ChatGPTを使って起業する際は「参入障壁の有無」に注意
ChatGPTによる起業は参入障壁が無い
最近、革新的なチャットツールであるChatGPTのapiが公開されました。
そして、以下のツイートのように、ChatGPTのapiを使った開発競争が激化しています。
私は、ChatGPTを使った起業は危ない…と感じています。
理由は、ChatGPTだけを使ったビジネスは、参入障壁が無いからです。アプリ開発のスキルがあれば、ChatGPTのapiを使って誰でもアプリが作れます。
ビジネスの3要点は、高い付加価値を生む、参入障壁がある、時流に乗ってること
私が尊敬する投資家の奥野さんが日経のインタビューに答えている内容を掲載します。
そして、奥野さんは、以下のようにAIのビジネスには参入障壁が無いと言っており、私もそう思います。
AIチャットくんは今のままでは成功できない
AIチャットくんという、LINEでChatGPTの対話が可能なサービスが、バズっていました。以下の画像がAIチャットくんです。
ChatGPTがラインで実現できています。これに私は少し感動しました。ですが、このAIチャットくんはマネタイズが可能とは思えません。
そもそも他の大企業が同じように、ChatGPTベースのAIチャットくんに似たサービスをリリースしたら、AIチャットくんをリリースした小さい会社はリソースで勝てません。つまりAIチャットくんのビジネスは参入障壁が無い。
データの有無が勝敗を分ける
もうすぐ、上記の画像のようにスラック上でChatGPTが使えるようになります。
noteも、ChatGPTが使えます。
slackはビジネス客の一次情報を持ちます。noteはブロガーの一次情報を持ちます。
このように、価値のある一次情報を持つ企業がChatGPTを使うと、大きなビジネスが展開できそうです。
今後は、各個人の医療情報をもつ会社や大学が、健康診断をするChatGPTに一次情報を提供するなどの事例も出るでしょう。
起業家のあなたは、ChatGPTで起業する前に、「待てよ…ChatGPTで起業しても参入障壁は有るのだろうか」と考えましょう。
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