起業時のリスクを最小化する「CPF」
起業は、アイディア生成→CPF→PSF→PMF(事業化)とステップを進みます。
手順を踏まずに起業すると、お金も時間も一瞬で蒸発します。
このnoteでは、CPFを解説します。
CPFとは
Customer Problem Fitの略です。客が「良い問題」を持ってるか検証する段階のことです。
Yahoo JapanのCSOの安宅さんは、以下の「イシューから始めよ」の本で、解決策(例:起業家のサービス)より、「良い課題」を選定するほうが重要と説いてます。
良い問題とは、「既存の技術で解けて、儲かる問題」です。
儲からない問題を高度な技術で解決しても、利益は生まれません。
なので起業家のあなたは、いきなりアプリを作ったりせず、まずは
「解こうとしてるその問題が儲かりそうで、解く価値が有りそうか。」
をCPFの段階で検証することから始めましょう。
そもそも、起業家のあなたが有ると思ってた問題自体が無いのは普通です。(参考事例:アートギャラリー事例note)
具体的なCPFの検証方法は、こちらのnoteのカスタマージャーニーです。
CPFに集中すると起業に成功しやすい
成功するスタートアップは、CPFに集中する傾向があると、「Startup Genome Report Extra on Premature Scaling」で言及されています。
多くの起業家はカスタマージャーニーでCPFをしません。
理由は、「客が、本当に価値がある問題を抱えているか」を確かめるのがめんどくさいからです。
CPF検証は、数日~数週間です。
しかし、いきなりプロトタイプを作って無駄な数ヶ月をかけて遠回りにCPF検証をする起業家が多すぎです。
なぜいきなりプロトタイプを作り始める起業家が多いか。単純にものを作るのは楽しいからです。
何ヶ月もプロトタイプを作り、それが客にとってただのゴミだったら辛いです。
起業は成功するまで挑戦が必須です。挑戦し続けるには上手に失敗することが重要です。カスタマージャーニー以外の、うまく失敗する方法をまとめたnoteはこちら。
最後に、このCPFの成功確率を劇的に高める秘策があります。それは、起業家自身が自分の起業アイディアの最初の客になるという方法です。私はこれで成功しました。詳細noteはこちら。