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乱打の極意・SABC乱打とは

前回、AB乱打についての記事を書きました

ステップアップした練習方法も書きます!
としたのですが、今回の記事がそれ
その名も『SABC乱打』です

AB乱打に『S』と『C』を足したもので

S ‥‥ スマッシュ(SMASH)
C ‥‥ クリア(CLEAR)

を織り交ぜて乱打練習します

乱打の練習にスマッシュ?
クリアってなんだよ…

そう思われてもしょうがないのですが
ABに続きそうな文字で無理やり繋げたので
そこは目をつむってください…

『S(スマッシュ)』とは
Aよりも攻撃的な球、相手を打ち崩す球です
コート内でのトップ打ちがその対象です
まぁベースラインからトップ打ちしても
威力は出ないですからね…
甘い球が飛んできたら『S!』の認識でOK
狙い所はできるだけ深くが理想的
AB乱打から応用ですから
足が動かして打点に入ること
そしてミスを恐れずに全力で振り切ること
ここがAとの大きな違い、大事な点
Aであればミスをしない事が前提でした
いかにチャンスボールを攻めるかの技術
それが『S』です

『C(クリア)』とは
今の状態をリセットするための球です
いわゆる『後衛前ロブ』です
私が昔読んだ雑誌で後衛前ロブのことを
『クリア』と読んでいたのですが
あまり一般化してないみたいですね…
走らせるためのロビングとの区別化もでき
名前から効果も分かりやすくて
私はクリアという名称を使っています

クリアを打っていい状況とは
Sが打てる状況以外のときです
チャンスボールでクリアを打つ理由は無いですが
それ以外の状態では
どんなときでも打てるようになってください

というのもクリアとは
ラリーの状況をリセットする球
攻められている時に打ちたい球です
押されている状況でクリアの選択肢がないと
前衛の頭を越すロブ、後衛方向にシュート
の2つが候補になると思いますが
少しでも甘ければ叩かれてしまうロブと
一か八かのシュートは怖いものがあります

そこで『C(クリア)』の球です!
後衛前に落ちる球を追いかけて取るなんて
陣形も崩れるし難しい球ですので
リスキーな選択となります
なかなかできるプレーではありません
相手前衛がすぐ諦めてくれるように
高い軌道でコート深くを狙いましょう

そして攻められている時以外でも
クリアには使いみちがあります
それはリズムを変えたいときです

速いボールのラリー展開では
後衛との我慢比べ、前衛との駆け引きで
常に正しい判断をするのが大変になります
判断が鈍ればミスにも繋がるため
できれば状況をリセットしたいところ…

そこで『C(クリア)』の球です!
先程の話と同じように
クリアは一般的に安全な配球です
集中力が切れる前にこの球が打てると
ここからまた気持ちを入れ直せます

そして、ここからが面白いのが
後衛は相手の球に合わせて配球する
という特徴があります
クリアの球を打たれた相手後衛は
なかなかの高確率でロビングを選択します
まぁ絶対ではなく、高確率で、です
その球質だったり、状況だったり、性格でも
もちろん選択肢は変わってきますが
一番ありえないのは前衛の真正面
アタックのような球はなくなるでしょう
(バレバレのポーチは別ですが…)
クリアの後、前衛は基本ロブ待ちでいいです
深く入った球をアタックする後衛は
なかなかいませんから

すなわち
クリアは繋ぎ・守りにも使え
攻撃への呼び水にもなります

だから私はクリアの球が大好きです

今回の『SABC乱打』では
AB乱打に超攻撃的な球と
状況を立て直す球が追加されました
S,A,B,Cを上手く使いこなして
試合でも主導権を握りましょう



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ソフトテニスのいっちゃん
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