SaaS起業家が絶対見るべき記事
上記の記事はとても良かったです。Freeeの創業者の方が書いてます。
上記の記事の中でも、以下の文章に私は「なるほど...」と唸りました。
freeeでは、当初原価率(サーバー代、カスタマーサポートの人件費など)はあまり気にしていなかったし、それが正しいと今でも思っている。
明確な指針として、
AWSのサーバー代の節約のためのアクションをとる暇があったらユーザーのための開発をする、
カスタマーサポートの原価を気にするよりは神対応をして一社でもハッピーカスタマーを増やすことの方が大事、としていた。
原価率については、改善余地だけは大まかに認識しておいて、大きく資金調達をしてバーンレート(毎月失ってしまうキャッシュ額)が億単位になってから、向き合うでよいだろう。
原価は数字で目で見えるので分かりやすい。つまり経営者は管理しやすい。
神対応でハッピーカスタマーになった人の数字は、数字で計測しにくい。つまり経営者は管理しにくい。
しかし、この計測しにくいハッピーカスタマーを増やすのが、起業では、どんなことよりも重要です。
有名なVCのポールグレアムの言葉を借りれば、「make something people want(人が欲しがるものを作れ)」です。以下のスライドの10ページ目の言葉です。「つまりハッピーカスタマーを作れ!」と言うこと。
人が欲しがるものを作ることができれば、資金がない、人手が足りないなどは些細なことです。
人が欲しがるものを作ることができた起業家には、VCや銀行が投資します。
チャーンレートは重要
また、上記記事はKPIとしてチャーンレート(解約率)に着目している点も、良かったです。
私は運営するSaaSビジネスでチャーンレートを重視しています。チャーンレートが経営に一番効いてきます。
SaaSを運営する起業家はチャーンレートとしっかり向き合いましょう。どうチャーンレートを下げるかが成功の鍵です。
解約率が高いと、経営状況は一気に悪化します。
チャーンレートが無いSaaS以外のビジネスの場合
SaaSでないビジネスを運営する人は、リピーターの数をどう増やすか、という戦いになっていくでしょう。
リピーター以外では、良いクチコミをsnsやアマゾンなどのプラットフォームに貯める戦いでしょう。