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入院食が最高なワケ~満足感~

毎日でも食べたいアーユルヴェーダ入院食

最高においしい!
のはインド、アーユルヴェーダの入院食。
どのくらいおいしいかというと、
そこの子になって、暮らしたいくらい(笑)

私は普段から菜食なので
ほんとに~?
と思われてしまうかもしれないのですが、

お肉、お酒、甘い物大好き食いしん坊男性も
うまい!
と太鼓判を押しています。

アーユルヴェーダ入院食の特徴

  • 生命力のある新鮮な、土地のものを使う

  • 手作りのあたたかな食事

  • 六味(甘味・酸味・塩味・辛味・苦味・渋味)すべてを用い、舌を満足させる

  • 体質や体調に合わせてそのバランスを調整する

  • 五感で楽しみ、メニューに変化をもたせ、心も満足

  • 香辛料は控えめ

南インド・ケララのカラルマンナにある
ネチイルアーユルヴェーダでは
食材のほとんどが自家栽培されています。

院長のDr.Sasikumarは福岡正信さん(自然農法)
をご存じで、尊敬されているそう。
食材や薬草の育て方をとても大事にされています。

幸せそうに働いている女性たちが
丁寧につくってくれているのも美味しさのポイント。

ネチイルアーユルヴェーダの朝ごはんは
ドーサ、アッパム、プットゥ、ヌールプットゥ、イドゥリなど
主食もバラエティ豊か

アーユルヴェーダは肉食を否定はしていませんが、
入院食はサットヴァ(純性)な菜食のことがほとんどです。

写真のバナナは蒸したもの。
ねっとりとして、増した甘味とほのかな酸味が絶妙。
トリートメント中は消化の火を弱くしたくないので、火をいれるひと手間が加えられます。

満足感が心身を滋養する

味というのはサンスクリットの音でRasa(ラサ)
ラサには他に、
感情・美的鑑賞・芸術的な喜び・美しい音色
といった意味があります。

どんなイメージでしょうか?

満たされる

味=満たされる
身体が満たされる
こころが満たされる

健康で幸せな毎日のための食事において
最も重要なことは満足感

「おいしい」
健康、元気の源なのです。

舌は消化器官の最初のフィルターとなり、
満足することで、消化・吸収が進んでいきます。

五感が適切に働いていれば、
細かいことは考えなくても、
「おいしさ」がバロメータ
となって
適切な食べ物を選ぶことができるのが
人間の身体のしくみです。

トリートメントで解毒されると、
感覚器官が研ぎ澄まされ、
適切に働いてくれる
ようになります。

(例えば、正常な味蕾は、
繊細に味をキャッチし、
身体に必要なものを欲し
脳を満たすジャンクフードなどは欲しなくなる)

ですから、入院食が最高においしい
というのは当然のことなのでしょう。

プチ不調くらいのお悩みの方なら、
トリートメントを受けなくても、
アーユルヴェーダの入院食を
数週間食べるだけでも、
元気になってしまうかもしれません。

ふだんの食事で元気になる

とは言っても、食べることは毎日のこと。
入院しなくても、日々のごはんが、元気な身体の素になります。

アーユルヴェーダ料理って
インド料理、もしくはスパイス料理
そんなイメージはありませんか?

ここで、アーユルヴェーダ食の特徴をもう一度

  • 生命力のある新鮮な、土地のものを使う

  • 手作りのあたたかな食事

  • 六味(甘味・酸味・塩味・辛味・苦味・渋味)すべてを用い、舌を満足させる

  • 体質や体調に合わせてそのバランスを調整する

  • 五感で楽しみ、メニューに変化をもたせ、心も満足

  • 香辛料は控えめ

実際には、
インド料理=アーユルヴェーダ料理ではなく、

インド料理⊂アーユルヴェーダ料理
和食⊂アーユルヴェーダ料理

アーユルヴェーダとは普遍的な科学なので、特定の国や部分に属するものではないのです。

お昼はご飯で、おかずもたっぷり
夜ごはんは軽めの全粒粉orお米のチャパティ

入院食を見てみると、
二週間全く同じ日はない
というバラエティですが、
穀物の主食+汁物+おかず数品(煮物、炒め物)
という基本のラインナップ。
汁物のレギュラー選手はお豆類。

はい、日本の一汁一菜+αと同じ構成です。
インドほど豆の種類が多くはないですが、
生では消化しにくい大豆を
お味噌にするという知恵
お豆のスープ=お味噌汁があります。

満足をガイドに食べてみる

難しく考える必要はなく、
ご飯、汁物、旬のお野菜のおかず+α
で十分なのです。

それらをおいしく調理して
味わって食べる


これも立派なアーユルヴェーダ的料理になります。

五感で味わえるように、
テレビやスマホなどは見ずに、
食べることに集中するのが
満足の秘訣

今の気分や体調にはどんなものが食べたい?
この料理は六味のうちどれがある?
空腹感、満腹感は?
消化の具合は?
満足感はどうだろう?

そんな風に観察しながら
つくり、食べることは、
瞑想となり
その時々に、バランスをとる食事に
私たちを導いてくれることでしょう。

身体に染み入るしぼりりたてのザクロジュース

きょうもおいしいごはんが頂ける感謝と共に。



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