社会人バスケにおけるよくある課題
本日は社会人バスケにおけるよくある課題を整理したいと思う。
社会人バスケの成り立つものとしては基本的に大きく2つに大別できる
①学生時代からの仲間内で集ったメンバー
②社会人になってから出会ったメンバー
①については学生時代からの価値観や共通項が多い戦術で理解していることが多く、実はあまりトラブルが起こりにくい
②については価値観や年齢層や戦術理解度、技術修練度に大きく差が出やすく、それなりに問題が出てきやすい
今回は主に②の場合における課題についてまとめていくとする
【課題一覧】
1)スケジュールが合わない問題
2)やっているバスケが全然合わない問題
3)ポジションかぶる問題
4)引き抜き問題
5)裏方の仕事問題
6)モチベーション低下問題
7)人間関係問題
本日は1)と2)と3)について書いていこうと思う
1)のスケジュールが合わない問題
社会人で20代~40代であれば通常はどこかに勤めている人が大半で平日の夜が忙しくて全然帰れなかったり人によっては土日仕事だったりとする仕事起因のもの。もう一つは複数のチームに所属していて別のチームの練習と被っていたり、試合が重なったりといったバスケバカ起因のもといった2つに大別される。
これらはいずれも個人的な問題でありチームとしてどういうスタンスで行くか決めていくことで混乱を防いでいくことができる。特に仕事起因のものは社会人としては致し方ない部分があるもののバスケバカ起因の方についてはチームへのコミットメント次第な話なので本質的には一番楽しかったりバスケがやりやすいところに流れていくのが通常だと思う。
したがってチーム作りにおいては環境面や居心地の良さ、何をポリシーとするかを明確にする事でより強固なコミットメントが得られる確率が上がる。
2)やっているバスケが合わない問題
これは年代や学生時代に所属していたチーム次第で全く違う場合がほとんどでディフェンスの付き方一つとっても全然やり方が変わるので実はかなり悩ましい問題である。
友人に聞いた話の中で
例えば台湾なんかは殆どがゾーンディフェンスを敷くようで(国としての方針のよう)お隣の国、韓国も走るバスケを徹底してフィジカル、シューティングにフォーカスしたバスケを敷いている。
日本は国としてのある種「これで行くぞ!」といったバスケのスタイルが確立されておらず、学生時代であれば顧問の先生次第で全然違うバスケットをやっていくことになるためどうしてもやっているバスケの差が激しくなってしまう。
ここもチームとしてどういうバスケットをしたいかを予め定めておくことで一定のレベル感を保つことができる。まずは最低限ディフェンスのルールくらいは決めておいたほうがいいかなと思う。
3)ポジションかぶる問題
ここは2と少し連動した課題であるがやりたいプレーとやるべきプレーにズレがある場合が非常に多い。
よくあるケースを紹介しよう
学生時代はエースだったA君、所属している社会人チームでは他にスコアリング能力の高いB君がいて試合にあまり出れない。能力としてはロールプレイヤーのC君よりも高いがA君は学生時代のノリでエースプレイヤー気取りのため試合に出ても通用しないことが多くA君が出ると流れが悪くなってしまう。そのためC君の方がプレイタイムが長い。
なにも社会人バスケに限ったことではないと思うが私はこの場合A君はプレイの幅を広げるべきでロールとしての役割を覚える必要があると思う。
ここは勝てるチーム作りにおいては個々人に対してしっかり説明しておくことが大事で繊細な対応が必要だと思う。
わざわざ社会人になってまでバスケが好きでやっているくらいだから好きにやらせてくれよと思うかもしれないがそれであればピックアップのみに参加するほうが色々な人のためになると私は思う。チームで戦う以上はやはり役割分担というのは基本中の基本で、バスケットに限らずあらゆる組織に通じていることである。
以上、本日は社会人バスケの課題について整理してみた!
次回はパート②として別の観点
4)引き抜き問題
5)裏方の仕事問題
6)モチベーション低下問題
について整理しようと思う。