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読むラジオ📻ゲストハウスにハサミとカエルが泊まりに来たら、とかの話。

このnoteは、Soft.Guest houseが毎週土曜日の朝にFacebookLIVEでお送りするラジオの一部を書き起こしたものです。共同代表の大塚誠也日置ノリオがゆるーくお喋りする様子をお楽しみください。

大塚誠也(以下、誠):これからこのラジオでやっていきたいこと、もういくつかあるんですよ。

日置ノリオ(以下、日)お、いいね。どんな?

誠:ゲストハウスって、お客さんとお客さんを繋げることが大事じゃないですか、意外な出会いを演出したりとか。これは非常に大事なスキルで。

日:そうだね。

誠:例えば、ハサミとカエルがゲストで泊まりに来たとします。……一旦つっこまずに聞いてください。

日:うん、一旦、聞くわ。朝っぱらから世界観すごいけど一旦聞くわ。

誠:その時に、ハサミとカエルって、全然違うじゃないですか。

日:そうだね……全然違うね……笑

誠:でも、その人たちが盛り上がれる共通点を見つけることが出来たら、お客さんコネクティング力がアップする気がするんですよね。

日:なるほど、ハサミさんとカエルさんで「ここ二人共通点ありますね」って言えたらってことね。

誠:そうそう。それって結構探るのって難しいと思うので、聞いてくれるリスナーさんにも参加してもらう。ゲストハウスの受付裏のひそひそ話みたいな。「あのお客さんたちどうやって繋ごうか?」っていうのが聞こえている感じ。それで「お二人ここ同じですね」とか「ここが違って面白いですね」って話をして、ラジオは終了。で、次回のゲストはナメクジと本です、みたいな。

日:ははは。なるほどね。

誠:お互いの抽象度をあげていって共通点を探していくって意味では、面白いかなと思ってるんですけどどうですか?

日:いや、あのね、面白いんだけど……朝からこの世界観に30分付き合ってくださる方がいるのかちょっと自信がない。笑

誠:朝じゃなきゃいいのかな?夜とか?

日:そうね、たとえば深夜の、何言っても面白くなっちゃうようなテンションの時にやったほうが俺は好きな気がするんだけどどうだろう?

誠:そうか、深夜たしかに。

日:要するにあれだよね、ねずっちみたいなことだよね。

誠:そうです。ねずっちやってることはヤバいですからね。

日:お笑いの話もしたいんだけど、その前にこの話の前提の「具体と抽象」って話をしない?

誠:ですね、そうしましょう。

日:なぜこういう「具体から抽象度を上げて共通点を探す」っていうのをSoft. Guest houseでやるかってことなんだけど。このSoft.っていう取り組みというか営み自体がまさに「具体と抽象」だと思っていて。ゲストハウスっていうハコ、ハードは我々は持っていないわけじゃないですか。

誠:そうですね。

日:で、そのハードの中からゲストハウスを構成する概念だけを抽出して、人と人がつながる・いつもとは違う人と出会って非日常感や旅体験を味わう・またその出会いが日常の中での次の一歩を踏み出すきっかけになる、まあそういう要素をソフトだけで出来ないか、っていうのがSoft.なわけだよね。

誠:うんうん。

日:それが、まさにゲストハウスという具体からソフトを取り出すという行為が抽象化だと思っていて、その抽象化ってものを考えた時に、それって別の場所での場づくりやブランディングに応用出来ないか、ということをやりたいと。

誠:ですね。

日:あとは他で誠也くんがやっている「グローバルマイクロツーリズム」でいうと、実際に世界に行って旅をするわけではないんだけど、「異文化の人たちと交流をして新たな刺激を得る」という抽象から、都内だけど外国人の人たちが住んでいるエリアに行ったら、それだけでグローバルツアーになるんじゃないかとか。

誠:うんうん。

日:こんなふうに、「具体と抽象」を行き来するという行為は、Soft.の真髄と言っていいわけですよ。っていうのを、まず遊びとしてやってみようということだよね。このゲストハウスにお客さんが来て、彼らの抽象度を上げていって共通点を見つけていくっていう遊び。

誠:うん、確かに。これってヒトにしか出来ないことだと思いますよね。例えば他の生物がちょっと進化してモノを作れたり絵を描けるようになったとしても、そういう具体的なものから引っ張ってきて架空の世界を作り上げて、それを場として認識するっていうのはかなり高度だと思うんですよ。

日:そうだね。具体と抽象の両方の世界を見れる、フィクションの世界を共通して信じることができる、っていうのは今のところ人間しか出来ないよね。そういうところを突き詰めていきたいなと。

誠:そうそう。頭の中の仮想のゲストハウス。仮想なんだけど、どこまでそれを本気で出来るかっていうことだと思ってるので。でも今後、これは増えていく気がするんですよね。要素を抽出して、架空の何かを作っていくっていうのは。例えば、お店をやってたんだけど人が来なくなっちゃってもう閉じなくちゃいけないって時に、オンラインのお店の世界観作りに協力していけたらなと思って。そういうのも見据えて4月にはSoft.を本格化させたいと思っているので、いま準備中です。


※毎週土曜日朝8:15〜FacebookLIVEで放送中。よければフォローしてみてください!イベントも多数開催しています。


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