調子の良し悪しは自分次第
『調子が悪かった』
私の一番嫌いな言い訳です
試合ではもちろん、練習でも
『こんなはずじゃなかった』と
自分に言い聞かせる
都合のいい理由づけです
調子の波というものは確かにあります
でも、本当にそれでいいのでしょうか?
私は調子が悪い場合でも
勝てるようになるべきだと思います
調子が悪くても勝つ?どうやって?
と思われるかもしれませんが
要は調子の振れ幅を
できる限り小さくすべきということです
スピードボールで攻めるプレースタイルは
相手をねじ伏せる派手さや
ひと目で強そうと思わせる戦法ですが
その人の熟練度次第では
ラケットコントロールが難しくなる分
精度も不安定にもなります
それをもしも『調子が悪い』と
言ってしまうのだとしたら
はっきり言ってしまえば
勘違いでしかないです
それが実力
この一言に尽きます
何も対策して無かっただけです
もしもスピードボールを駆使して
勝ち上がりたいのであれば
より速い球を打つ練習はもちろん
80%に抑えたコントロール重視の球、
そしてスピードを際立たせるための
速いフリをした普通のボールを
習得するといいでしょう
調子の良し悪しと
今の話がどう関係するかというと
武器のスピードボールが通じないとき
次の手をどう組み立てるか
考えなくてはいけないからです
武器はたくさんあることに
越したことはないですが
何でもできる人なんていません
凄い人はたくさんいますが
なにも万能を目指す必要はありません
自分が持っている武器を
どうやって活かすかを考えましょう
ボールが入らなくなったらおしまい!
ではなく
まずは入る球を入れていくことから!
入るようになるまでの繋ぎとしても
どんなに調子が悪かろうとも
しっかり入る球は絶対必要です
ただ返すだけの球ではなく
攻撃として使える確率の高い球を、です
速いボールも返されてしまう
という場合ならば
緩急をつけて戦うことで
案外うまくハマるようなったりします
大事なのは
一つの目線でダメだと思わないこと
自分の武器を活かす方法を考えることで
ただじゃ負けない強さも身につけられます
大事な大会に合わせて
調子を上げることも重要ですが
たとえ調子が悪くても勝てる
そんな強さもあればいいですね