雨に思うこと
雨と聞くと、「晴耕雨読」という言葉を思い出す。
晴耕雨読(せいこううどく):晴れた日は野に出て耕し、雨の日は家にいて読書する。自由な境遇をいう。(広辞苑より)
言葉として聞いたことはあるけど、口語として聞いたのは
たしか学生の時に屋久島に行った時だった。
シチュエーションは忘れてしまったんだけど、ゲストハウスのご主人の口から聞いたのは覚えている。
その方は確か大阪に住んでいて、屋久島が楽しすぎてガイドの仕事をした時にそのまま移り住んでしまったとか。
その時手伝いに来ていた人も、東京の居酒屋で働いていたけど屋久島にきたっきりそこで働いているとか。
二人とも、屋久島での”晴耕雨読”の生活に惚れ混んでしまったんだそうだ。
どんな具合かというと
朝は栄養満点な朝食を海をみながらテラスで食べ
お腹がいっぱいになったら軒先で休み
今日は何をしようかとハンモックにゆられながら考え
山に行っては挽きてたのコーヒーを煎れ
夕食後には卓を囲む人との話に花を咲かせ
あたたかい気持ちで床に入るわけです
これを自分たちがしつつ、お客さんにも体験してもらおうっていう
素敵な宿なわけです。夜一緒に酒を飲みながら、今度ピザ窯をつくるんだ!って楽しそうに話してくれました。
こんな豊かな生活があるわけですが、
雨があることによって予定が立たない日もあるわけです
そんな時にも、しょげずにしなやかな気持ちで
じゃあ今日は本でも読みますかとするわけです。
その日にできることをやればいいんだと
何がなんでもその日にということではなく
余白があって、その楽しみ方を知っているというところに
しなやかさを学んだ気がしました。
今日はこのへんで。