0526「上海上港戦のチケットを買った話」
前回から随分間が空いてしまってもはや日記でもなんでもないが、思い立ったので書いてみる。
書いていなかった間に仕事が佳境を迎え、自分自身の結婚式もあった。今日は結婚して初の週末だ。
前回は上海申花の試合を観に行ったことについて書き、試合の内容を書かずに終わってしまったが、今の時代試合の内容はインターネットを通じて知ることができるし、そういう記事はプロの方が書かれているので初めて観に行ったにわかが書く意味はあまりないのかなと思い、席に着くまでをレポートできて割と満足してしまった。
そこで今日は1ヶ月前くらいに上海上港の試合を観に行った際のレポートをしようと思う。
上海申花を観戦したときは現地のチケット売り場でチケットを購入したが、上海上港の試合は事前にネットでチケットを予約して行った。
この辺の情報はインターネット上にも全然ないので中国でサッカーを観ようと思う人にとって少しは参考になるのではないか。
電話番号の入手
まず前提になるのが中国で何かしらのネットサービスを使おうと思うと、ほぼ100%、中国国内で使える電話番号が必要ということだ。正確にいうとSMSを受け取れる状態でなければならない。
今回のチケット予約サービスも電話番号が必要なのでそれは用意しなければならない。前回上海申花のチケットを窓口で買ったのは当時まだ電話番号を持っていなかったのも理由の一つだ。
私はその後現地の通信会社と契約してSIMを買ったが、旅行などの場合は現地まで来て中国語で契約しにいくのもなかなか難しいと思うので、eSenderというサービスにトライしてみるのが良いと思いつつ、私自身は試したことがないので確約はできない。またこの辺のレギュレーションが頻繁に変更されるのが中国で、いま使えても来月使える保証もない。とにかく日本にいながら試すことができるようなのでトライしてみる価値はありそうだ。
摩天轮票务
さて、本題のチケット予約だが、私が今回使ったのは摩天轮票务というサイトで、サッカーに関わらず様々な公演のチケットを扱っている。
チケットを探しているといくつかのサイトに出くわすが、このサイトは実際に使ってみて問題なくチケットを手に入れられたし、一番UIが分かりやすいと思う。
体育赛事というタブから目当てのチケットを探す。探し当てるのはそんなに難しくないだろう。
目当ての試合が見つかったら、チケットの値段と種別を見て買うチケットを決める。ポイントなのはこの値段が日々変わるということだ。ダイナミックプライシングというやつ。
購入するチケットを決めたら会員登録をして購入する。このとき電話番号が必要になる。
私の場合支払いはWeChat Payを選択した。支払いはWeChat PayかAlipayから選択することになるが、おそらく現時点で日本国内からチャージできるのはWeChat Payだけなのではないかと思う。チャージにはポケットチェンジという端末を使う。
しかし中国の支払い事情も日々変化するので何がベストか確定的なことがなかなか言えない。
チケット受け取り
購入が完了するとその旨がSMSで通知される。ここで電子チケットが発行されるわけではなく、後日受け取り場所を伝えるから待て、という内容だ。
購入の際に郵送のオプションも選べるが、別料金がかかる上、もし郵送の過程でトラブルがあった場合に対応できないと思い、自分で当日取りに行く選択をした。
かなり心配だったが、試合の前日にSMSでチケットの受け取り場所が指定された。
スタジアム横のショッピングモール5階らしい。
当日指定されたショッピングモールに行ってみる。てっきり事務所的なものがあり、その窓口で受け取れるものだと思っていたが5階はレストランフロアで、チケット受取窓口的なものは一切見当たらない。
疑心暗鬼になりながらフロアをくまなく歩いてみると、隅っこの非常階段へ続く廊下に机を並べてチケットを渡していた。
この即席感が中国らしい。でもこういう合理的ならなんでもOKな感じは中国の良いところでもある。ここで届いていたSMSを見せるとチケットをもらうことができた。チケットを手にできればこっちのものなのでそのまま隣のスタジアムへ。
スタジアムにて
前回同様3重のセキュリティを通る。今回はカバンの中身まで確認されることはなく、検査は少し緩い印象。
スタジアムは相変わらず古びた感じでJリーグの各地で感じるようなワクワク感はあまりない。というかない。
試合前にMCが客席を回ってサポーターに注目選手をインタビューしたりしながら会場を盛り上げていたのが印象的だった。
試合は札幌ドームでもプレーを見守ったことのあるフッキが豪快なミドルを決めて目の前でゴールパフォーマンスするというラッキーはあったものの上海上港は負けてしまった。
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