ビルメンヒューマンフェア&クリーンEXPO 講演レポート:アフターコロナのビルメン経営に求められるもの~科学的アプローチと清掃ロボットとのハイブリッド清掃に向けて~
2020年11月11日(水)~13日(金)に東京ビックサイトで開催された「ビルメンヒューマンフェア&クリーンEXPO」。
12日(木)には、何度かウェビナーにも登場している弊社CBO・吉田が講演を行いました。テーマを「アフターコロナのビルメン経営に求められるもの~科学的アプローチと清掃ロボットとのハイブリッド清掃に向けて~」として、これまでの検証や調査結果を基に話しました。
オフラインでのイベントですが、登壇者の前には飛沫ガードが設置され、感染対策を施した上で開催されました。
大変多くの皆さまにご来場いただきました!
会場にいた私が、ご来場いただいた皆さまの反応が良かったものをピックアップしてレポートします!
アフターコロナのビルメン経営に求められるもの
私たちソフトバンクロボティクスは、Whizをお客様にご利用いただく中で、さまざまな施設の清掃に携わっています。
これまでの知見を総合して、今後の清掃ひいてはビルメン経営に求められるものは以下の2つであると考えています。
①科学的な清掃
コロナ禍を経て、清掃の位置づけは大きく変わることになりました。ひとことで言うと、「美観から感染対策へ」と変化しています。
以前にもご紹介したデータを引用して説明しました。
これまでは目に見えるキレイな施設が重要でした。つまり「美観」ですね。
しかし、コロナ禍では感染対策という見えない部分までキレイにすることが求められています。在宅やリモートが増えて家に人がいるのが当たり前になったり、自身の体調管理に改めて注目したりと、やはり感染を防止することに重きを置くようになってきたのかもしれません。
おそらく皆さま感じ取ってはいましたが、改めてデータで見ると来場者の皆さまも驚きが大きかったようです。
さて、次のデータが一番会場がざわつきました。
Whizの背面には、HEPAフィルタが搭載されています。これを対象にNested PCR検査を行ったところ、7割の施設でコロナウイルスの陽性または弱陽性が確認されました。
詳しくは、以下のURLからご覧いただけるプレスリリースをご確認ください。
以下のパートも多くの方がメモを取ってらっしゃいました。
ソフトバンクロボティクスは、ATP拭き取り検査によって清潔度を可視化する取り組みを行っています。
塩化ビニルフロアにおいて、ATP検査を行ったところ、モップでの清掃は汚れを増やすという結果が得られました。ほかのところでモップ掛けをして、それをそのまま別の場所で掛けるため、汚れを広げているのではないかと考えられます。
これまでどおりではいけない、ということが数値で証明されたことは大きなインパクトを与えていたと思います。
②ハイブリッド清掃
トイレ掃除・ゴミ回収・床清掃が清掃で大きな割合を占めていますが、コロナ禍で立面清掃にも注力しなくてはいけないようになりました。
とはいえ、清掃のコストは上げたくない…となったときどうするか。
それが下の図です。
床清掃をロボットにさせ、浮いた時間を別の作業に充てる。人の手とロボットの作業を合わせたハイブリッド清掃こそが求められています。
おわりに
想定よりも多くの方にご来場いただいた、というのが最初の感想でした。それだけ皆さまが科学的な清掃やロボットによる清掃に関心を持たれているということですね!
講演終了後も、多くの方々からご質問やお問合せをいただきました。
オフラインの力を改めて感じたイベントでした。
おまけ
セミナーにご来場いただいた皆さまには、広瀬すずさんが表紙のWhiz i のパンフレットを配布しました。これだけ並ぶと壮観ですね。
当日は、通称Whizジャンパーを着用したマーケティングチームが現地へ。準備など運営に当たったり、来場者からの質問を承ったりしました。
今後もこのジャケットを見かけた際にはぜひお声がけを!
著者プロフィール
岡田 亮
ソフトバンクロボティクス プロジェクト推進本部
AI清掃ロボット「Whiz」事業開発部所属。2020年2月にソフトバンクロボティクスに参画し、現職に。前職は旅行ガイドブックの編集者として図書制作や営業企画に従事。その経歴を活かして、現在は導入事例の取材や記事制作を担当している。