NovelAIの画像生成サンプラーの違いについて
はじめに
NovelAIでは、「サンプラー」というものを選択できます。
簡単に言うと、画像生成の出力クオリティと生成時間はトレードオフになるので、好きな設定選んでねってことです。
現行のNovelAIの代表的なサンプラーには、次のようなものがあります。
サンプラーの特徴の紹介
1. Euler (オイラー)
シンプルさ: 実装が容易で理解しやすい。
精度: 他の高度な手法と比べると精度が低く、ステップサイズが大きいと誤差が蓄積しやすい。
計算コスト: 計算コストが低い。
2. Euler Ancestral (オイラー・アンクストラル)
精度向上: オイラー法よりも精度が高い。
過去情報の利用: 過去のサンプリングステップの情報を取り入れることで、次のサンプルをより適切に選択。
計算コスト: 通常のオイラー法より計算コストが高いが、全体的に安定した結果を提供。
3. DPM++2S Ancestral
高精度: 非常に高い精度と品質の生成結果が得られる。
デノイズ: ノイズの影響を低減し、よりクリーンなサンプルを生成。
二段階サンプリング: 初期サンプルを生成し、次にそれを改良するプロセスを経ることで、最終的なサンプルの品質を向上。
計算コスト: 高度な手法であり、計算コストが高いが、結果の品質は非常に優れている。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
サンプラーで結構違いあるんですね。
私はまったくサンプラーを意識せずNovelAIを利用していたので、少しびっくりです。
ちなみに、サンプラーを変更しても、アンラス(生成のための消費ポイント)に影響はありませんでした。
つまり、試行錯誤中は生成スピードの速いサンプラーを利用し、プロンプトが完成した後に本番の画像生成する場合は、高クオリティな出力ができるサンプラーを選択するのがよさそうです。
現場からは以上です(*^-^*)
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