：：： 日産セレナ ルキシオン ：：： 究極のおひとり様用ヴィークル

ミニバンについて車に詳しい方が解説してくれていますが、車の知識が無い私はどうも「車」と言うより乗り物として車に興味があるようです。家族の誰も一緒に車に乗ってくれなくなったので、セレナ ルキシオンというプロパイロット2.0（ハンズオフ機能付きADAS）の付いた車を「おひとり様用ミニバン」として買ってみました（笑）。

どんな車と比較される

同じような車としては、トヨタのノア/ボクシー・ホンダのステップワゴンがあり、ファミリーにとってどの車が良いかという比較が多いです。ここで注意していただきたいのは、セレナはルキシオンになっても決して高級車ではありません！ということ。値段が高いので良い車のはず…と考えると、期待外れになるかもしれません。ただし、セレナの前に乗っていたアルファードと比べて、セレナ ルキシオンの方が運転手としては運転しやすく、乗り心地が良いです。

プロパイロット2.0

「やっちゃえ、日産」で有名な「ハンズオフ運転」。このために車を購入したのです。はじめは「ハンズオフ」なので、腕組みをして運転していましたが、トンネル・工事中・草刈り中・工事車両など、高速道路では制限速度の変更が多い事に気付きました。プロパイロットでは速度標識を認識して、＋10km/hの速度まで設定が可能です。速度変更は数km先から他の車の流れを無視して表示されているので、急に速度を落とすと危ないことがあります。

そんなときはハンズオフではないハンズオンのプロパイロットでADASを使うとよいです。ある筋の情報によると、ルキシオン以外のプロパイロットとはADASのコンピュータの世代が違い、普通のADAS（自動）運転でもルキシオンは優秀なようです。今は、「基本的にはハンドルに手を置いており、たまにハンズオフできる」という状態で使っています。フロントガラスに映写されるHUD（ヘッドアップディスプレイ）が青（ハンズオフ）から黄色（ハンズオン）になっても、特別変わったことをする必要がないので、とても快適です。左車線をゆっくり走っても良さそうなら、速度も標識通りにゆったり走ることもできます。

e-ペダル

40-50km/hくらいまでの速度なら、e-ペダルがとても感覚的に動かせて良いです。ブレーキをかけないとと思った時には、自然と速度が落ちていた感覚（実際にはペダルを戻すことでモーターでブレーキがかかっている）になります。速度が乗ってくる道路だと、e-ペダルではニュートラル感がなくて不自然な感じになるので、e-ペダルボタンは押しません。

その他のおひとり様用便利機能

まだ、機能がよく分かっていないのですが、以下は便利だと思う機能です。

• 車から離れるとカギがしまる

• 運転席の後ろ辺りの車の下に足を入れると、スライドドアが自動で開く

• 左右に曲がりやすい（回転半径が短いだけでなく、曲がるポイントが分かりやすい）

• 後ろのドアが半分開く（バックドアは開けるの大変ですが、セレナ（全車種）では上半分だけ非常に軽く開きます！）

まとめ

プロパイロットパーキングは未だにうまく使えていないし、社外から車をキーリモコンで前後に動かす機能も使えていないのですが、乗り物（ヴィークル）としてとても面白いです。車に詳しくない私なので、キックボードで高速道路を手放しで自動運転できる乗り物がでたら、そちらに乗り換えちゃうかもしれませんが、これまでの車と違って運転したくなる車です。

間違えてほしくないのは、「いつかはクラウン（今ならアルファードやレクサス？）」というような車ではなく、ルキシオンといえども電動シートでもないし、2列目の高級感は全くないので、お金持ち風に見られたい人にはお勧めしません。もっとかっこよくて、一人乗りでも違和感のないルキシオンのような車が発売されるとしたら、そちらに乗り換えたいですｗ。でも、私の利用用途でのルキシオンとしての完成度は高く、しばらくは他の車のことが気にならなくなりそうです。