起業家が事業計画を正確に立てる方法
結論、確実性の高い事業計画を立てるには、
以下の画像の赤い部分「重要で不確実性が高い仮説」から検証する。
です。
出典元は以下の本です。
上記の本の、重要部分を以下に抜粋します。
有望な新しいアイデアが現れたら、もちろん財務予測を立てる必要がある。
だが(立案する財務予測が)正確だと見なす代わりに、いまの時点ではごく大まかな数字でしかないことを認めるのだ。
(中略)
有望に見せかけるための操作をチームに暗に促すなどという茶番はやめる。
代わりにプロジェクトチームに、当初の予測の基礎となる仮定をすべてリストアップさせる。それからこう尋ねるのだ。
「この予測が実現すると現実的に期待するには、どの仮定の正しさが証明される必要があるだろう?」。
リストでは、重要度と不確実性の高い順に、仮定を並べる。リストの一番上に、最も重要で最も不確実性の高い仮定を書き、一番下には重要性と不確実性が最も低いものが来るようにする。
経営陣は、すべての基礎的仮定の相対的な重要度を理解したうえで、プロジェクトを承認する。
だが一般的な検証方法を用いるのではなく、とくに重要な仮定をすばやく、できるだけ費用をかけずに検証する方法を、新たに考案する必要がある。
Clayton M. Christensen,James Allworth,Karen Dillon. イノベーション・オブ・ライフ ハーバード・ビジネススクールを巣立つ君たちへ (Japanese Edition) (Kindle Locations 787-789). Kindle Edition.
人は、すぐに自分に都合の良い予測計画を作ってしまう
起業家は、すぐに自分の都合のいい売上の計画を作ってしまいます。
大体、その売上の予測は甘めで過大です。
不確実の度合いが高く、売上へのインパクトが強い仮説から検証し、本当にその計画が正しいか可能な限り確かめてから起業しましょう。