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【ロブとシュートの打ち分け&ボレーとスマッシュの取り分け】

こんにちは!ソフテニ道場の武田です!

前回の『中3塾』の投稿に対してリアクションくださった方、ありがとうございました(*^^*)
noteを読んで、問いかけたことにリアクションをいただけたり、ソフテニ道場日誌にその内容を書いたりしてくれていると、夜な夜な記事を書いている甲斐があるなと嬉しくなります☆

余談ですが、こないだ気づいたんですけど、noteって記事を投稿した日時も表示されちゃうんですね…^^;
試合前の健康管理や疲労回復を教える側の立場として、手本になる人間であるように気をつけようと思いました汗

では、切り替えて!

今回の振り返り記事は、後衛目線でいうと「シュートとロブの打ち分け」、前衛目線でいうと「ボレーとスマッシュの取り分け」について、スクールでやった内容を書こうと思います!

指導者の方や保護者の方は経験があると思うんですが、試合をみていて「なんで今あそこに打ったんだろう…?」「なんで今のロブをスマッシュ追えないんだろう…」と疑問に思い、感覚的に「良いところに打て!」「もっとスマッシュ追え!」って言いたくなったことありませんか?
指導者や保護者の方でなくても、同じような経験があったり考えたことがあるのはプレイヤーも同じだと思います。
じゃあどうしてこっちが良いコースだと思ったの?なんでスマッシュ追えると思ったの?って言語化するの難しくて、それは理屈に基づいて説明できるor考えられるって凄く大事なんです。

今日はそれをできる限り分かりやすく解説したいと思います!

本題の前に告知をさせてください☆


先日ヒッティングクラスというものを開講しました!

ソフトテニス業界では聞き慣れない「ヒッティング」という単語ですが、硬式テニスではメジャーな言葉のようです。
簡単に説明すると、武田コーチが30分間乱打の相手になりまっせ!というクラスです。
乱打だけでなく、指定したコースの球出しやシングルスの相手にもなります!
つまり個人練習のパートナーですね。

これは、スクール生はもちろん、老若男女問わず受講が可能です!

・ソフテニ道場のスクールの体験がてらヒッティングを受講する

・学生時代にソフトテニスやっていて久々にやりたいなぁ…と思っている

・周りに差をつけるためにこっそりと自主練習がしたい

全員OK!ぜひ受けてください!

パーソナルレッスンは高額ですが、こちらは1ヵ月間限定で500円で受講できちゃうので、気軽に利用できます!

さらに!17:00-17:30、17:30-18:00でNEOで受けるのが難しい!という方。それも相談してください!可能な範囲で時間・場所の調整をします!

ただヒッティングクラスは基本的にアドバイスや指導をしないので、スクールでは教えられない個別の技術指導や、試合での戦術や考え方などについて習いたい場合は場合には、パーソナルレッスンを受けていただけたらと思います!

自分のニーズにあったクラスを選択していただければと思います(^^)
もちろん普段のスクールも可能な限り一人一人にあったアドバイスをするよう心がけています!!

より多くのニーズに応えられるようにありたいと思ってますので、どうぞご活用ください☆


それでは本題に行きます!
今回の記事をまとめるのが凄く難しく、後衛と前衛それぞれの立場で文章をまとめたので、自分のポジションのパートを読んでもらえたらと思います。

【後衛】ロブやシュートを打てる場所の選択肢は無限ではない!

後衛の人が読むべきパートです。前衛の人も読むことでより理解が深まると思うので、余力があればぜひ読みましょう!

後衛の人たちは経験的にわかってると思いますが、ある展開、例えばクロス展開でラリーをしている時、相手が打ってきたボールを打ち返すときって、相手コートのどこにでも打って良いわけではないですよね?

でもそれってとっても感覚的で、理屈で説明できるかと言われると、自信のない人が多いのではないでしょうか。
今回はそのごく一部を理屈に基づいて説明しようと思います!

(まぁ実際にコートで打つと感覚的に打っちゃうことも多いけどね。)

今回はクロス展開のときに、前衛側のサイドを狙う「パッシング」と、前衛の頭越しを狙う「ロブ」に絞って話を進めたいのですが、後衛の皆さんはこの2つを打ち分けるとしたらどんな根拠を持って打ち分けますか?
どちらも前衛サイド(ストレート)に打つボールですが、これを闇雲に打ってしまうと、上手な前衛の餌食となってしまいます。

結論からいうと、「自分がボールを打つ時の立ち位置が、コートの外なのか、コートの中なのか」で打ち分ける、がセオリーです。

まずはイメージしやすいように図を見てみます!
後衛のみなさんは自分がAの選手だというつもりでいきましょう!

相手が打ってきたボールが深くて、自分の身体がコートの外にある状態というとこんな感じですね!
この時はどんなボールを打つと良いでしょう?

答えは「繋ぎのボール」です。

具体的にいうと、
・相手後衛前に半シュートやロブ
・センターロブ
・ストレートロブや(攻めすぎない)中ロブ
などがあります。

理由は、相手のコートまでの距離が遠いから。となるのですが、例えばここからミスを恐れず全力で後衛前にシュートを打ってみるとどうでしょう。

インパクトの瞬間に最も加速していたボールは、相手のコートにたどり着くまでには空気抵抗など諸々の力を受けて減速しています。
つまり相手後衛に届く頃はおろかネットの上を通過する頃には打球の勢いは落ちまくってます。

こっちがミスをするリスクを背負って打った全力のショットが、相手後衛にとって打ちごろのボール、相手前衛にとってもポーチに行ったらボレーしやすいボールになるくらいなら、始めから速度の遅いロブを打って体勢を立て直す時間を稼いだり、相手後衛を走らせる手段を選ぶべきです。

では逆にコートの中で打つ時はどうだと思います?

