母が○○を見なくなった件
京大卒元メガバンカーの総一郎です。
僕が離婚をして実家に帰ってから一年が経った。
思い返せば、両親と一緒に暮らすのは高校生以来である。
せっかくまた一緒に暮らす機会が出来たのだから、何か恩返しがしたい。
ということで僕は独りよがりかもしれないが母親に色々なマインドセットをしている。
残りの人生の時間、より幸せな時間を過ごして欲しいという願いを込めて。
ということで、今日もそのマインドセットの一貫で母が辞めた行動の一つをご紹介する。
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▼母がテレビを見なくなった件
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母はテレビが好きだった。
食事中や洗濯物をハンガーに干したり畳んだりする時間はもっぱらテレビでバラエティー番組を見ていた。
ただ何となくテレビをつけて、比較的面白そうだと思ったモノを流したり、録画しておいたものを見たり、その時々でさまざまだった。
#今は洗濯物をハンガーに干すことは稀だが
#参考記事はこちら
『母が乾燥機付き洗濯機を買った件』
そんな生活をしていたもんだから、急にテレビを奪い去るのは難しい。
僕「選択肢が12個しか無い中から、『比較的面白そうやなぁ〜』っていう“ベター”なものに時間を奪われるのはもったいなくない?」
母「でもたまに面白いのやってるんだよ」
僕「その “たまに” に出会うためにどれだけの時間投資するの? 主体的に探そうと思わない時点でその情報はお母さんの人生に必要無いってことだよ」
母「まぁそうかもしれないけど、そんなにずっと見てるわけじゃないから良いんだよ」
という調子。
僕は荒療治が必要だと思い、ある行動にでた。
テレビ線を隠したのだ。
母は渋々受け入れたが、当然、父からは顰蹙(ひんしゅく)を買ってしまった。
が、人間「慣れる」のだ。
数日もすれば違和感が無くなる。
むしろ却って食卓で会話が生まれた。
良いことづくめだ。
かつて僕が子どもの頃「もうテレビは辞めなさい」とか「テレビなんてろくな番組やってない」とか「テレビばっかり見てたらバカになる」とか親に怒られたものだ。
が、数十年経った今、気づけば立場が逆転している。
習慣とは恐ろしいものだ。
「テレビばっかり見てたらバカになる」と言っていた張本人がテレビ漬けになっているのだ。
どうしても見たければ録画して。
どうせ見るなら12個という少ない選択肢の中の“ベター” よりも、NetflixやYouTube等の中から選んだ “ベスト” を。
受動的でなく主体的に選んで見た方がきっと良い。
母は今では地上波はほぼ見ず、YouTubeで自分の好きなお笑い芸人のネタを見たり、最近始めた趣味の家庭菜園に関する情報をせっせと集めている。
母の老後が受動的なものからクリエイティブなものになっている気がして嬉しい。
もしただ何となくテレビを見てしまう癖のある方は、一度テレビ線をどこかに放り投げてみてはいかがだろうか。
より生活に彩りが出るかもしれない。
PS(追伸)
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