起業時のリスクを最小化する「PSF」
起業は、アイディア生成→CPF→PSF→PMF(事業化)とステップを進みます。
このnoteでは、PSFを紹介します。PSFは、Problem Solution Fitの略です。
「CPFで発見した問題」を解決する最良の方法を探す段階です。
なぜPSFは重要か
成功するスタートアップは、実際の製品制作や売り方構築に取り掛かる前に、あることに意識を集中します。
それは「起業アイディアに対する需要の有無の検証」です。
以下の出典資料によると、成功するスタートアップは失敗するスタートアップより2.2倍、この検証に意欲的です。
出典先資料の画像:
(出典: Startup Genome Report Extra on Premature Scaling)
PSFの検証法
検証法は、手作業型MVP(Minimum Viable Productの略)です。
以下のスライド(DLはこちら)の中で、いくつかのMVPが紹介されてます。
上記のスライドの重要部分を以下に抜粋します。現実的にはオズの魔法使いか、コンシェルジュの二択からMVP法を選びます。
*上記スライドの価値仮説とは、今あなたが持ってる起業アイディアが「価値があるか」の仮説です。
まずは、コンシェルジュ。
コンシェルジュの具体例↓
ドアダッシュは、レストランの持ち帰りの食事を注文者の家まで届けるサービス。
客がお金を払わない場合、プログラミングなどコストの高い検証前に、そのアイディアを捨てられます。
以下のダイニー(HPへ)は、飲食店のモバイルオーダーを実現するアプリ。
ダイニーは、元々モバイルオーダーの裏側は、創業者が手作業で実施してました。プログラミングではなかった。
例をあげます。
ある客Aが、飲食店Zに、ダイニーのアプリでモバイルオーダーを注文したとします。
そして、ダイニーの創業者が客Aから入った注文をダイニーで確認し、レストランに電話で客の代わりに注文&決済をします。
実際にはプログラミングせずにプロトタイプのサービスを作り、客Aが本当にダイニーにお金を払ってくれるか検証しました。
客からは、本当にアプリが自動で動いてるように見えます。しかし、裏側で創業者などの人が作業を実施してました。
これが「オズの魔法使い型MVP」。
さて、このPSFを実際に具体的にどう進めるのかについては、このnoteで解説します。
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