ソディック、切削加工機の歴史②2002年~リニア駆動マシニングセンタ MC430L
ソディックは、放電加工機、金属3Dプリンタ、射出成形機や食品機械をつくっているメーカですが、マシニングセンタでも歴史があります。
「ソディック、切削加工機の歴史①」では、駆動軸にリニアモータ駆動を採用したところまでを紹介しました。
2002年以降のソディックマシニングセンタ
浅切込み高送りを前提とし、できるだけ工具にかかる負荷を抑えた高速ミーリングとリニアモータ駆動の長所を活かした機種を2002年以降ご提供しています
リニアモータ駆動
高剛性・低重心マシン構造
自社開発NC装置
ナノマシニングセンタ
エネルギー相殺型ツインリニアモータ駆動方式を採用
120,000万回転主軸
【AZ150の後継機はコチラ→AZ275nano】
今でも現役で活躍している姿がみうけられます
ソディックのリニアモータ駆動は、加工軸の安定した位置決め精度を長期にわたり維持します。そのため、この記事で紹介した加工機は、現在2024年、現役で活躍している工場がみうけられます。
高速ミーリングとは
高速ミーリングとは、浅切り込み・高送りを前提とし、できるだけ工具にかかる負荷を抑えた切削法です。高速に回転した小径ボールエンドミルを用いて、少ない種類の工具で形状加工することにより工具本数の軽減もねらっている加工方法です。
ハイスピードミーリングを実現するテクノロジ
精密微細形状での、加工軌跡は、微小距離間の急な反転移動を伴い、高速に稼働しながらも高精度な位置制御が必要であり、瞬時に所定の加工速度に到達できる高加速かつ高応答な特性が求められます。それを可能にするのは、リニアモータ駆動とその挙動を司るモーション制御です。また、3次元の意匠形状での優れた加工性能を安定して実現するには、すべての加工軸で総合的にバランスのとれた、最適で完全な同期制御の成立と、振動を抑制する高剛性マシン構造が必要不可欠です。
ソディック切削加工機の歴史をご紹介しました
※2024年、現在は、リニアモータ駆動マシニングセンタUX450Lを販売しております。