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ぴあアリーナMMの4階席が想像よりもよかったという話 -MTV LIVE MATCH-

10/5(火)に私が贔屓している日向坂46と花ちゃんズが出演するMTV LIVE MATCHに参戦してきた。

日向坂1曲目のアザトカワイイでこのちゃんじゃなくて俺が泣いちゃった話とか、緑黄色社会の長屋さんの歌声で鳥肌が立った話とか、初めて聴いたマカロニえんぴつのブルーベリーナイツがよかった話とかはTwitter(@Soh_Sakamichi)である程度したので、ここでは印象的だった座席のことについて話してみる。

記事の内容をざっくり言うと、「ライブに行く前にあんまり座席の当たり外れを決めないほうがいいかもしれないよ、自分の席のいいとこ見つけて楽しむのがいいじゃん」っていう話を書いていくので、興味がある人は読み進めていただけたらと思う。

というより、身の回りで蔓延しているように感じる『アリーナ席が良席でそれ以外はそんなによくない』という漠然としたイメージを払拭したいという気持ちが結構ある。

イメージの罠

ライブチケットの先行抽選も終わり、ライブ日程が近づいてきてから花ちゃんズのオープニングアクトも発表され、その後さらに緑黄色社会×齊藤京子のコラボが発表されたあたりのタイミング(9/23くらい?)になって私はやっと一般発売のチケットを買った。

チケットの発売開始からもだいぶ経っていて、一般発売?の終盤だったこともあり席に期待はしていなかったので「まあとりあえずライブの雰囲気を楽しめればいいか」くらいの気持ちでいたのだが、ライブが近づきチケットを発券して確認してみると私の座席は4階席だった。
ぴあアリーナMMの4階は最上階で、人に伝えたら十中八九「外れ席じゃん」とか「ドンマイ」とか言われるような席である(自分自身も4階席をネタにしてツイートしていた)。

私はさいたまスーパーアリーナの”天井席”で知られる500レベル(5階席)も経験したこともあったので、いい部分も悪い部分も含めてどんなものかはだいたい想像していたのだが、実際に当日会場でライブを体験してみたら見事に予想を裏切られてしまった。

いいとこあるじゃん4階席

今回はいい方向に予想を裏切られたわけだが、私がライブを終えてて自分の座席のどこがどういいと感じたかを説明してみる。

とりあえず私が座っていた座席の情報から。
私の席は下の画像の円がついているあたりの位置だった。
座席表をパッと見てもいい席とは思えないだろう。

4階という会場のなかでも最も高い位置、ステージに対して斜め向きだったので席の正面を向くと巨大スクリーンがあり、少し右を向けばステージという感じの景色、さらに会場内でも数少ない座席が1列しかないエリアだった。

もちろん近さだけで言ったらアリーナ前方には敵わないのだが、個人的にそれを凌ぐほどの良さを実感した。

推しをひたすら追える

まずは高い位置からアーティストを見下ろすという点から。
これは日向坂46のような大人数で複数列でパフォーマンスをするグループで真価を発揮するようだ。

どういうことかと言うと、ある程度角度があるのでメンバー同士が前後に並んでもほとんど被ることなく顔を追える。

『君しか勝たん』の1週間愛萌だったり、『キュン』ではこのちゃんを双眼鏡で追っていたのだが、全く被ることなく推しメンを捉え続けることができた。

これがアリーナ席なら後ろに被ったメンバーの表情は捉えることはできないし、ましてや低身長の私はメンバーを見るために前の座席のオタクの後頭部と必死に格闘している時間が長いので、最近のライブがアリーナ続きだった私は別次元の快適さに感動すらしていた。

かといって斜めすぎて気になるということもなく、後方の席だったこともあってか普通に正面から見ている感覚だった。
ただ双眼鏡で覗いている間はペンライトなんて振れないので、盛り上がる曲ではどちらかを犠牲にするしかないことは否めない。

演出を楽しめる

そして高い位置から見下ろす形なのでフォーメーションを楽しめる。これはアリーナだけでなく映像作品などでもなかなか見ることができない。
『NO WAR in the future 2020』などでも「おお、こんなところでMみたいな形のフォーメーションになるのか!」と新発見できたのはアリーナでは味わうことができない体験だったのでとても面白かった。  

また、遠い変わりに視野の中にステージが収まりモニターやライトの動きなども全部いっぺんに見れるので、構成とか裏側とかが好きな私は演出をこういう風にしているのかと勉強している感覚にもなった。

初めての角度

アリーナライブのスタンド席の場合、ステージに向かって横向きの席ということが多い。

正面を向くと対面のスタンド、アリーナ席の客を見る形になるので、ステージを見るためには大きく斜めを向く必要がある。
横の窮屈さがなくなるのでいい点でもあるが、ステージ側の隣のオタクが気になりやすかったりもする。

