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DATA Saber挑戦日記③~LOD計算の使い方~
初めまして 現在DATA Saberに挑戦中のそうきちと申します。
DATA Saber認定に向けての復習の記録となります
学習中に特にためになったLOD計算について自分なりにまとめております。
今後、DATA Sabarを目指す方の助けになれば幸いです。
LOD計算とは
LODとは、「Level of Detail」の略になります。Tableauのオンラインヘルプでは「詳細レベル」と訳されています。つまり、「どのくらいの詳細な粒度(レベル)でメジャーが集計されているか」を示すものです。通常は、ビューの状態によって自動的に詳細レベルは決定されます。例えば、「カテゴリ別」の「売上」を表示している状態であれば、詳細レベルは「カテゴリ」ですし、その状態でさらに「色」に「サブカテゴリ」を設定すれば、詳細レベルは「サブカテゴリ」になります。もっとも細かいLODごとに、メジャーである「売上」が集計されるということです。
LOD計算の種類
LOD計算は全部で3種類あります。
FIXED関数
INCLUDE関数
EXCLUDE関数
それぞれの使い方に関してみて見ていきます。
FIXED関数
FIXED関数はLOD計算の中で最もよく使われる関数です。ビューに使われているディメンションを一切含まず、FIXED関数内で指定したメジャーのみで集計を実施します。
{FIXED ディメンション1, ディメンション2,・・・: 集計関数(SUM(), AVG()など)}
使用例
カテゴリ、サブカテゴリごとの売り上げを表示します。
![](https://assets.st-note.com/img/1693014283301-hjLTb7Wv0d.png?width=1200)
次に下のようなFIEXD関数を作成します。
![](https://assets.st-note.com/img/1693014795275-p8HNn78Vbw.png?width=1200)
次にカテゴリ別売り上げを用いてカテゴリごとのサブカテゴリ割合を出します
![](https://assets.st-note.com/img/1693015659025-MulbPyj2IH.png?width=1200)
作成した計算フィールドを列に追加します。
![](https://assets.st-note.com/img/1693015790045-APcGTfAUdx.png?width=1200)
図のように、ビュー全体の集計単位はサブカテゴリですがカテゴリに対する各サブカテゴリの売上の割合を表示することができました。
INCLUDE関数
INCLUDE関数は、 ビューに使われてるディメンションに加えて、INCLUDE関数の中で指定したディメンションを加えて、ビューのLODよりも詳細な粒度で計算するものです。
{INCLUDE ディメンション1, ディメンション2,・・・: 集計関数(SUM(), AVG()など)}
使用例
図のようなINCLUDE関数を作成します
![](https://assets.st-note.com/img/1693017801526-HqXG78XJWj.png?width=1200)
作成した計算フィールドを集計を平均にしビューに追加します。
![](https://assets.st-note.com/img/1693017926377-RZwueYel1Y.png?width=1200)
図のように、ビュー全体の集計単位は地域のみですが顧客IDごとの売上平均を表示することができました。
EXCLUDE関数
EXCLUDE関数は、ビューに使われているディメンションからEXCLUDE関数の中で指定したディメンションを除外し集計を実施します。INCLUE関数と逆の関数になります。
{ EXCLUDE ディメンション1, ディメンション2,・・・: 集計関数(SUM(), AVG()など)}
使用例
図のようなビューを作成します
![](https://assets.st-note.com/img/1693018258268-pL95bN3f1X.png?width=1200)
次に下のようなFIEXD関数を作成します。
![](https://assets.st-note.com/img/1693018374794-vgomHgcPli.png?width=1200)
作成した計算フィールドを列に追加します。
![](https://assets.st-note.com/img/1693018449270-dN8cJV9nGx.png?width=1200)
ビューのLODから「サブカテゴリ」が除外され、「カテゴリ」単位で売上が集計されているのがわかります。
まとめ
LOD計算はなかなか理解が難しいですが簡単な表を用いて何度も動きを確認することが大切になってきます。
使えるとかなり便利な機能なのでぜひ習得してみてください