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機嫌が悪いとわざわざ説明する行為
・ストレスの元については自分なりに深く向き合いすぎないようにしているので、説明しろと言われてコンサルの面接みたいに網羅的に列挙できるものではない
・それでも、何かができなくて本当に人に迷惑をかける事態になったとき、(人に迷惑をかける事態になっているくらい弱っている状態で、)迷惑をかけるに至った原因を何かに代表させて説明しなければならない
・「最近忙しかったので体調を崩して」とかである
・「過去の制作努力に比して快楽が返ってきておらず、これからの生産的行動で主に生産されるのは先々の後悔であるという絶望をし、云々」では納得を買いづらいから、「最近忙しかったので体調を崩して」と言っているのだ
・「これまでの学校生活全体から、こういった教育制度に自分が合っていないと感じる」を、「〇〇くんに昨日の帰りに死ねと1回言われた」に代表させて不登校になろうとした中学時代を思い出す
・しっかり鬱病な気がするので、次の通院時にそういう相談をしてみようと思うが、「何かあったんですか」と聞かれたらなんと言えばよいのか
・「特別に劣っている自分を特別に優れているかのように扱ってくれるような出来事が今まで運良く続いていたが、それが途切れている(または自分から受け取らないようにしている)ため、特別に劣っている事実を思い出している」とでも言えばよいのか
・わざわざを「態々」と書くように、困窮した状態を説明するにも演出めいた工夫が(困窮しているのに)必要なのが本当にどうしようもない
・その辺りが上手い人を見ると、その辺りが上手いなあと思う
・「手が空いたらルービックキューブを回す」と「手を動かしていないのでずっと手が空いている」いう状況が重なり、ぬくぬくと間違った方向に育つ5歳のギフテッドのような生活をしているが、その間ずっと唸りながら「思い出しても仕方ないこと」を思い出し、片っ端から忘れている
・そんな生活の中にもひとつ良かった意識改革があり、「何を呟いても大量にリプライが来て羨ましいなあ」と思っていた人のリプライ欄が1つ1つ見ると自分に来ていたら発狂モノの薄さをしていることに気づき、リプライが来ることへの憧れを一旦失い、リプライ欄を閉じる選択ができるようになった(開いている場合は閉じ忘れている)
・人を慰めようと思うなら、最低限文章を読んだほうがいい
・音楽を売るということは人間の生々しく薄い部分を相手に商売をするということであり、その覚悟を決めたあとなだけに、人間の生々しい薄さを見ると「これを敵としてはいけないのか」という風に気分が落ち込む
・お前は薄くないのか、ではなく、自分も薄い場合があり、自分は薄い場合の自分を中心にウケてきたからこそ余計に、という話である
・皆が薄く見えるのなら自分が濃すぎるだけなのだが、皆が大変だというのが自分が大変な思いをするのを許せる理由にならないのと同じで、皆が薄いことは自分が薄くなってよい理由にはならない
・文章をちゃんと読んでちゃんと書くかどうかの話をしているだけなのに、これを「濃い」と相対化しなければならないのが何?という感じだ
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