サブスクが流行っているからこそ、アルバムを聴いてみよう。 #MusicTalkHouse 編集後記 第23回
どうもみなさん、お疲れ様です。
またまたずいぶん空いてしまいましたね……(;^_^A
前回の更新が5月28日ということで季節が夏、秋と過ぎもう冬に入ってきている状況ですが、皆さんいかがお過ごしですか?
冬に入ってまた体調を崩しやすい季節になってきておりますし、某流行り病の勢いもまだまだ続きそうですので、ご自愛いただきながらお過ごしくださいませ。
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【#MusicTalkHouse 第23回 について】
さて、本日はタイトルにもある通りポッドキャスト、Music Talk Houseの第23回編集後記を描かせていただきます。
普段は、M@STERSONGとして、アイドルマスター楽曲から1曲を選曲し、そこから連想するテーマに沿ってアイドルマスター以外の楽曲をMC2人が紹介するという形式でおこなっていましたが、22回、23回は特別回と称してMC2人がそれぞれ一つのテーマを決めてそれについて語りつくす回となっています。
なお、第22回ではNestleさんが電音部特集を行っていましたね。
電音部の各エリアから楽曲を選曲しつつ、ストーリーを掘り下げたり電音部の曲調の紹介など、電音部の魅力が詰まった1時間16分でしたね。
私も電音部の魅力を知ってしまってすっかりハマってしまい、収録後から小説も全部読み、曲も順々に聴いております。
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そして第23回は私が担当した特別回ということで、「アルバムを聴いてアーティストの世界観を感じてみよう!」をテーマに語らせていただきました。
【なぜアルバムを聴こうなのか?】
第22回、第23回で特別回をやろうとなり、MC2人がそれぞれテーマを決めていこうと決まった時からこのテーマで進めたいなぁと考えていました。
我々がいまポッドキャストを行っているMusic Talk HouseはSpotifyという音楽サブスクリプションサービスという媒体の中で行っております。
この音楽サブスクリプションサービスは、毎月定額支払うことで何千万曲という膨大な中から自分の好きな音楽やAIが検出した曲をレコメンドしてくれるなど、音楽をより身近に感じるツールとして、現在全世界で多くの方に利用されています。
ポッドキャスト内でも語っていましたが、この音楽サブスクサービスの強みは様々な曲を思いついたその瞬間に手軽に1曲から聴ける事だと私は感じています。
私自身もこのポッドキャストが始まった昨年12月から登録して活用していますが、最新の楽曲から昔こんな曲聞いてたなぁと思っていた曲まで、思い立った時に検索したらすぐに出てきて聴けるのが本当に素晴らしいと思いました。また、レコメンドしてくれるアーティストや曲たちも私の好みの曲だったり、普段あまり聴かないところから選んできたりと楽しみにながら活用しております。
勿論これも一つの楽しみ方だと思っています。
ただ、私は昔からアーティストが制作する”アルバム”という媒体が大好きでした。
アルバムはそのアーティストの想いやアーティストが描くストーリーが詰め込まれている作品だと考えており、アルバムを聴くことでアーティストの魅力を深堀ることが出来ると考えていたからです。
音楽を本格的に好きになったのは高校1年生の時ですが、そこからシングルももちろん聞いてきましたが、好きなアーティストがアルバムを発売する度にワクワクしながら聴いていたのをよく覚えています。
そうした聴き方をずっとしてきた人間なので、このSpotify上でもお気に入りで好きな曲をリスト化しつつも好きなアルバムは1曲目から順番に聴くというのを今でもやっています。
そうして、音楽サブスクという身近で手軽に音楽を楽しめるサービスがあるからこそ、各アーティストの魅力をさらに感じられるようにしたいと思い、私の特別回では「アルバム聴き」というのをテーマにさせてもらいました。
そして、このテーマを語る上で選んだアルバムは田所あずささんが2017年に発表したSo What?です。
【なぜ田所あずささんのSo What?を選んだのか?】
このアルバムを選んだ理由を語る前に、田所あずささんとアルバム「So What?」について紹介させていただきます。
田所あずささんは茨城県出身の声優で、2014年の「Beyond Myself!!」でアーティストデビューを果たし、歌手活動としては現在までに12枚のシングルと4枚のアルバムを発表している方です。
そして、アルバム「So What?」は2017年に発売された自身3枚目のアルバムとなっています。
前作の「It's my CUE.」の頃から徐々にロックサウンドを主軸に置いた作品を発表しており、田所さんが発表する曲たちのことを"タドコロック"と表してファンの間で親しまれていました。
その"タドコロック"の進化がより鮮明に現れたのが本作だと感じています。
今回のポッドキャストでこの作品を取り上げた理由としては、私自身が田所あずささんの作品の中でも一番好きな作品であるというのもあるのですが、この"タドコロック"ということが一番合っている作品なのではないか?と感じていたからです。
