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留学生活のマンネリ
こんにちは。
気づけばもう2月じゃないかと驚く著者ですが、留学生活も残り4か月ほどとなりました。
今回は、少し自分のことを振り返りたいと思います。
留学生活にマンネリ感を感じる
年が明けるくらいから、正直ノルウェーでの生活にあまり楽しさを感じることができない生活が続いています。
半年も同じ場所に住んでいれば、いくら留学しているとはいえ、新しさが失われていき、ここでの生活のネガティブな部分が見えてくるのです。
例えば、ベルゲンの天気はここでもよく出てくる話題ですが、非常に雨が多いです。去年は200日以上雨が降ったという記録もあります。
初めのうちは、「また雨だ!さすがベルゲン」とも思ったものですが、ここまでくると、正直雨はもううんざりという気持ちです。
そのうえ時たま台風のような風が雨と一緒に吹くものですから、たまったものではありません。
逆に、晴れの日が続くと奇跡のように喜んで外に出かけます。
まあ、2日もすればいつも通りの天気に戻りますが。
風が強いので、ここでの生活を始めてから基本的に傘をさすことをあきらめ、防水のジャケットを着ることによって雨を防ぐようになりました。
これは現地人もみんなやっています。傘をさしている人はあまり見ないです。
あともう一つは物価です。
ノルウェーの物価は世界でも有数の高さで知られています。
知っています。理解していました。
ただ、今まで約半年間はほとんど日本の物価との比較にとどまっていましたので、そもそも日本よりもヨーロッパ圏のほうが物価は高いという認識、またノルウェーという国柄における物価の高さが比較対象でした。
しかしながら、年明けについにヨーロッパ大陸に上陸し、日本を抜いてGDP世界3位になったドイツ、オーストリア、そしてチェコを旅行した結果私は気が付いてしまいました。
「やっぱり、ノルウェー物価やばくね??」と。
おそらく日本の視点からすればおそらくドイツなどヨーロッパ諸国の物価もなかなか高いのでしょう。
ただ、ノルウェーに半年住んでいる私からすれば、正直言ってかなり安いなと思ってしまいました。
ノルウェーのマクドナルドはセットを頼めば余裕で2000円を超えます。
それに対して、ドイツでは大体1000円ちょっとだったとおもいます。
ヨーロッパ旅行の1週間は正直「いいな。安いなあ。」と思いながら旅行をしていました。
その結果、感覚が完全にバグり、ふたを開けたら結構使ってしまっていたことには目をつぶらさせていただきます。金欠。
何が言いたいかというと、私は知らないほうが幸せであったことを知ってしまったということです。
まあこの物価の高さのおかげで、今までほとんど外食をすることなく生活してきた結果、自炊力だけはついたと思います。
そこは感謝。
自分は日本に帰りたいのかもしれない
何しろノルウェーでの留学生活は時間だけはあるので、いろいろ考えたり、本を読んだりする時間が非常に多くあります。
この点は、日本で大学に行き、バイトをして、飲み歩いていた時には絶対にすることができなかったことだと思うので、非常に有意義だし、やりたかったことをする時間があるのはとてもうれしいことだと思っています。
また、ここでの生活は何か不自由な点があるかというと、正直何もありません。ベルゲンはあまり大きくないということもあって、非常に住みやすい町であることは間違いないですし、この町は好きです。
ただ時々、なにか足りないと思ってしまうのです。
東京にいたときには、身の回りに娯楽が無限に存在していて、駅前には間違いなくカラオケがあり、居酒屋があり、いつどのようなときに行っても確実に娯楽を享受することができます。
1000円で一晩中カラオケをしたり、3000円でお酒を浴びるように飲んだりすることはノルウェーでは不可能なのです。
飲み放題というシステムを考えた人は心から天才だと思います。
3000円なんて、ノルウェーでは安いウイスキーを一本買うことができるかどうか、レモンサワーというものはそもそも存在しませんし、缶で売っているのは基本的にビールだけです。
またお酒の話になってしまった。いけないいけない。
とはいえ、これは事実であり、何かつまらないと感じてしまうのです。
この物価の中でも私のノルウェー人の友人は、イエーガーマイスターという40度近くあるお酒を一晩で、しかもたった一人で700mlの瓶一本飲み干すんですから、おそろしいものです笑。
話を戻しますと、日本ほど娯楽に豊富でかつお財布に優しい国はほかにないのではないかと思ってしまったわけです。
ことわっておきたいのは、私は留学生活をすること、そうすると決めたことに対して全く後悔はありません。
このような気づきも、日本をでて一定期間生活していなければ知ることができなかったであろうことですし、ノルウェーには日本には、特に東京にはない自然の美しさ、ゆっくり進む時間、また何よりここで学んだこと、知り合った人々がいるからです。
ただ、それでも、やはり日本という国が素晴らしい国であるということを外に出て感じる毎日を特に最近過ごしており、そこから日本に帰りたいという気持ちが生まれているということも事実です。
これから
今後は、ノルウェーでの生活はもちろんですが、帰国後のことをそろそろ本格的に考えていく必要があります。
帰国すれば、就活が始まります。
しかも、例えば外資系のコンサル企業などは、インターンが6月から始まるところも多くあるので、悠長にしていることはできません。
留学している同期の友人たちも少しずつ考え始めている人もいるようです。
ただ基本的に企業説明会などは、対面で実施される場合が多いので企業情報の収集はせいぜいネットで検索するくらいで、たまにあるオンラインでの説明会に時差を考慮して可能な時間であれば参加するくらいにとどまっています。
留学生活後半のセメスターでは、残り少なくなってきたノルウェーでの生活を楽しみ、いろいろな経験をするだけではなく、帰国後のこと、またさらに先のことについて考えを巡らせながら生活する必要がありそうです。
自分は割とプレッシャーがかかる状況が好きなほうなので、少し大変な状況でも楽しむ気持ちを忘れずにいたいなと思います。
まとめ
今回は、少し留学生活に慣れてきた自分を振り返ってみました。
留学を始めたばかりのすべてが新しいという状況から変わった今の状況をありのままに書くことができたと思います。
何もかもが「留学生の理想」のようにいくわけはないということです。
残り数か月、ノルウェーという美しい国での生活を最大限楽しみたいと思います。
ではまた次回。