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なぜ倍量与えないといけないのか?
ペットが健康であるように・・note24
-なぜ倍量与えないといけないのか??給餌量の差-
お客様からのご質問というのは、本当にありがたいものです。先日『初めて犬を飼いました。色々な食事を探していると、あるメーカーのものは、クプレラの倍量も一日に与えなくてはならないと記載されています。この差って何ですか?』というお問い合わせをいただきました。そういう視点に気付けなかった自分がいたことを知り、心から感謝した次第です。
今回は、給餌量の差について、深掘りしたいと思います。(あとで書きますが、給餌量の「餌」という言葉が嫌いです。食べ物です。しかし、適当な言葉が思いつかなかったために、ここでは給餌量と表記します)。
■価値の無いカロリー=穀物の残滓 グルテンミール
一語の穀物(例:米、麦、コーン)や、いかなるタイプのグルテンミール(例:コーングルテン、ライスグルテンミール)は一切避けてください。「Whole Ground=全粒ひきわり」という言葉がない、一語の材料は穀物の一部、または副産物と考えられます。なぜならラベル表示基準は、非常に曖昧なものだからです。しかし、全粒ひきわりはアメリカ農務省が明示しているとおり、真実な場合にのみ表示できます。
これらの穀物で、安価にタンパク質含有量を上げることができます。繊維質は供給しますが、使用目的は増量のためです。これらは全ての動物にとって、ひどく消化されにくく、必須栄養素に欠け、アレルギーや過敏性腸症候群や体重過多などの消化の問題の原因となります。
大豆は、タンパク質含有量の増加とフードの増量のために使用されています。大豆は犬にとっては、消化吸収が非常に困難なものです。
犬には「Lリジン」(アミノ酸)が不足していますから、大豆をタンパク質として利用するには適切なアミノ酸が必要なのです。「ハイリジンコーン」や「Lリジンサプリメント」をもってしても、豆腐のように予備消化されていない大豆は、犬の消化システムは対応できません。消化器官にガスを発生させ、「鼓腸症」の原因になり、多くの犬が犠牲になっている今日の問題があります。
猫は大豆を利用できますが、ひきわり全脂大豆で高品質でなければならず、しかも動物性タンパク質のサポートという形でなければなりません。全てのキャットフードは高品質の筋肉(肉)を材料に用いなければならないのですが。
(アズミラ創始者リサ・ニューマン博士によるAzmira Advanced Authorityより抜粋)
上記のことを補足しますと、ペットフードの素材に、「増量材」が使われていると言われています。フードの成分表を見ても、「増量材」という原材料はもちろん見つけられません。
ここでいう増量材とは、『穀物のカス、大豆、ビートパルプ、ピーナッツの殻、グルテンミール』のことを指します。
これらの原材料は、ペットの健康のために使われているのではなく、メーカーが安価にフードを作り出すためのものです。例えば「穀物のカス」というと、油を絞った後の絞り滓のことであったり、利用後の廃棄物とも言えます。
Bran=ふすま、ぬか
Mids(Middings)=ふすまなどを混ぜて粗くひいた飼料用穀物
Hulls=外皮、穀皮、グルテンミール
「Whole Ground=全粒ひきわり」という言葉がない、「一語の穀物」は、穀物の一部、または副産物と考えられます。
逆にクプレラやアズミラのように、「ひきわり××」「全粒××」という言葉がついたものが良質な穀類の印となります。
これら増量材を使用すると、安価にタンパク質含有量を上げることができます。家畜肉を倹約して、増量材を多くすると数字の上では、「タンパク質××%含有」となります。これらの仕掛けは飼い主には見えませんから、恐ろしいことです。
しかも、これらの増量材は全ての動物にとってひどく消化されにくく、必須栄養素に欠け、アレルギーや過敏性腸症候群や体重過多などの病気の原因となります。
■空のカロリー、空の栄養素問題
これら増量材の為、いわゆる「空のカロリー」「空の栄養素」の問題があることが分かりました。価値の無いカロリー(栄養素)とも言い換えることが出来るかもしれません。
原材料に質の悪いものを使っていますと、食べても食べても一日に必要な摂取栄養素が足りませんので、勢い食べる量を増やさなくてはならなくなります。
犬猫の方も、いくら食べても充足感がなく、絶えず空腹を感じるようになりますので、食べ物をねだるようになります。
■食べ物のエネルギー
私たち人間も、かわいいパートナーたちも、食べ物を通じて、イノチというエネルギーをいただいています。ところが、大量生産、経済効率の必要からか、農薬や除草剤、化学肥料、化学飼料、鮮度保持剤、防腐剤などのさまざまな化学物質を用いて、野菜や穀物、家畜肉等が生産されています。
その結果起きたのは、食べ物が持っていた生命力というエネルギーの質の低下です。イノチのないもの、イノチがすり減ったものをいくら食べても、身体は満たされないのです。それどころか、化学物質の排泄のため、かえってエネルギーが消耗される結果、いろいろな病気に罹るようになってしまいました。
パートナーのフードも、餌ではなく、食べ物だと思います。「いただきます」「ごちそうさま」という美しい日本語は、食べ物のイノチに対する、また生産者への感謝の表現です。
正しく清浄な食事(クプレラやアズミラ)を与えることは、食べ物が本来持っていた生命力というエネルギーをいただくことにつながります。
決して餌ではありません。
ペットのための健康食品の店ソフィアhttps://www.sofia.co.jp/
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