同じクロス展開だとこんな感じの状態。

この状態なら「攻めのボール」を選択するべきです。

具体的には、
・相手後衛前にシュート
・ミドルにシュート
・ストレートにシュート(パッシング)
・攻めのストレート中ロブ
などですね。

理由はさっきの逆です。相手のコートまでの距離が近いから、スピードのあるボールを相手に押し付けることができるんです。

理解できましたか?
これが自分がボールを打つ立ち位置によって打つショットを選択する考え方のベースです!

【前衛】スマッシュやボレーを取りに行くコースの選択肢は無限ではない!

さて、今度は前衛が読むべきパートになります。後衛の人も読むことでより理解が深まると思うので、余力があればぜひ読みましょう!

前衛の皆さんは相手後衛がボールを打つ時、ほぼ必ずどこかのコースに来るボールを待つと思います。
基本は味方後衛がいない方向を守るボレーを待ちますよね。

例えばクロス展開ならストレートに打ってくるボールを止めることを考えていることが多いはず。

でもそればっかりだとただの置物になってしまいます。
前衛の一番大切な役割は、相手後衛が「あの前衛に触られたくない」と思わせて気にさせること。
つまりプレッシャーをかけることです。

ではどうやって相手後衛にプレッシャーをかけるか。
一番てっとり早いのは、相手後衛が前衛に触られないように打ったボールを取りに行ってポイントすることです!

ここに打てば相手前衛に触られることはないだろうと自信満々に打ったボールを触られて、しかもポイントされちゃうと、相手後衛は次同じコースに打つのが怖くなります。
この相手の嫌がることをして、打つコースを限定させていく作業が前衛はむっちゃ大切です。

かと言って、あっちもこっちも取りに行ってやろうと何の根拠もなしに動いても、なかなかポイントは取れないし、むしろ逆をつかれてポイントされちゃう始末。
そこで、取りに行くコースを絞る考え方をお伝えします。

今回はクロス展開のときに、相手が自分側のサイドを狙って打ってきたパッシングを止める「守りボレー」と、自分の頭越しを狙うロブを取りに行く「スマッシュ」に絞って話を進めたいのですが、前衛の皆さんはこの2つを取り分けるとしたらどんな根拠を持って取りに行くコースを決めますか?

どちらも相手がストレートに打ってきた場合ですが、パッシングを止められたり、頭越しのロブをスマッシュされると相手後衛はストレートに打ちたくなくなります。
こうやって相手が打つコースを一つずつ潰していくのがいい前衛のプレイです。

結論からいうと、「相手後衛がボールを打つ時の立ち位置が、コートの外なのか、コートの中なのか」で取り分ける、がセオリーです。

まずはイメージしやすいように図を見てみます!
前衛のみなさんは自分がCの選手だというつもりでいきましょう!

味方後衛が打ったボールが深くて、相手後衛の身体がコートの外にある状態というとこんな感じですね!
この時はどんなボールを取りに行くと良いでしょう?

答えは「繋ぎのボール」です。

具体的にいうと、
・味方後衛前の半シュートやロブ
・センターロブ
・ストレートのロブや中ロブ
などがあります。

理由は、相手から自分のコートまでの距離が遠くて、相手の後衛は強いボールを打ちにくい状態なので、ロブなどの高さのあるボールで繋いでくることが想定できます。
仮にここから強くシュートを打たれてもこちらのコートに辿り着くころには減速していて、いくらでも対応できます。

だったら低いボールを取る考えは一旦捨てて、ロブを追うべきです!
クロスやセンターのロブは味方後衛が楽に取れるボールなので、追うなら優先順位が高いのはストレートのロブですね。

では、相手後衛の身体がコートの中にある時はどうでしょう。

クロス展開ならこんな感じの状態ですね。

この状態なら「攻めのボール」を取りに行くべきです。

具体的には、
・味方後衛前のシュート
・ミドルのシュート
・ストレートのシュート(パッシング)
・攻めのストレート中ロブ
などですね。

理由はさっきの逆です。相手が自分側のコートまでの距離が近い分、スピードのあるボールで攻めて来れるから、それを選択してくる確率が高い。
だったら上記の選択肢なら取らなきゃいけない順位が高いのは圧倒的にパッシングです。
スピードのあるクロスシュートや攻めの中ロブを取りに行っても、こちらのポイントにできる可能性は低いので、あまり得策ではないです!

理解できましたか?
これが相手後衛がボールを打つ立ち位置によって取りに行くコースを絞る考え方のベースです!

お手本動画

ここで恒例のお手本動画になります。


後衛は後藤選手の立ち位置や足の運び、前衛は武田コーチと田中選手のネットとの距離や動き出すタイミングなどをよく見てくださいね☆

今回は戦術的な話なので、それぞれの技術については詳しく説明しません。
パッシングの打ち方については以前に解説している記事があるので、そちらを参考にしてみてください(^^)


スマッシュに関してはまた後日スクールでやった時に解説を書きますね!

それでは今回はここまで☆
また次回の記事も見てくださいー(^^)/

☆☆☆ソフテニ道場について☆☆☆

北海道札幌市を拠点にソフトテニスの練習や身体のトレーニングを通じて子ども達の成長をサポートしています!

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