ソフトテニスを楽しむために　３

ソフトテニスは相互のスポーツである

～すべてのボールに追いつき、相手より一度多く返球すれば負けない～

ソフトテニスはネットを挟み2対2（シングルスの場合は1対1）でプレーをすることが一般的です。2人の内どちらか片方のプレイヤーが返球し、同じように相手も返球してきて試合が進み、正しく返球できなかった場合に失点となります。
ネットを挟んで行う球技は、一度にボールを触ってよい回数に違いはあっても、基本的には同じように試合が進んでいきます。

そのため、ソフトテニス・ネット競技を楽しむための最低条件は、「相手のコートに一度でも多く返球するために、どんなことがあっても諦めずにボールを追いかけ返球する」ことであると私は考えています。

厳しい言い方をするとボールを追いかけることをしない選手はソフトテニス・ネット競技を楽しむ資格がないということです。

また、速いボールや厳しいコースを狙おうとするあまり、自らのミスが多く自滅する選手も多くいます。逆にミスを怖がりすぎて、攻められないという選手もいます。
それについては前回の記事・これからの記事で詳しく触れていきますが、リスクとリターン・布石を打つなどの考え方を身に着けて、どのようにどのタイミングで攻めていくのか、また守るのかを考えていただきたいと思います。

ここでは、原点である「すべてのボールに追いつき、相手より一度多く返球すれば負けない」という事を忘れずに胸に刻み、ソフトテニスを楽しめる準備をしてください。

1人でも多くのソフトテニスを愛する者が、確かな一歩を進む為の道しるべになることを願います。