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Roga(病気)とRaga(執着)は同じもの

「Roga(ローガ)とRaga(ラーガ)は一音違うだけでしょう?
それらは、違うカタチをした同じものなのです」

Dr.Sasikumar(インド・ケララ・Nechiyil Ayurveda院長)
からのとても分かりやすいお応え。

病気の原因は執着

Roga(ローガ)は病気
Raga(ラーガ)は執着、欲望、情熱

といったような意味を含むサンスクリットの音。

執着のカタチが変化したものが病気
つまり、病気の原因は執着
ということ。

とらわれずに楽しむ

診察室机上のステートメント

物質的な便利さや社会的名声への執着を一切手放してください。
肉体的な快楽が手に入ることで、それを試してみたくなるかもしれませんが、物質性に浸ってはいけません。物理的な行動と心理的な関わりを別の次元に区別してください。
明らかに、あなたの意識は宇宙意識と融合し始めるでしょう。
そうすれば、魂に精神的な重要性、つまり平安をもたらすことになります。

Dr.Sasikumar's statement日本語訳

診察室にお邪魔した際に
目に留まったステートメント

思わず「ほんとうにその通りですね。」
という私に

「いえい」といたずらっぽく笑い
お上品にガッツポーズするドクター。

なんと謙虚なのだろうと、しみじみ。

「楽しむのはいいのです。
でも毎日のように嵌らないで。
そこにとどまらないで。
そうすると中毒になり、執着が生まれ、病気になりますから。」

そんな補足説明をしていただきました。

手放そうとするのもとらわれ?

食べ過ぎ飲みすぎ、夜更かししたり、
不適切な飲食や生活習慣が
執着や欲望によるもの
ということは明らかでしょう。

特定の何かを求めていて
それが手に入らないと
心が苦しくなるでしょうし

健康法か何かに固執して、
制限の思考を生み出し、
良かれと思って繰り返す習慣が、
病気の原因となってしまうことにも説明がつきます。

「手放す」という言葉を使っていても、
モノを手放すことに捉われての極端な行為や

執着を手放すべきという思考を原動力に、
瞑想をし続けるようなことも

カタチは違っても、同じことなのかもしれません。

至福は何にも左右されない

いま、この瞬間を楽しむ

自分自身を縛り付けることなく
物質的な一時の高揚感を追うことなく

好き・嫌いや
快・不快
に振り回されずに

いま、ここに
いつもある
永遠の至福(アナンダ)を味わう

平安(シャンティ)がもたらされる

Dr.Sasikumar診察室にて

サンスクリットの波動が深い理解を助ける

Dr.Sasikumarには、入院中、たくさんの質問に応えていただきました。
特に響いたこの言葉

Roga(病気)=Raga(執着)

サンスクリットは音自体が、その事象を表す波動。
その周波数を感じることで、より深い理解につながると言われています。

日々、たくさんの患者さんが、この診察室で診察を受けるそうです。
地元にこんな素敵な病院があるというのは、心強いことでしょう。

日本からは少し距離がありますが、
日本にいても、サンスクリットの波動を通して、そのエネルギーを受け取ることもできます。

つながりに感謝

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