見出し画像

2021年の抱負


 雪景色と共に2020年が終わり、雪景色と共に迎えた2021年。すでにもう2週間経っているけど、今年の抱負でも綴っていくことにする。


 例年何かしらの目標やプランを考えて新年を迎えるクセがあり、今年もそれは変わらない。しかし、これまでとは大きく違う考え方でとりあえずのゴールを設定してみた。


ここではその目標を決めた過程を主に書くことにする。


約半年前にアベマTVで「Doing」と「Being」の違いについて取り上げられていたのを思い出し、それをヒントにした。


Doing:仕事や家事、勉強など(=タスク)の日々やるべきこと

主に食べていくためにすること、とも言える。

これに当てはまる目標としては例えば、営業でトップを取る、月収○○円を稼ぐ、掃除を毎日欠かさずする、週3でランニングを最低○キロ、など。

➡️「行動する」ことによって価値が生じる。


・Being:存在意義や考え方、価値観など自らのありかた

主に生きていくためにすること、と認識している。

これに当てはまる目標としては例えば、どんな人生を送りたいか、どんな自分でありたいか、自分の姿がどうあれば理想に近づけるのか、などを決めるといい。

➡️「思考する」ことによって自分の価値を生むきっかけを作る。


 これを踏まえてまずBeingの目標は、自分の場合


場所や時間に制限されずいつでもどこでも旅をしながら仕事をする「旅人スラッシュワーカー」になることである。

画像1


ここで想像した自分は、他人に指図や束縛されることなく自分の責任で旅と仕事を両立できている、そんな自分の姿を理想であり目標にした。


 次に、先ほどの理想を現実にするには、どれぐらいの時間を旅と仕事に捧げばいいのか。旅に時間を割きすぎると金銭的に厳しくなるし、仕事に時間を割きすぎると十分な旅ができず、ただの仕事人間になってしまう。


例のパンデミックの影響で今年は海外に行くことを半分諦め、かつ大学を卒業する2022年に本格的に旅人スラッシュワーカーとしてのスタートが切れればいいので、今年は仕事と旅の比率を8:2で設定した。つまり大体仕事を10ヶ月、旅を2ヶ月できればいいと言う考えである。


 さらに、旅をするにあたって予算はいくら必要なのか、これを考えないといけない。


これは昨年人生の転機となった旅人エンジニア留学の中で考えた「人生でやりたい100のリスト」をもとにすでにある程度の目星はついている。このリストの多くは海外でのやりたいことなので、今年は国内でできそうなものに限られてしまうが。


例えば実際に掲げたものを挙げると、スキューバダイビングのライセンス取得、サーフィンの体験、1週間のサバイバル生活、長野でスノボーする、わんこそば50皿を30分以内で完食、祖父母を蟹旅行に招待する、など。ここではあえてお金のかかるものを取り上げた。


これらに加えて毎月の固定費や生活費を合計したものが今年1年で必要な費用になる。ざっと計算しても100万もかからない。


ということは、月に8万円があれば望み通りの旅は実現できるのである。これで旅人スラッシュワーカーの旅人の方の目標は明確になった。


 次は旅と最低限の生活をするための資金を確保するために何をすればいいのか、どんな仕事をすればいいのか、これがDoingの側面である。


Doingの目標はWeb制作と動画編集という2つの大黒柱で月8万を得ることである。長期的に見れば占星術をメインでやっていきたいので、この分野でも結果を出せると理想だが、今年は占星術の学習に重きを置きつつ、大黒柱で基盤を安定させていければと思っている。


 以上が今年の抱負を2つの観点から考えてみた結果である。


これまでは、「今年こそは〇〇円を稼ぎたい」と言ったようなDoingの目標だけで、稼いだ後の理想の自分(Being)についてはまったく考えていなかった。だから「今多く何かを得ていたら後にどこかで役に立つだろう」と不安定な未来にばかり投資をしていた。


to doリストのようなものが結構世に溢れているけど、to beに関するものや機会はほとんど見られない。実際は「自分はどうありたいのか」を考える方が遥かに大切なのに。


自分の理想の姿(to be)を先に考えはっきりさせることで、するべきこと(to do)がブレにくくしかも明確になるような気がする。


長期的な目標から逆算して必要なステップを考え、実行するほうが自分には適しているように思う。逆のパターンでは過去うまくいってないからそう言ってるだけだけど。


失ったお金はスキルさえあればいつでも取り戻せるけど、失った若い貴重な時間は世界一のスキルを身につけたとしても絶対に取り戻せない。タイムマシーンがない限り。


このことを、旅人スラッシュワーカーとして生きるというBeingの目標を明確化できたことで思い知ることができた。


旅だけできても不十分、スラッシュワーカーだけでも不十分、こんな欲張りな自分ではあるけど、自分にはこの道が一番誇りを持てるんじゃないかと思っている。そして多少欲張っても実現可能なのが今の時代の最大の強みではないか。


仕事ができることは不可欠ではあるけど、それだけでは不十分でもあるように思う。自分の考え方や存在に価値を見いだされつつあるこの時代だからこそ、草鞋は何足でも履いていいんじゃないか。


競争の世界を勝ち抜くナンバーワンよりも共創の中で形成されるオンリーワンを目指した自分の未来開拓はもう始まっている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?