正しいソファの除菌・消毒方法を種類別に解説(新型コロナの対策にも)
リビングの中でも、ソファは特に人が集まりやすい場所。 1人で過ごすこともあれば、自宅に招いた家族や友人と一緒に座るときもありますし、ご家族がいる場合はペットや小さいお子様とくつろぐこともありますよね。
そんな時、気になるのがウイルスなどの目に見えない菌。
食べこぼしやホコリなど目に見える汚れと異なり、菌は目に見えないため、綺麗に見えるソファでも、菌が繁殖している場合があります。
菌が繁殖していると、カビにもつながりやすくなりますし、何より衛生上良くありません。特に、小さいお子様やペットと暮らしている場合、万が一ペットがソファを舐めて菌を体の中にいれてしまったり、小さなお子様の手から菌が入ってしまったりすることがあるので、除菌対策は徹底的に行うべきです。
しかし、ラグや衣類とは異なり、ソファは洗うことができませんし、種類によっては除菌スプレーや消毒スプレー、抗菌スプレーなどが使いにくく、「どうやって除菌・消毒して清潔にすればいいのか分からないと」感じている方もいるかと思います。
そこで今回は、
「ソファを清潔に保ちたい」
「除菌を徹底したい」
という方向けに、ソファのプロが種類別に除菌・消毒方法を解説します。
ソファに菌が繁殖するとどうなるのか
ソファに発生する菌の元となっているのは、食べこぼしや飲みこぼし、フケやあかなど。どれもソファを日常的に使用していると付着してしまうものです。
これらを放置しておくと、付着したところから、様々な菌が発生していきます。菌は年中発生しますが、中でも湿度が高い状況下で繁殖しやすく、特に春は菌の温床となりやすくなっています。
菌が繁殖すると、やがてそれはカビに。
ソファの見た目が損なわれてしまうだけでなく、重度のアレルギーや気管支喘息、アレルギー性鼻炎などを引き起こす原因ともなってしまいます。
ですので、ソファを長く使っていくのであれば、除菌をしてカビを防いでいくことが大切です。
ソファの除菌・消毒は新型コロナウイルス対策にも
ソファの除菌はカビ予防だけに効果があるわけではありません。
新型コロナウイルスによる感染症の影響で、私たちの生活様式は大きく変わりました。百貨店や病院、飲食店やオフィスなどサービスを提供するお店では、検温・マスクの着用が一般的になっていますし、人が多く触れる場所は必ず消毒をしています。
この動きはサービスを提供する店舗だけでなく、各家庭でも広まっています。屋外から帰ってきたら手洗い・うがいをするという習慣は以前からありましたが、それに加えて、ドアノブやトイレ、ソファやテーブルなど一緒に暮らしている人と共有するものを、こまめに除菌シートやアルコールスプレーなどで消毒しているという方も多くなっています。
今や、ご自宅内での除菌も”当たり前”になりつつある今、ソファの除菌は新型コロナウイルス感染予防の側面も担う重要なものとなっています。
ソファの除菌方法はカバーの種類によって異なる
ドアノブやテーブル、照明のスイッチなどは、除菌シートやアルコールスプレーを吹きかけた布などで、簡単に除菌することができます。
しかし、ソファの場合、ものによっては除菌シートやアルコールスプレーが使えないことがあります。除菌シートやアルコールスプレーに含まれている成分によって、生地が傷んでしまうのです。
そのため、ソファの除菌・消毒を行う場合は、ソファの生地の種類に分けて行うことが大切です。
ソファに使用されている生地の種類は2つあり、それぞれ布素材を使用したソファは「ファブリックソファ」、本革や人工皮革などを使用したソファは「レザーソファ」に分けられています。
ソファの種類ごとに適切な除菌方法があるので、お持ちのソファに合わせてお手入れをしていきましょう。
布ソファ(ファブリックソファ)の除菌方法
日頃からのお手入れが大切
ソファを清潔に保つためには、日頃からのお手入れも大切。
掃除機を使ってこまめにお掃除をする、粘着式のコロコロクリーナーで髪の毛やあかなど菌が増殖する元となるものを取り除くことも必要です。
ファブリックソファは以下の流れでお掃除します。
①粘着式クリーナーでゴミやホコリを取る
②布地をブラッシングし織り目のゴミを掻き出す
③掃除機でゴミやホコリを吸い取る
洗剤や水を使わないので、普段のお掃除と一緒に済ませられます。
粘着式クリーナーでゴミやホコリを取る
粘着式クリーナー・通称「コロコロ」でゴミやホコリを取っていきます。表面についた食べカスや髪の毛、ホコリなどを絡め取っていきます。
