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一反木綿←これ
ペルソナ3リロードを邁進(めっちゃ進めること)しているのであまり覚えていないが、その前に進めていたペルソナ5タクティカに「一反木綿」が出てきて、ふと尺貫法にも触れないとなと思った。
ヤードポンド法に触れた回↓
一反木綿、まあまあ一反の木綿でしょと処理していたが、一反は991.736㎡である。意味するところは「クソデカい布」に近い。
これは落とし穴で、反という単位は土地を測るときと布を測るときで大きさが全然違うのだ。布の方の一反は幅3m弱で長さが6mくらいのを指す。
中国から「端」という布の面積の単位を輸入したとき、こっちも「反」でよくね?と一緒にしてしまったそうなのだ。まあまあ漢字ビギナーに表意文字の意義を考えろというのは酷だろうし。
よかった。危うく一反木綿はこんな感じの大きさだった!という奇説を唱えるところだった。
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尺貫法、1里は36町、1町は60間、1間は6尺、1尺は10寸というように、先日触れたヤード・ポンド法に比べていくらか行儀のよい倍数関係になっている。
ヤードポンド法と同じく、それぞれの単位がそれぞれのルーツで勝手に決められはしたが、後に「めんどいから倍数にしようぜ」という動きがきちんとあったらしい。日本が島国だからか、中央集権的だからか、とにかく少し誇らしい。
一反木綿について、Wikipediaに目撃談が数例載っており、その中の1つがこれだった。
東高円寺では犬の散歩中の女性が空を飛ぶ布を目撃し、しばし追跡したという。
サザエさんがシーツを追いかける下町の風景である。
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