先ほども書きましたが、それまではポップソングが主軸であったものを、「It's my CUE.」からロックサウンドを主軸に置いた作品が発表され始め、新しく作り上げてきた"タドコロック"という世界観をぎゅっと一つの作品に集約し出来上がった作品が本作の「So What?」であると考えています。
なお、"タドコロック"はロックスターの様な煌びやかなものでは無く、かっこ突かなくて、情けなくて、飾らないロックが良い、普段の自分の感情がこもったロックが良いと田所さん本人が仰っていました。
そうした田所さん自身が作り出す世界観を凝縮した本作を是非紹介したいと思い、今回選ばせていただきました。
【選曲した4曲について】
普段のポッドキャストではMC2人がテーマに併せてそれぞれ2曲ずつ持ち寄り紹介しておりましたが、今回は1人で曲たちを紹介できるということで私はアルバムの中から「ストーリーテラー」「ギミーシェルター・ブライトネス」「I can't live without you.」「ころあるき」の4曲を紹介しました。
♪1曲目「ストーリーテラー」
♪2曲目「ギミーシェルター・ブライトネス」
♪3曲目「I can't live without you.」
♪4曲目「ころあるき」
各曲の紹介やそれぞれ選曲理由、アルバム内での立ち位置やテーマについてはポッドキャスト内で語っておりましたので、ここではなぜこの4曲にしたかを書かせていただきます。
まぁ、正直に言うと"4曲"としたのはいつもポッドキャスト内でやっていたのが二人合わせて4曲だったからという理由でした。
なので、第22回でNestleさんが結果5曲出してきたのにはビックリして、「その手があったか!!」と心の中で思ってましたけれどもね(;^_^A
そのため、14曲入りのアルバムの中から4曲を選曲することと決めました。
じゃあ、どの曲を選曲するかという話ですが…
先ず、私は今回はシングル収録曲からは選ばないでおこうと考えました。なぜかというと、So What?に収録されているシングル曲は、アニメとのタイアップ曲でもあり、人目に触れる機会も多いことから、せっかくならアルバムだからこそ制作された曲から選びたいなと考え、3曲(1 HOPE SNIPER,DEAREST DROP,運命ジレンマ)はまず候補から外しました。
そうして選ばれたのはこの4曲でしたが、ここでもう一つ問題がありました。
1曲目に紹介した「ストーリー・テラー」を本当に入れるかどうかという問題です。
実はこの曲、第1回の堀江晶太さんの楽曲特集にてすでに一度紹介している楽曲でした。
(まだお聴きになっていない方はコチラも是非お聴きください。)
ポッドキャストのコンセプト上、テーマに併せて様々な曲を紹介してきており、私自身も紹介曲は、曲自体もそのアーティストも被らないように様々な曲を紹介したいなと考えていたので、今回その問題が出てしまっていました。
しかし、この「ストーリーテラー」は「So What?」のリード曲として制作されたものであり、いわばアルバムの顔となっている曲でした。
その曲を外してこのアルバムを語ることはやはりできないことから第1回で紹介した内容に少し内容を加える形で紹介させてもらいました。
(このことはポッドキャスト内でも話させてもらっています。)
あと、Nestleさんの反応もいいツッコミが入ったおかげでただ同じ曲を持ってきたわけじゃないということを伝えられたんじゃないかなと思っています…
そうして、曲紹介のパートではアルバムの中から4曲を紹介させていただきました。
【M@STERSONG "SING MY SONG"について】
トークテーマに併せて紹介させていただいたのは、アルバム「So What?」からの4曲としておりましたが、もう一つ毎回紹介させて持っているものがあります。
それはM@STERSONGです。
今回、M@STERSONGは「So What?」を紹介することを決めてからミリオンライブ、最上静香のソロ3曲目である"SING MY SONG"にすることにしました。
(第23回が公開されてから、まさか追加されるとは…タイムリー過ぎる…)
最上静香のこれまでのソロ曲というと、1曲目が「Precious Grain」2曲目が「Catch my dream」、そして3曲目がこの「SING MY SONG」となっています。
最上静香がどういうアイドルなのかはポッドキャスト内でも軽く触れてはいますが、SING MY SONGはアイドルの活動に制限がかかっている静香が今この一瞬を大切にしながら自分の全力を込めて歌うことへの決意が込められた歌です。
田所さんが一から作り出した"タドコロック"という音楽は"格好つかなくて、情けなくて、飾らないロックが良い。普段の自分の感情がこもったロックが良い。"というのがすごく似ており、それがSo What?内にもよく表れているなと感じたことから今回この曲を選ばせていただきました。
最初にも述べた通りアルバムの中にはそのアーティストの想いやアーティストが詰め込んだストーリーがあると考えています。アルバムに収録されている曲たちはその曲順や与えられたテーマによってストーリーを紡ぎだしそれがアルバムという作品として生み出されて行きます。
なので、アルバムを聴きこみ深堀って行くことでアーティストの魅力やその時伝えたかったことを感じられるのではないでしょうか?