粘着式クリーナーを使用する際は、勢いよくコロコロせずにゆっくり転がしましょう。生地を傷つけずにホコリやゴミを取り除くことができます。
布地をブラッシングし織り目のゴミを掻き出す
表面のホコリを落としたら、布地をブラッシングします。
ブラッシングをすると、織り目の中に入ってしまっているゴミが掻き出されます。
掃除機でゴミやホコリを吸い取る
織り目から掻き出したホコリやゴミを掃除機で吸い取ります。
掃除機を使うときは、ブラシ付きのアタッチメントを使用しましょう。ブラシ付きのアタッチメントをお使いいただくことで、生地を傷つけずにゴミを吸い取れます。
革ソファ(レザーソファ)の除菌方法
人工皮革や本革を使用したレザーソファの場合、ファブリックソファのように手軽に除菌するのが難しいです。
レザーソファは、アルコール系のスプレーを使用すると変色してしまいますし、クリーニングや洗濯でのお手入れもできません。
日頃からメンテナンスを怠らないようにする
レザーソファもファブリックソファと同じように、日頃からのメンテナンスが重要です。
本革や人工皮革を使用しているソファの場合、カビが生えるということは少ないですが、汚れがつくと、そこから菌が繁殖してしまうため注意が必要です。
日々のお手入れは乾拭きでOK
本革ソファの日々のお手入れは、何か特別なことをする必要はありません。
基本的には「乾拭き」で十分です。
乾拭きをすることで、本革の表面に付着したほこりや汚れと一緒に、その中に含まれている水分を拭き取れます。
本革の天敵ともいえる水分を取り除けるので、生地を綺麗に保ったり、シミやカビを防いだりすることが可能です。
乾拭きで使用するもの・拭き方
乾拭きをするときは、柔らかいコットン100%の布を使用します。
ごわごわした布やタオルを使ってしまうと、表面に傷をつけてしまう恐れがありますので、使用は控えてください。
また、拭き方にも注意が必要です。
強くこすってしまうと、表面が摩擦で傷んでしまったり、汚れが革の中に入り込んでしまったりするので、優しくなでるように拭きましょう。表面を傷めずにお手入れできます。
月1〜2回は本格的なお手入れを
本革ソファの日常的なお手入れは、乾拭きで十分ですが、月1〜2回は本格的なメンテナンスが必要です。
本格メンテナンスで用意するもの
月1〜2回のお手入れでは、
●掃除機
●スポンジや柔らかい布
の2つを用意しましょう。
掃除機でホコリやチリを掃除
日々のメンテナンスではいきなり乾拭きをしていましたが、月1〜2回のメンテナンスでは、まずホコリやチリを除去します。
その際、粘着式のコロコロを使おうとする方もいますが、粘着材を剥がす時に本革に負荷がかかり、表面を傷めてしまう可能性があるので、掃除機やハンディモップなどを使用しましょう。
掃除機をご使用する場合は、ブラシ付のアタッチメントを使うのが理想的です。普段お部屋のお掃除に使用している掃除機のヘッドですと本革の表面を傷つけてしまう恐れがあります。
ブラシ付のアタッチメントがない場合は、毛が柔らかいブラシを使ってホコリやチリを掻き出して一箇所に集め掃除機で吸い取ると良いでしょう。
背もたれや座面だけでなく、隙間なども掃除すると、ホコリやチリを残さず、ソファを綺麗にできます。
NOYESではお手入れが楽な生地を多数ご用意
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どのソファも長時間座っていても疲れにくく、耐久性が高くて長持ちするソファです。ぜひ、今後ソファの購入を検討する機会がありましたら、チェックしてみてください。
NOYESでは生地も色々な種類のものをご用意しており、その数ファブリック素材・レザー素材併せまして、100種類以上にもなります。
中には、洗濯機でのお手入れやドライクリーニングでのお手入れに対応しているものもあり、カラーバリエーションも非常に豊富です。
また、NOYESでは生地の無料サンプルを請求できるサービスも行なっており、一回のご利用でB5サイズの生地サンプル5枚まで請求することができます。 生地の色味や質感などを直接確かめることができますし、何よりお部屋に合うかどうかを確認できます。
ぜひ、NOYESのソファをお求めになる機会がありましたらご利用ください。
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