昨日観た池上政人ソロリサイタルとmabanua tour “Blurred” 東京公演
昨日は楽器店DACのホールでクラシックサクソフォンの巨匠池上政人先生のリサイタルを拝聴。学生当時聞いた氏の「良いブレスがあればアンブシュアは自ずと完成する」という名言は強烈なインパクトでそれ以後心に刻み込んできた。そんな氏の演奏ですから是非聴きたいと思っていた。
クラシックサックスのコンサートを聴くのは大学卒業以来。音源ではフルモーやドゥラングルが好きで聴いているけど、実際の音は受けるインパクトのスケールが段違い。特に先生の生き様を見せ付けるかのような気迫に圧倒された。
少し前に「これが最後のリサイタルかな」と漏らしていらっしゃったようですが、自分にとって憧れの存在。まだまだ続けて欲しいと願うばかり。
そしてそのまま渋谷のwwwへ移動。mabanua氏のライブへ。楽曲が好きなのはもちろん旧友のドラマーシンちゃん(今村慎太郎)が参加していたのもあり是非生でみたいと思っていた。
明瞭なものと曖昧なものが混じり合う独特なサウンド感覚が心地よく、ゆったりと流れるBPMもとてもよかった。終始統一された音楽観の中で展開されているんだけど、時間を追う毎に少しずつボルテージが積み上がっていく渦に会場が包み込まれているようだった。まるで石臼で蕎麦を挽くみたいだと思った。あいにく挽いたことはないけど。ゲストのお二人のパフォーマンスも素晴らしかった。
音楽的インプットが心地よかった昨日から打って変わって本日は起きてから今の今まで書き仕事に追われてる。
ひとつの案件が形になったのでnoteで息抜き。
まあこんなこと書いてる場合でもないんだけど。