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[NOHARA VISION]ファッションは興味ないけど、コーディネートには思うところがあるわけで

2024年、世界最高齢102歳のファッション界スタイル・アイコンの巨星墜つ。彼女の金言から学ぶこと

世界最高齢のスタイル・アイコン、「アイリス・アプフェル」が今年の3月1日に102歳で亡くなったというニュースが流れましたね。
2016年公開の彼女の人生を描いたドキュメンタリー映画『アイリス・アプフェル!94歳のニューヨーカー』を見ましたが、「こんなパワフルなおば様がいるんだ」と驚かされたのを覚えています。

1950年代からインテリア・デザイナーとして活躍していたアイリス・アプフェル。歴代大統領からホワイトハウスの内装を任されたというからすごい。
ただ、有名になったのは自身のファッションコーディネート。
ジャンル、国、時代、あらゆるアイテムをボーダーレスにミックスして、
究極のパーソナル・スタイルで一世を風靡。
インテリアコーディネーターとして世界中を旅したことによって培われた美意識から来ているのかも知れませんね。
 
さらに、すごいのがそのファッション思想。
「私は注目を集めるために服を着ているのではありません。自分のために着ています。他の人と同じような服を着なければ、他の人と同じように考えなくていいから」
「自分のスタイルを見つける前に、自分自身を知らなくちゃ」など数々の金言を残してきた彼女ですが、ブランディング戦略として面白いと思ったのが、これ。

たいていの人がひとつ取り外して、と言うけれど、私はもうひとつ加えなさい、と言うわ

一般的なスタイリング論では、「アイテムを引き算しなさい」ということが常識。
「アイテムを加えなさない」という加算思考はなかなかない。というのも、プラスして、掛け合わせて、全身を美しく調和させるには相当なコーディネート力が必要とされるわけなので。102歳のスーパースタイル・アイコンには、その勇気と卓越した審美眼とコーディネート力があったわけですね。

コミュニケーションも「もうひとつ」のプラス思考で。必要となるのはアイテムのコーディネート力なのです。

これは、我々が考える「コミュニケーション」の世界でも言えることです。たんにひとつだけのコミュニケーションアイテムでは、このライフスタイルや価値観が多様化した時代に、なかなか顧客や市場には届かないもの。
そこで、プラス発想でマルチなコミュニケーションアイテムが有効になるわけですが、その際必要となるのが「アイテムのコーディネート力」なのです。

コミュニケーション・コーディネートという発想へ。

株式会社創童舎が加わる「ソノベグループ」では
「コミュニケーション・コーディネート・カンパニー」を謳っています。
さまざまなコミュニケーションアイテムを用意していて、
TPOにあわせて、効果的な組み合わせ=コーディネートを提案しています。
この時代にアイリス・アプフェルのような心を動かすコミュニケーションパワーを届けたい。
その想いでソノベグループ・創童舎では、さまざまな事業体の皆さんの事業コミュニケーションが円滑に行えるサポートを行なっています。


野原 昌之
株式会社創童舎 代表取締役社長、プランナー、コピーライター
仙台市を拠点に広告やコミュニケーション戦略を手掛ける。地域密着型の情報発信やイベント企画など、多岐にわたる活動を展開。「センダイ自由大学」設立者。
創童舎を日本初のコミュニケーション会社とするべく奮闘中

センダイ自由大学
市民が自由に参加できる学びの場として設立され、地元の文化や生活に根ざした多彩な講座を提供しています。例えば、日本酒の新しい楽しみ方を提案する講座や、仕事帰りに気軽に参加できる落語の講座、海外で活躍する方々を招いた国際人カフェなど、市民の「学びたい」というニーズに応える多様なプログラムを実施しています。


株式会社 創童舎
宮城県仙台市青葉区本町1丁目12-12
GMビルディング7階
http://www.sodosha.co.jp

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