VCが投資先を決める際に考えてること
ポール・グレアムの、上記のブラックスワン農場のブログは面白かったです。
以下に、私が要約します。
ブラックスワン(Black Swan)とは
事前にほぼ予想できず、起きたときの衝撃が大きい事象のことです。
ブラックスワンの語源↓
ヨーロッパでは白鳥は白い鳥だけと思われていた。
しかし、1697年にオーストラリアで黒い白鳥(コクチョウ:ブラック・スワン)が発見される。
以来、ありえなくて起こりえないことを述べる場合、“ブラックスワン”という言葉を使うようになった。
出典:wiki
VCのリターンは、限られた一部の大成功によってもたらされる
私たち(=ポール・グレアムのVC)が資金を提供した企業群の総評価額は100億ドルかそこらだ。
だがたった2つの企業(DropboxとAirbnb)で、そのおよそ3/4をたたき出している。
出典:ブラック・スワン農場のブログ
上記のような事実により、VCは、非常に大きなマーケットを狙う起業家に投資したがります。
具体的に、VCは以下のような市場規模を狙う起業家に投資を望みます。
(VCの投資対象は)SOMが100億円以上、SAMが500億円以上、そしてTAMが1000億円以上が理想と言える。
→SOM (今のプロダクトで狙える顧客セグメントの市場規模)
→SAM(2〜3年の期間で狙いたい顧客セグメントの市場規模)
→TAM (最終的に獲得したい最大の市場規模)
出典:前田ヒロ「理想的なシリーズAのSaaSスタートアップ」
最後に‥‥‥小さい市場規模で起業するのは有り
VCが興味を示さない小さいサイズの市場にも、起業のチャンスは有ります。
そういう小さい市場は、競争が激しくないです。
あなたの生活を自由にする程度のサイズのビジネスの市場は、世の中にゴロゴロあります。
私と仲間は、VCから興味を示されないサイズの市場で起業中です。
「起業=VCから投資を目指す」ということはありません。
詳細は以下のnoteに記しました。