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超硬合金の直彫り加工が優位なケース
超硬合金は、炭化タングステンとコバルトを混合して焼結したものが、一例としてあげられます。
この超硬合金を高精度でマシニング加工するには、刃先に超硬合金よりも硬い単結晶ダイヤモンドやPCDを付けた工具やダイヤモンドコーティングの工具を使います。しかし工具が高額というコスト的な問題もあり、”切削加工”はあきらめて、”放電加工”や”研削加工”が一般的です。
この切削サンプルをマシニングセンタで加工した理由は、形状に丸みを帯びている事です。
放電にしても、研削にしても、もともとの丸みのある形状は加工への取り組みにくさがあるため、加工物のセットを含めた段取りに困難があるということです。
ソディックのマシニングセンタUX450Lによる切削加工を実践してみたので、これを題材に効率のよい方法を考える場合の参考にしてください。
★ダイヤモンドコーティング工具にて凹0.1mm
材質 : 超硬合金製工具 Φ4mm シャンク
面粗さ: Ra 0.09μm
【加工条件】
主軸回転数 30,000~40,000
送り速度 150~200 mm/min
【加工工具】
ボールエンドミル R0.3 mm
ボールエンドミル R0.2 mm
丸みがある形状でも、XYZの3軸切削加工で広範囲にわたり高精度加工ができた。
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★3軸リニアモータ駆動の高精度高応答
特にZ軸の正確な位置決め精度により3次元曲面への直彫り加工でも素晴らしい面質を実現
小径R0.2mm工具による3次元輪郭加工も目を見張る
★超硬合金の直彫り加工は、アプローチ、コーナーや隅部の切込み量の不均一による工具チッピングや摩耗の危険が高い
★仕上げ加工は手磨きの手間を少なくするため、仕上げ面粗さを重視する。結果として数ミクロンの極低ピッチ加工となる
つまり、微細指令に対する高追従性が絶対条件
3軸リニアモータ駆動 ソディックモーションコントロール技術により”実現”
リニアモータのメリットを最大に活かす加工ノウハウ、加工条件、さらには、効率の向上については、弊社までお問い合わせください。
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