ガルシア杯ベスト8 ドガスロスト
■はじめに
こんにちは
第三期ポケカ四天王のまくです。
今回はガルシア杯(128人規模)で使用し、ベスト8になったドガスロストの解説記事です。
対戦内容は
予選
ゾロアークバレット 〇
アルジュラ 〇
ロスト 〇
ルギア ×
ロスト 〇
ルギア 〇
トナメ
ルギア 〇
アルジュラ ×
といった感じで、ルギアには2-1、ロストには2-0と環境トップに十分戦えるデッキです。
■構築経緯
パラダイムトリガー発売当初、環境トップをルギアが走り続け、その後ろにミュウ、レジギガス、ロストが続く形だった環境が、最近ではルギアに匹敵するほどに数多くの結果を残しているロストデッキ。
パワーが高いことは評価できるのですが、序盤にアクロマが引けないと大幅にテンポロスしてしまう、また最近ではルギアのウォッシュ水エネルギーによる対策でライコウやカイオーガの刺さりが悪くなり、ややルギアに見劣りするように見えていました。
今回テンポロスへの回答としてマタドガスを採用し、数ターンもらうことによって、サポートや展開を安定させることを目標に構築しました。
また、相手のマナフィ、ウォッシュ水エネルギーなどに左右されず戦える構築というのも一つ条件として作ったデッキです。
■デッキレシピ
■採用カード
・ドガース2
・マタドガス2
ルギア環境で刺さりの良いカード。
序盤しか使わないと思われがちですが、中盤にネオラントのアクアリターンで出すと強い場面もあり、クララで複数回使うことがあります。
・かがやく枠はリザードン?ゲッコウガ?
現在ロストに入っているかがやく枠は二種類で、用途によって使い分けられています。リザードンは少ない枠でロストギミックに足りない打点を補う役割で、ゲッコウガは山札にエネルギーを戻す札や別のアタッカー等必要なものの、対戦全体で安定性を上げる役割があります。
今回は割ける枠が少ないことと、ドガスでターンをもらうことで安定性を確保しているのでリザードン。最近はゲッコウガの技を打てる機会が減って、相対的にリザードンの評価が上がってますね。枠取らないので省エネですし。
・ネオラント1
サポートを持ってくることが出来る中盤のアタッカー。
マタドガスの打点がしょぼい点、毒にした後暇な点を解決してくれる優秀なアタッカーで、ネオラントのためにミラージュゲート3に増やそうとしていました。
・ガラルファイヤー
ミュウ対策の一枚。基本的に気が付いたらロストに行っていることが多いが、終盤に第二のリザードンとして使うことも。アタッカーを増やすことはロストシティ対策にもなって◎
・サポート配分
・マリィ3
マリィ→覚醒の動きが強力なので一般的なロストより多め。
・クララ2
クララは一回はリザードン、一回はドガスラインの回収を目的として入れています。もう一枚ほしいがネオラントでサーチできるので2。
・ボス1
ドガスがいるので採用。中盤以降にドガスで縛ったり、リザードンでvを回収するために使われます。
・自由枠
ガルシア杯ではシンオウ神殿で出場しましたが、鉱山のほうが良いと思います。
マリィと釣り竿は抜けます。代わりに入れるとしたらドガスラインの三枚目か、神殿を鉱山にするならボス二枚目もありですね。
■プレイング
・基本的なプレイング
後1かくせいまたは先2でバッドポイズンorかくせい、その後はバッドポイズンでサイドを進めていき、サイドが進んだら普通に戦い始める
これが基本的なプレイです
・いつ特性ロックを解除するの?
捲られない打点、サイドまで届いたらです。
マタドガスの特性上、毎ターン相手のあなぬけのひもやボスの司令によって解除される危険性があります。バッドポイズンの打点は低いので、過信し過ぎずにある程度止めたらネオラントで比較的大きなダメージを出したりウッウやヤミラミで戦いに行くことを常に考えましょう。
例
最序盤にルギアにバッドポイズンを打ち、進化されずに番が帰ってきたとき
返しで120乗るのでウッウでとれます。サイド先行出来るので十分過ぎるアドバンテージです。逆に倒さないと進化されて残りHP160のルギアはとても倒しにくくなってしまいます。
マタドガスが入っているので序盤から終盤まで特性ロックすると思われがちですが、実際は序盤にアドバンテージを取るカードという認識をしておいたほうが良いと思います。
マッチごとのプレイング
・ルギア
ルギア以外のスタートはフリーでサイドが取れるのでとてもありがたいです。ここでは少しシビアなルギアスタートしたときのプレイングに焦点を当てて書こうと思います。
バッドポイズン(40)→相手のルギアが進化→バッドポイズン(80)→ターン帰ってくる(120)→ネオラントアクアリターン(280)
これを目標にします。先程例に出したように、ルギアが進化しなかった場合はもっと簡単になります。この間にマタドガスが倒されることもありますが、ネオラントからクララで回収してアクアリターンで前に出してあげましょう。
ポイント
アクアリターンで前に出す用のマタドガスにはエネルギーを貼らない
これは結構大切で、貼ったせいで手持ちのエネルギーがなくなってアクアリターンが打てない、なんてこともよくあります。
また、相手のネオラントがバトル場に居るときは最短で倒しましょうバッドポイズンで2ターンかけて倒そうとするとアクアリターンされて痛い目を見ます。
ボスを打たれたらどうするの?
