フェリーとバイク、灯台と猫。 2023年 5月21日(日)
朝、ホテルから歩いて高松港へ。高松港から、フェリーで男木島へ向かった。この日は快晴で、後方のデッキの座席でフェリーの引き波を眺めながら、途中女木島経由で40分。港に降り、古嶋さんのかねてから「ぜひ見たい」と言っていたもう一つの灯台、男木島灯台へ向かう。山道を歩くこと、30分。灯台が見えたころ、古嶋さんが感動の一声「見えたっ!」。 山口県の角島灯台でもそうだったが、灯台を見てこれほど興奮する人は人生で初めてである。こちらも角島灯台と同じく、白い灯台ではない灯台。御影石でできているらしい。「喜びも悲しみも幾歳月」のロケ地として有名とか。ここで1時間ほど過ごす。
ここはキャンプも可能で、埼玉から全国一周をめざしている、ヤマハ版のカブである「メイト」が停まっていた。カブではなく、製造中止のメイトというのが渋い。
古嶋さんに灯台をたっぷり堪能してもらったあと、フェリー乗り場に戻る。どうやら、ここは猫島としても有名らしく、あらためて港周囲を散策すると、人間を怖がらない猫があっちこっちに。帰って、岩合光昭さんの島の猫の写真集を図書館で借りてくると、男木島の猫も6ページにわたって載っていた。あっちこっちで、猫を撫でては、尾道の「猫の細道」ではできなかったことができ、満足する。この島はタコが有名で、お昼にタコ飯を食べようと、島の中腹にある店まで上がったのだが、日曜日であっという間に売り切れた模様。
瀬戸内海国際芸術祭というのが、香川県の瀬戸内海に浮かぶ島で三年に一度、開催されているらしく、よく報道されているのが、直島にある草間彌生の「赤かぼちゃ」だ。この島にもオブジェとして、「歩く方舟」が島の南端にある。フェリーの待合室もスペインのアーティストがつくったもので、瀬戸内海の島それぞれで、アートによる観光客誘致を行っているらしい。
1時間ほどのんびりと、次のフェリーがくるのを待ち、高松へ戻る。昼ご飯を食べそびれていたので、早めに夕食へ。なんとなくジャンキーな味が恋しくなり、ホテルの斜め向かいのインド料理「ラムジャム」でビール。タンドリーチキンなどを頼むが、カレーを食べるほどの元気がなくなり、結局、昨日行った「うどん棒」で、うどんを食べてしめる。
明日は、最後となる徳島へ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?