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サマータイム
こんにちは。もう10月も終わりですね。今現在午後11時を過ぎたところですが、日本はすでに11月1日の朝7時を回ったところでしょうか。
実は最近日本との時差が8時間になりました。
サマータイムという概念をご存じでしょうか。
主に西欧諸国で導入されている制度なのですが、その期間が終わりを迎えてある日突然時差が1時間増えました。正確に言うと元の時差に戻りました。
実をいうといつからその日になるのか知らなかったので、朝起きたときに気が付かず、友達のインスタのストーリーをみて時差が増えていることに気が付いたという何とも現代人な現象が起きました笑。
まあ正直朝起きたら時間が一時間分前に戻っているなんて気が付きませんよね。日本にはない制度なので、どのようなものなのか調べてみました。
概念としては日照時間が長い夏の時間に時計を1時間早めることによって仕事を終えてもまだ明るい時間が残っていてハッピーだよねというものみたいです。
個人的には結構面白い制度だなと感じました。実際のところどうなのかはわからないけど、定時に終わるのが当たり前のヨーロッパのワーキングカルチャーだからこそ成立するものなのだろうなと思います。また、高緯度地域はとくに夏の間は日照時間が長めなので、一時間時間が早いことによってより多くの活動を明るいうちにすることができるので、特に有効な制度なのではないかと思います。
期間を調べてみたら今年は2023/03/31~2024/10/27までだったようです。
よく考えてみるとサマータイムのほうが普通の時間で時が動く期間のほうが短いんですよね。またこの期間はヨーロッパでの場合であり、アメリカにはアメリカのサマータイム期間があるみたいです。面白いですね。
日本でも戦後すぐの時に導入されたことがあるみたいです。環境省のサイトによればGHQによって導入されたようですが、労働時間の増加、慣習の変化を好まないということを理由に4年間で廃止されたようです。
数年前に日本でも導入したらどうかという議論が出ていたことを記憶しているのですが、どうなのでしょうか。
メリットとしては消費が増えたり、電力の節減の効果があることが期待されているようです。あとは犯罪率や事故率の減少の効果も期待されているみたいです。
デメリットとしては、やはり労働時間の増加の可能性があることと、やはり生活リズムの乱れが起きることのようです。
まだ外が明るいのにも関わらず帰宅することに対してうしろめたさを感じるなどして結果的に労働時間が増えてしまう可能性があるようです。この問題は特に日本で起きやすい問題なのだろうなという予想は容易につきますが、こっちで生活をしているとワークライフバランスの大切さや浸透度を本当に感じます。夜だったり土日は必ず家にいて家族との時間を過ごしている人や、町を歩いていても平日にも関わらず普通にお父さんがベビーカーを押している光景をよく目にします。日本では土日には見ることはあるかもしれないけど、平日にお父さん一人でベビーカーを押している光景をあまり見ることがなかったような気がします。話がそれましたが、サマータイムは仕事と私生活の分離がしっかりされているうえで導入されるべき制度であるように思います。
また、二つ目の生活リズムの乱れですが、これは個人的に少し感じている部分があります。まずはシンプルに日本との時差が一時間広がったので、日本にいる人と連絡を取るときにはそのことを考慮に入れる必要があります。また、同じ場所に生活しているのにも関わらず1時間という微妙な時差ボケを体験しているような感じがして奇妙な感じがします。私は基本的に12時半ごろ床に就くのですが、今の時間で11時半ごろに眠気が来てしまい、まだこの環境に完全に順応にできていないなという感じがします。どうやら生活リズムの乱れに関してはそれを証明する研究もあるみたいです。
基本的に保守的な今の政府でサマータイムが導入される可能性は低いと思いますが、会社単位では導入される可能性は十分にありますし、そうすることによって地獄のような通勤ラッシュを回避できると考えるだけで導入する価値があるようにも思います。数か月後日本に戻ってまたあれに乗らなければならないと考えると今からぞっとします笑。
だんだん東京も涼しくなってきたみたいですが、こちらにいる身からすればまだまだあったかいですね。もう秋は終わってしまったように感じますが、日本の秋はもう少し続きそうですね。
食欲の秋!
では。また次回。