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【SOily】にはわけがあります。

私が小学生だった頃、グループサウンズに影響を受けていた友達がいました。特にビートルズに染まっていましたね。彼らは小学生にも拘らずコピーバンドを結成していて、土曜日の授業が終わるとリーダー役の家で練習していました。私もよく遊びに行っていました。その頃は既にビートルスは解散していて、彼らは初期の曲「Help!」とか「Get Back」などをコピーしていました。その他友達の家でよく流れていた曲はJ.レノンの「Mind Games」と「Power To The People」、P.マッカートニーの「Band On The Run」や「Jet」だったのをよくおぼえています。

それから数年経ち中学時代になると、女の子の間ではベイシティローラーズが流行っていました。 高校時代は外国ミュージシャンではABBAが、国内はアリスが全盛期でした。しかし私はなぜか時代と逆行して、ビートルズの楽曲に興味を抱くようになりました。しかも行き当たりばったりで、音楽革命を起こしたとされる名アルバム「サージェントペパーズ・ロンリーハーツ・クラブバンド」から聴き始めてしまったのです。なぜ音楽評論家や有名ミュージシャンたちが、このアルバムを名盤中の名盤と絶賛しているのか??さっぱり分かりませんでした。だけど、ラストの「A Day In The Life」の曲の構成や不思議な余韻に引き付けられました。(今はこのアルバムの起承転結に納得~共感しているつもりです)それから「ホワイトアルバム」やら「マジカルミステリーツアー」等々を聴きあさりました。

そんな時、ビートルズ解散後のメンバーたちの活動など、情報通で話しの合う友人ができました。 お恥ずかしのですが、ポール・マッカートニーがWingsというグループを結成していたのを、その頃初めて知ったのです。彼の家でベストアルバムを聴いていたら、小学生の頃友達の家で聞いた  「Band On The Run」と「Jet」が流れて来るではありませんか!
それからすっかりハマってしまいました。

P.マッカートニー & Wingsのライブアルバム「Wings Over America」との出会いは、多感な高校生時代に私を支えてくれた、なくてはならない宝物です。オープニングが「Venus&Mars」~「Rock Show」~「Jet」のメドレーから始まるという、ぶっちぎりのLIVE盤。アンコール曲は「Hi Hi Hi」でしたが、その後に控えていたラスト曲が「soily」(当時未発表曲)だったのです。
当時一回のLIVEでの観客動員数(70,000人)のギネス記録を作った伝説のコンサート(シアトル キングドーム)でした。当時としては珍しかったレーザービームとスモークの効果で、怪しげに浮かび上がってくるP.マッカートニー&Wingsがsoilyを歌う・・・。
からだの奥底から湧き出て来る、生き抜くパワーを感じる楽曲です。

この想いを込めてクリエイター名としました。


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