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  栄養補助食品配合フードとは?


         犬猫が健康であるように・・note38

ペットフードの役割を考えてみますと、
① 栄養
② おいしさ・楽しみ(嗜好性)
③ 病気の予防       と、この三つが考えられます。

①は一番大切なことです。毎日の食事によって、身体は整えられます。正しく、清浄な食事を摂ることが、明日の健康を形作ります。

②の「おいしさ」は、食の楽しみとして大切な要素と考えられます。
ところが、ペットフードの場合は、売らんがために「嗜好性」にばかり目を奪われますと、「高タンパク質高脂肪食」になったり、「香料」や「塩」「甘味料」の添加などにもつながり、それこそ①の栄養のバランスが損なわれてしまいます。

③の「病気の予防」というのが、最近各メーカーが、他社との差別化の為に力を入れているようです。何らかの栄養補助食品をペットフードに混ぜて、「××に効くペットフード」として売り出しています。

 調べてみますと、以下のような商品がありました。

①グルコサミン・コンドロイチン入り → 関節炎ケアー
②ある種のキノコ入り → 悪性腫瘍ケアー
③ウコン入り → 肝臓ケアー
④唐辛子(カプサイシン)入り → ダイエット用
⑤ローズマリー入り → 抗酸化力アップ
③ドライアップル入り → 食物繊維補給、便秘解消
⑦オメガ3脂肪酸入り → 皮膚炎、心臓、腎臓のケアー
この他にも、いろいろな栄養素を補完したフードがあると思います。

 これらの商品を店頭で見た飼い主さんは、「あら、良さそうじゃない」とお試しになる方もいらっしゃるかもしれません。

 高齢になると椎間板ヘルニアが懸念される犬種を飼っていらっしゃる方などは、「今から予防しておこうかしら」と①の商品を手にされるかもしれません。
 しかし、ちょっと待ってください。

 本当にこれらの栄養補助食品は、『病気の予防』に足るだけの量が入っているのでしょうか? そこが一番の肝心なところです。

 例えば、関節炎の時に摂ることをお勧めしたい「グルコサミン」「コンドロイチン」「ヒアルロン酸」の一日の推奨量(犬)を調べてみました。

予防に必要な最低量        治療に必要な最低量
グルコサミン60mg/kg/一日     120mg/kg/一日
コンドロイチン45mg/kg/一日    90mg/kg/一日
ヒアルロン酸20mg/kg/一日     40mg/kg/一日 

 これだけの量が最低必要だということです。
 しかし残念ながら、①のどのフードの成分表を見ても含有量が明記されていないのです。

 そこで、信頼する獣医さんに含有量を尋ねてみたところ、「予防に必要な最低量」にも満たないくらいにしか含まれていない(ホンの微量)とのことでした。

 もし、しっかりとたくさん入っていればメーカーも宣伝文句に使えますから、はっきりと明記するはずです。例えば、「タウリン1000mg配合 リポ○タン×!」という感じです。それをしないということは、やはり含有量は、少ないと思って間違いないようです。

 ですからこれらの製品は、ある種の栄養補助食品があらかじめ入っているということだけが肝(きも)で、それによってその症状が緩和する、改善するというところまで、高望みしない方が良さそうです。

■それでは、どのようにすればいいのか
①正しい原材料から作られた総合栄養食である「クプレラ」の食事を基本として、https://www.sofia.co.jp/SHOP/30869/72670/list.html
②症状(予防したいもの)にあったサプリメントを摂った方が効率的です。  

サプリメントは、目的に沿って作られていますから、中身が濃く、効きも早いものです。

 当社では、たくさんのサプリメントをご用意しておりますので、どれを選択して良いのか迷ったときには、どうぞ遠慮無くお尋ねください。https://www.sofia.co.jp/communication/index.html

 賢い消費者になるためにも、メーカーの宣伝文句の裏を読むことも必要ですね。
犬猫の健康食品の店ソフィア 代表池田

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ソフィアikeda
最後まで、お読み頂きありがとうございました。少しずつですが、継続して載せていきますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。