序盤のボスは結構きついです。ただボスを打つために先1でクロバットを使っていたり、ポケモンを広げたりすると案外戦えます。
鉱山で縛るプレイ
ルギアはスタジアム破壊をバケッチャに頼っており、特性を止めた状態ではなかなか割ることが出来ません。なので、もし序盤中盤にボスで呼ばれてしまい、ルギアに倒されるなどしてテンポが怪しい場合はエネルギーの付いていないアーケオスを縛ってあげるとサイド一枚分ただでもらえます。
また、最近ではムーランドが入った構築が主流になっており、このデッキの場合序盤のムーランドは返せるものの、残りサイド2枚の時のムーランドは弱点となり得ます。相手のサイドが3or2になったときに、アーケオスを縛り、バッドポイズンとロストマインを合わせることにより、事前に30載せていれば相手のアーケオスを枯らすことが出来ます。
・ロスト
ルギアとは打って変わって、マタドガスが長く前に出る戦いになると思います。
基本的に止めていたらウッウもキュワワーも止まるので、バッドポイズンを打っていたらもう負けないサイド差になっていたなんてこともあります。相手が回収ネットを多用してきてサイドが取れず、捲られるのが怖い状況では、アクアリターンで早めにサイドを進めましょう。もし進めることができなくても入れ替えリソースを使わせるので、特性が解除されてもロストはあまりたまりません。また、数枚サイドが取れたら普通に戦い始めましょう。25分では間に合わなくなってしまいます。
・ミュウ
マタドガスが刺さらない相手です。普通のロストとして戦うしかありません。
サイドプランは1-3-2で、1はウッウ、3はガラルファイヤー、2はヤミラミかリザードンで取りましょう。相手が上手だと中盤からサイコシャンプで小物が前に出てきて大変なので、通りそうにない場合は1-1-2-2になります。ヤミラミを早く使いたいのでどちらにせよロストを貯める意識が大事ですね。
・レジギガス
マタドガスが大活躍する対面
従来のロストリザードンはレジギガスに対して序盤にサイドを取るのに2ターン掛かったり、もしくは回収ネットで回収されてサイドが進まなかったりして、その間に盤面が整ってサイド先行されて負ける、なんてことが多々ありました。
ですがマタドガスが特性を止められることにより、止めさえしていればレジ側が戦える回数が有限なので、ネオラントクララアクアリターンなど使いつつ、マタドガスがバトル場に居ることを維持しましょう。
そもそも特性を使わずにエネルギーをつけ切るのには多くのターンを使いますし、それにより後続もいないので、マタドガスさえ切らさなければそこまで難しい相手では無いと思います。ボスが入っていても少ないので相手のサイドが4になるまではロックをしていて良いと思います。そこからはリザードンとガラルファイヤーの戦える回数がサイドの枚数以上であればサイドを進めに行っても良いと思います。
最近ではHP130のレジエレキが採用されているので、そのターンにヤミラミでサイドを取らない限りヤミラミは数に入れないほうが良いです。盤面にHP120以下のポケモンが居るならヤミラミから入りましょう。
・アルセウスジュラルドン
サイド3-3を目標に戦います。つまり、アルセウスは無視します。
バトル場アルセウスベンチジュラルドンに対して、あなぬけのひもバッドポイズンで、ターンが帰ってきたらリザードンで倒す。
これを2回繰り返します。相手もエネルギーが余分に入ってるわけではないので、そう何度も逃げられないし、逃げてるとすごいキズぐすりのエネルギーが無くなるので、通るターンが来ます。ロストマインを打つ時は結晶の洞窟に気をつけて。それでも余ったら3点はアルセウスに置いときましょう。二体目のジュラルドンが進化してこなかったときに役に立ちます。
正直この対面は大分不利寄りなので、当たったら相手が噛み合わないことを祈りましょう。
最終的なデッキレシピはこちら
最後までご覧いただきありがとうございました!質問があればtwitter(@sokesokesoke200)まで!
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