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[解説] 数学的に最適な共同創業者や、スタッフを採用する方法
上記のリンク先の講演者のハンナ・フライは数学者です。
彼女は、マッチングアプリで一番いい人に出会う方法は、以下の方法と言ってます。
最初に出会う候補者の37%は真剣な結婚相手としては全員、問答無用でお断りする。
そして、そのあとそれまでに会った37%の誰よりも 「良い」と最初に感じた人を選ぶ。
一人と結婚したら、結婚後に良い人に出会っても結婚できません(離婚する選択肢はこの場合無視します)。
採用も似てます。一度Aさんを採用したら、その後、良い人であるBさんが出現してもすぐその良い人のBさんを採用できません。
つまり、あなたが15歳~35歳までにパートナーを選ぶとして、以下のような状況の結婚を目指すということです。この考えは、採用にも応用できます。
これが、数学的に最も良い、共同創業者や、採用を失敗しない方法です。
ビジネスでの具体例
例えば、あなたがある会社のポジションの空席を埋めるため、合計、100人の候補者を面接するとします。
最初の37人(全体の37%)は、全員、不採用とします。
そして、38人目以降、それまでに出会った37人より、少しでも良い候補者が現れたら、その人を採用します。
10人面接するなら、37%を満たすため最初の4人は不採用です。
そして、その後の6人から最高の人を選ぶと、一番良い人を採用できる可能性が高まります。
デメリット1
最初の37%の中で、最高の人が含まれてたら、残りの63%に最高の人は含まれてないリスクはあります。
つまり、残りの63%にはダメな人達だけ含まれてる可能性があります。
図解すると以下です。
これだと最高の人と結婚(採用)できません。
デメリット2
まあまあな人と結婚(採用)してしまうリスクがある。
例えば、最初に出会った37%の人がヘボすぎて、基準が低くなる。
そして、3番目に出会った、最初の37%の人よりマシだけど、ヘボい人と結婚してしまう。
一人と結婚(採用)してしまうと、そのポジションは塞がるので、他の人と結婚(採用)する機会は無くなる。
最後に
採用も結婚も、何人応募が来るか分からない。
故に、母数が把握できず、どこが37%分かりにくいです。
アルバイトや中途採用の募集の場合は、経営者が応募順に面接入れがちです。
しかし、採用であれば、募集開始した段階で締め切り設けて、締め切り後に面接すれば母数の37%が分かります。
結婚なら、15歳から35歳までの20年間で、2年に一人、お付き合いするとして、合計10人とお付き合いするとして、最初の3~4人(約37%)とは結婚しないのが数学的には適切です。
この数学的事実、採用の参考にしてみてください。