えることが出来なくなることで筋肉の負担が上がり疼痛に変わっていくことが多いです。
→そのため母趾を意識し力を入れることで骨で体を支えることが出来、筋肉の負荷が減少疼痛が減少します。
③姿勢は骨盤の捻れ、骨盤を中間位に保つことで膝を曲げて歩くことが大切です。
いかがだったでしょうか。
一度曲がった骨は治せないため、曲がらないように姿勢・歩き方等注意しましょう。
次回をお楽しみに!!