[解説]北極星の指標を決め、起業を成功させる方法
小さい会社は北極星のような最重要KPIでまとまる
起業後の小さい会社は「人、モノ、金」の資源は常時不足です。
故に、起業家は最高率の策に会社の資源を集中します。
起業家は、最高率の策の実行のため、最重要KPIを一つ決めます。
最重要KPIは、北極星のように、人を導く指標の必要があります。
そして、起業家は会社の全員が「最重要KPIの改善」に向けて努力できる体制を構築します。
最重要KPIを設定する理由
関係者が経営判断の際、「どっちに行ったらいいのか」と迷うから。故に最優先KPIを一つ決めるのは重要です。
最重要KPIの条件
まず、会社の関係する皆が一発で理解できることが必須です。
正しいKPIを設定することは重要
最重要KPIは、同じ業界でも会社毎に違います。
例えば、牛丼業界の例をあげます。
牛丼屋の吉野家と、すき家でもKPIは違います。
吉野家のKPIは「店員一人当たりの接客数」です。つまり、効率的な店舗運営をすればこのKPIは向上します。
吉野家の場合、定員一人当たりの接客数の改善のため投資しました。例えば、「店への使いやすい最新の食洗機の導入」などです。
結果、店内で働く人は効率的な店舗で働き、吉野家の売上は伸びました。
一方、すき家のKPIは「店員一人当たりの売上」です。
店の一日の売上が100万円とします。で、
100万円(=100万円を1人で稼ぐと100万/1人) > 50万円(=100万円を2人で稼ぐと100万/2人)
となります。
つまり、上司はKPI改善のためになるべく現場の人を減らします。
すき家は、最重要KPIである「店員一人当たりの売上」を向上を試みました。
結果、人手を減らし、ワンオペを徹底しました。そして、以下のような問題を起こしました。
つまり、吉野家とすき家という、似たような牛丼の商売でも、KPIによって経営方法は大きく変わります。
KPIの例
上記の図の出典:優れた起業家は何を考え、どう行動したか kindle 2694/6133
私の経営する当社の場合、昔はLTV/CACでした。
しかし今はチャーンレートです。
起業のステージにより、最重要KPIは変化します。
適切なKPIを設定できれば、起業成功の確率はグッと高まります。
私のおすすめは、効果が累積するKPIです。詳細は以下のnoteです。
最後に
私のこのnoteは、以下の馬田さんのスライドを参考にしました。
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