今回私の席はステージに対して45°を向いており、ちょっと向くだけでほぼ正面の感覚で見れたし、横の人が気になるということがほとんどなかった。(コロナ感染対策の影響で片隣が空席ということもあるが)

また左側の巨大モニターを中心にステージも客席もどっちも目に入るので、パフォーマンスを見つつちょこちょこ観客のムーブを楽しんだりも簡単にできた。

全1列という大正義

前述したように私の座席のエリアは前後に1列しかなかった。
4階の最前列かつ最後列だった。

最前列なのですぐ近くに観客は見えない。見えるのはゴミのように見える階下の観客だけだ。
4階の最前列からの景色は普通に怖いし、危険防止のため立ち上がることはできなかったが、それでも前に誰もいない最前列はアドバンテージだ。

さらに、後ろに人がいないので後ろの観客に気を使うことがない。
もちろんそれなりの節度は保つが、ライブ中周りの人が気になりがちな私にとっては、気兼ねなくライブに集中できたのでとても快適だった。

一般席で1列しかないという席に巡り会うことはなかなかないので、とても貴重な経験ができた。

ライブでは、双眼鏡で推しメンを追いかけたり、フォーメーションをじっくり観察したり、会場の一体感を感じながら盛り上がったり、実にさまざまな楽しみ方ができた。
今回の席は私にとって十分に満足できる神席だったと思う。

席の良し悪しは同じ位置・同じくブロックで一定ではない

どうだろう?いままでの説明を聞いてその席結構よさそうだなと感じてくれた人もいるかもしれない。

今回の私の席はなかなか特殊なパターンなのかもしれないが、どの席でも楽しめる要素はいくらでも見つけられるんじゃないかと私は思っている。

人によってライブのスタンス、好きなジャンル、ライブ経験など性格や音楽遍歴はさまざまなのでどこが当たりでどこが外れなのか一概に言えない。

例えば昨年行ったCreepy Nutsの武道館で私は最前列の席を引いた。
誰が聞いても良席だと言うだろうが、実は目の前ではクレーンカメラがMステばりのカメラワークをずっと繰り広げていて、機械好きな私の気は存分に散らされてしまった。
しかも途中でトラブルが発生して復旧作業をしたりしたのだが、そんな光景の記憶が強いのはなんだか悲しい気もする。(ハズレだとは思わないが)

こんなふうに最前列でさえ完璧とは言えないこともあって、好みもあるが誰も文句をつけない席は存在しないと思っておいたほうがいい。
だったら自分の席のいいところを見つけて、それを最大限活かして楽しむのがいいんじゃないかと思う。

アリーナ前方は演者と近くて熱気をいっぱいに感じ取って生を味わえるのが最高だし、スタンドはメンバーをしっかりと見つけることができる。
(オンライン配信なら好きな場所で最高のカットを見続けることができる。)

全国ツアーも後半に差し掛かっていて、愛知2日目にはひなくりの日程も発表されるだろう。
現地のチケットが当たった人は自分の席でどう楽しめるか探して思いっきりたのしみましょう!!

双眼鏡はなくてもいいけどあったほうがいい

今回私は1番遠い席だったので双眼鏡を買っていき存分に活用したが、荷物に余裕があるのなら持っていくことをおすすめする。

ライブはこの目で見ないといけないとかいう人もいるが、レンズを否定してしまうと眼鏡もコンタクトも否定することになる気がするので、そんな意見は私は受け入れない。

楽曲中はやっぱり動きがあるので、実際に覗いている暇はあまりなかったりするのだが、MC中とかは推しの表情を拡大してはっきり見るのが好きだ。

もし使わなくても見ようと思えば双眼鏡でズームできるという選択肢があるだけで、選んで双眼鏡を使わないで見ているという感覚でなんとなく満足感があるし、あのとき双眼鏡あればなーなんてことを回避できるのは大きい。

ただブレないように見るためには両手でしっかり持つ必要があり、ペンライトなどはそっちのけになってしまうので、ペンライトを振りたいとか思いっきり盛り上がりたいってときは流石にどうしようもないと思う。

※双眼鏡を持っていったら必ずライブが始まる前にピントの調整はしておこう。

最後にアフィリエイト

私は以前から使っていた双眼鏡の目を当てる部分が壊れてしまっていたので、今回4階席を引いたのを機に新しくAmazonで中国製のものを買ったがとても満足だったので紹介しておく。

2350円(購入時)なのでそこまで期待はしていなかったが、倍率も高くて視野角も広く、明るくはっきり見えたので普通におすすめできる。
ニコンとかオリンパスなどの有名メーカーとも迷ったがわざわざ5000円以上出して買わなくてよかった。
もし迷ってる方がいたら参考にどうぞ。

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