メス犬の病気①子宮蓄膿症
ペットが健康であるように・・note30
メス犬の病気について考えるという題名で、第1回目の原稿を書き始めました。
この所とみに、メス犬特有の病気についてのご相談件数が増えてきています。「子宮蓄膿症」「子宮筋腫」「子宮内膜炎」「乳腺炎」「子宮ガン」「乳ガン」などが、代表的な病気でしょうか。
そこで、メス犬特有の病気について、少しずつ考えていきたいと思います。
さて、なぜこれらの病気が増えてきているのかを、私なりに考えてみました。
メス犬の多くは、交配や出産の経験が全くないままに歳をとっていくことが、多いのではないでしょうか? また、子宮蓄膿症などにかかる犬たちの多くが、発症前に「偽妊娠」を繰り返しているデーターもあります。
これらのことで分かることは、自然界ではメスとして生まれると老いて死ぬまでの間に、何度か交配または出産の経験が当然あるはずです。それが自然の摂理かもしれません。
ところがメス犬の多くは、生理は年に二度来るのだけれど、一生の間に交配・出産の経験のないままに過ごすわけです。
その為にその代謝行為として、「偽妊娠」という、まるでお腹に赤ちゃんでもいるかのような巣作り、乳腺が張るなどの偽りの妊娠になるわけです。
自然界にいれば数度ある交配が全くないのですから、これによりホルモンのバランスも崩れると考えてもいいのかも知れません。
では、「避妊手術」をすれば良いのではないか?という話になります。
私自身も、愛犬の避妊手術の是非について、相当考えました。避妊手術後、「太る」「体質が変わる」「毛並みが悪くなる」など、見たり聞いたりを散々してきましたので、悩みました。
安易な出産やブリーディングは、ますますかわいそうな子を増やす問題につながります。メス犬を飼うということは、まず最初にこの難しい選択を迫られることになります。
■子宮蓄膿症
子宮が広い範囲にわたり炎症を起こします。膿が貯留するので、腹部が大きくなることもあります。子宮の急性または慢性の化膿性疾患をいいます。この膿からは大腸菌(60~70%)、ブドウ球菌、連鎖球菌、サルモネラ菌などが検出されます。
※症状について
①多飲・おう吐・・慢性の場合の特徴的な症状で多飲、多尿、おう吐(飲水直後に嘔吐する)が顕著に現れます。また多飲・多尿が頻繁に起こると、脱水と自家中毒症状もみられます。
②腹部の膨満、下垂と陰部の肥大・・子宮内に多量の貯留液が溜まると、下腹部が膨満、下垂し、触れると痛がります。また陰部は肥大します。
③陰部・・陰部から膿や血膿(けつのう)がでてきます。
④食欲の減退・・食欲が無くなります。
⑤歩行困難・・腹部の膨満・違和感から、歩くことが難しくなります。
症状が進行しますと、貧血や腎不全などを起こし、死に至ることにもなる病気です。
※原因について
細菌感染説や黄体ホルモンの過剰分泌説などがあり、定説は完全には定まっておりません。よくいわれる原因としては、発情期には子宮の頸部がゆるみ、細菌が侵入しやすくなります。子宮は細菌を防ぐ仕組みももっていて、通常は炎症を起こすことは稀です。
しかし出産経験のない犬やかなり前に一度だけ出産した犬は、卵巣の異常を起こしやすく、発情期のあとにも卵巣に黄体が残ることがあります。この時黄体は黄体ホルモンを出すために子宮内膜が増殖し、子宮が細菌に感染しやすくなると考えられています。
※治療方法について
黄体を減らす働きのあるホルモン剤を投与して治療する場合もありますが、往々にして子宮の摘出をするのが原則です。
■栄養療法としては
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