ソファ職人道- ソファと私 山木田 武史
4月中旬、珍しく午前中の取材となりピンク色の桜が舞う中、車を工場へ走らせる取材班。はじまりました「ソファと私」。はやいもので今回でなんと14回目!ひとつひとつ、ソファが作られていく工程の中には一人一人、職人の思いも込められているのだなぁと改めて実感してしまいます。そんな思いを胸に直撃取材を開始。
今回の特集は裁断担当の山木田さんです。取材班も同じ静岡出身ということもあり、取材前には地元話もさせていただきました。それではいってみましょう!
頭から煙が出るくらい大変
-同じ静岡出身ですね!名古屋へ来られてソファ職人道に入ったのでしょうか?
静岡市には高校卒業までいました。工業科から専門学校へ行き建築の図面を引いたり、CADを使ったりとしていましたが、もうちょっと自由なデザインがしたいなと思い、インテリア科で勉強をしていたんです。学校の卒業制作で家具班として製作した際に、おもしろいなと思ったんですね。そこから、家具への面白み、興味みたいなものが目覚めたような気がします。
-きっかけという点で今まで取材していただいた職人さんにもお聞きしておりますが、物作りへの興味がある点では必ず当てはまるような気がします。インテリアのお店に行くことはありますか?
普通に行きますよ。雑誌も見たりします。お店に行くときはひとつの商品をじっくりと見るわけではなくて、全体的にインテリアを見る感じです。
ソファを作るということ。
-ソファ作りの工程についてお聞きします。以前の工場(中川区:玉川工場)にお邪魔させていただいた際には、ウレタン接着の工程を担当されておりました。新工場に移転された際に生地裁断の工程に変わったのでしょうか。
そうですね。玉川ではウレタン接着を担当していました。新工場へ移って裁断を行っているのですが、最初は頭から煙が出るぐらいに覚えることが多く大変でしたね。生地の名前や性質、機械の操作だったり。それでも先輩の教え方が上手で助かっていた部分がありました。
-ソファ作りの工程は一緒でも、内容が全く違う印象です。 実際に製作している山木田さん本人が感じる違いはどこにありますか?
ウレタン接着の時にはどちらかというと、手作業で力の加減とか、感覚の部分が強い所がありましたが、裁断は機械の操作もあるので操っていく意識がありますよね。
-なるほど。特に気をつけている部分はありますか?
生地状態のチェックですね。汚れはないか、キズはないかを見ます。勿論ないことがベストですが、キズがあればパーツの位置を切り換えたり、無駄がないように計算された配置に組み立て直し裁断する必要があります。
-お客様にソファで寛いでいただく為に、私達ができること。数ある工程の中の極細かい積み重ねによりソファを作るということが成り立っているのだなと改めて感じたスタッフなのでした。
「ソファ職人道の未来」
- 最後にご自身のソファ職人というお仕事の中で本人の意気込みを語って頂きました。
今年の夏に椅子張り検定2級を受ける為の規定をクリアしますので、是非チャレンジしたいなと思ってます。筆記は覚えたらすぐ忘れるような感じですが・・、やるからには絶対取る!ですね。
ソファ職人山木田が愛するソファ
多くのお客様に愛され続けているDecibelシリーズの哲学。その揺るぎない一貫した哲学のもと、Decibel EX Featherは誕生しました。Decibelシリーズが愛され続ける特筆すべき理由の一つ目は平均天井高2500mm~2700mmを想定して設計された総高です。まさにローソファの卓越した特長で圧迫感を全く感じさせません。二つ目は、お子様の成長やライフスタイルに合わせたメンテナンス対応性の充実。伝統を継承しつつ革新的なフルカバーリング技術が随所に用いられています。そして、三つ目は、唯一無二の比類なきデザイン。まさにDecibelシリーズの代表的な特長です。飽くことのないデザインスピリットが宿ったNOYES独自のアプローチが唯一の存在感を放っています。
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