音楽サブスクサービスをには様々なアルバム作品が入っております。
先ずは好きなアーティストを1曲目から順番に聞いてみてアーティストの世界観に浸ってみるのはいかがでしょうか?
【ここでちょっと裏話】
ここまでMusic Talk House第23回について語ってきましたが、最後に少し裏話を書いておこうと思います。
(1)M@STERSONGは別の曲だった?
この特別回を行うにあたってM@STERSONGをどうしようか悩んでいた時、最初の候補曲は別の曲にしようとしていました。
その曲はシンデレラガールズ 川島瑞樹の「Angel Breeze」です。
実はもともと、紹介するアルバムを東山奈央さんの「Rainbow」にしようと思い、構成も考えており、その中でM@STERSONGも「Angel Breeze」にしようとしておりましたが。
じゃあ、なぜそこから変更になったのか。
理由としては、第23回のM@STERSONGが「Hotel Moonside」に"変わった"からでした。
実は第22回の台本作成当初は四条貴音が歌う「addicted」がM@STERSONGとなっていたため、それに合わせて23回のM@STERSONGを「Angel Breeze」と考えていたのですが、のちの台本で「Hotel Moonside」へと変更されたため、私も「SING MY SONG」へと変更しました。
Music Talk Houseを聴き続けている方で気づいている方がいるかもしれませんが、実はM@STERSONGは各ブランドから均等に選ばれているんですよね。なので、各回M@STERSONGを並べてみると各ブランドが連続ではお届けしていないのですよー。
なので、今回も22回がシンデレラガールズ楽曲、23回がミリオンライブ!楽曲となりました。
各回M@STERSONGから次の回のM@STERSONGがどこから出てくるか予想してみるのも面白いかもしれませんね!
(2)紹介アルバム候補を紹介!
(1)ではM@STERSONGを変えたというお話をしましたが、それ以前に今回紹介するアルバムは結構悩みました。アルバムが表現するストーリー性等のお話をするため、色んなアルバムを改めて聴きなおして最終的には「So What?」にしたわけですが、ここでは候補となったアルバムとそのストーリー性も含めて簡単に紹介させていただきますね。
候補1「Rainbow/東山奈央」
理由:東山奈央さんの1stアルバムということで、最初のアルバムという初々しさと東山さんの歌唱の幅を感じられるアルバム。曲構成もポップソング、ダンスナンバー、バラード、ミディアムテンポと幅が広く収録されており、東山さんの魅力をあらゆる部分で感じられる1枚
候補2「新呼吸/Base Ball Bear」
理由:Base Ball Bearが2011年に発表したメジャー4枚目のアルバムであり、楽曲にはそれぞれ1日の時間が割り振られており、アルバム1枚を通して1日の始まりから終わりまでを表現した作品となっている。
このころに出てたシングル作品のカップリングには同じように時間が割り振られており、このアルバムと併せて組み替えると本当の新呼吸が完成する。
候補3「DocumentaLy/サカナクション」
理由:サカナクションが2011年に発表した5枚目のアルバムとなっている。
"今この時代に音楽を作って生きていたという証"をテーマに制作された一枚。当時の情勢をサカナクションの視点でリアルに描いており、サカナクションのバンドとしての方向性を示した作品。
【終わりに】
ここまで、ご覧いただき誠にありがとうございました。
第23回は私にとっても大きな存在になりそうです。今回ポッドキャストとこのnoteで言語化出来て良かったです。
音楽の聴き方は様々です。
サブスクの魅力を存分に生かし、好きな曲をいっぱいお気に入りに入れ、気分やタイミングに合わせて聴き分けることもできます。
流行りの音楽にノリ、楽しむのもまた一つ。
そうした聴き方の一つとして、改めてアルバムという作品を是非聴いて欲しいです。
知らなかった人にとってはアーティストの世界観を知るきっかけにもなりますし、知っているアーティストならアーティストの魅力の再発見や違う一面を感じることが出来る機会にもなるかもしれません。
もちろんこれまでもアルバムを聴いてきた方々にとっては当たり前のことなのかもしれません。
でも、音楽サブスクという便利なサービスがある今の時代だからこそ、まだ手に取ってないアーティストやそういえば聞けていなかった作品が山のようにあると思います。
そうした人たちにとっても新たな発見に繋がってくれたら嬉しいです。
この第23回があなたの音楽ライフをより楽しめるものとなりますように。
もしあなたのお気に入りの作品がありましたらTwitter上でハッシュタグ「#MusicTalkHouse」をつけて書いていただいたり、こちらのコメントでお寄せいただけたら嬉しいです。
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それではまた別記事にてお会いしましょう。