応用情報技術者試験(AP)0円合格最速攻略記(令和5年度秋期)
当然ですが試験代(7500円)は必要です。
あと、試験当日のお昼ごはんも必要です。
筆者は50時間ほどの勉強時間で合格しました。
基本情報の勉強時間と通算すると200時間ほどです。
筆者プロフィール
筆者は応用情報技術者 令和5年度秋期試験合格者です。
また、現時点で非情報系の大学3年生です。
趣味でプログラミングをしていたとかもないです。
AP受験以前は同年4月に基本情報技術者試験(FE)に合格しています。
こちらはテキストをガッツリ読み込んで勉強しました。
勉強時間は150時間ほどです。
4月を丸々費やしました。
前提
基本情報技術者程度の知識がない方でも次に紹介する勉強方法で大丈夫だとは思います。
が、筆者は基本情報技術者に関しては体系的な知識を習得した状態でした。
以下のテキストの令和05年版を1周読み込んでいます。(リンクは現時点で最新--令和06年)のものにしてあります)
そのため、紹介する勉強法を試してみて難しそうだと感じたら基本情報から勉強してみるのも良いかもしれません。
また、ここでは応用情報技術者試験がどのような試験かは述べません。
次に紹介するサイトにて丁寧に解説されているため、それを読んでください。
結論
https://www.ap-siken.com/apkakomon.php
このサイトでひたすら過去問演習をします。
参考書は不要です。
対策
午前問題
https://x.com/kakomon_doujou/status/1711398958541734306?s=20
↑のポストから分かるように、午前問題の半分強は過去問がそのまま出題されます。
また、過去問の文言を少し変えた問題も存在します。
合格ボーダーは6割、つまり全80問中48問のため、過去問を暗記するだけで突破できます。
上記それぞれのサイトでユーザー登録をして、過去問を分野別に1周してください。
ユーザー登録は必須ではないですが、スマホとPCなど異なるデバイスで進捗を同期することができるため登録を推奨します。
間違えた問題だけを解き直す機能があり、それを利用することで間違いやすい問題は必然的に解説を何回も読み込むことになります。
そうすれば気がつけば知識として定着しています。
通勤・通学時間などのスキマ時間を活用して、ひたすらスマホでポチポチ解いてください。
また、分野別に解く理由もあって、
試験では分野が順番に出題されるため、分野ごとに頻出するワードに注目できるようになると非常に有利になります。
例えば、全く意味のわからないアルファベット3文字の略語だけが各選択肢に並んでいる場合でも、"この分野だからこの略語しか当てはまらないはず"といった推測が可能になります。
FEとAPの過去問をそれぞれ1周(間違えた問題も全て復習)すると100時間ぐらいかかるかと思います。
がんばってください。
午後問題
まず、勉強範囲を絞りましょう。
私は、
1.情報セキュリティ(必須)
2.経営戦略
4.システムアーキテクチャ
7.組込みシステム開発
9.プロジェクトマネジメント
を選択しています。
以下の動画を参考にしました。
2,4,7,9を選ぶ理由は専門知識がさほど必要とされない、かつ、問題文を読み込めば答えが書いてあるからです。
私が選んだというだけで、これらを選択することを強制しているわけではないです。
午前問題の演習の手応えであったり、午後問題の各分野の過去問を軽く見てみてなんとなくいけそうだと思った分野を選択するとよいかと思います。
選択を決めたら、このサイトで過去問を解くだけです。
※午前問題のようにひたすら解く必要はないです。
午後問題の過去問を解く際に意識することは、問題文と解答の対応関係を見つけることです。
どういうことかと言うと、それぞれの問いの解答作成に必要な情報が問題文中のどの場所にあるのかを見つける能力を鍛えることです。
大学入試の2次試験の現代文みたいなもんです。
午後問題は暗記ではありません。
むしろ、過去問を解くほど不要な自信がついてしまい本質を見抜けずに失敗してしまうのではないかと思います。端的に言うと時間の無駄です。
実際に筆者はそれぞれの選択分野を3回分ずつ解答と問題文を読み、解説を流し読みすることしかしていません。
自力で解いていないため、午後対策にかけた時間は5時間ぐらいです。
ちなみに経営戦略は微妙に難しかったため、サービスマネジメントの方が良いかも?(筆者はSM分野の午前問題が苦手だったため選択しませんでした)
あと、2,4,7,9を選ぶと解答欄にひたすら文字を書き続けることになるため、手が疲れます。
がんばってください。
午後の選択問題は試験回ごとにそれぞれの難易度が異なるとされています。
そのため、5,6種類を対策しておき、本番で簡単そうな4つを選択するといった攻略法が一般的には推奨されています。
(筆者は面倒なので4つ決め打ちでいきましたが…)
(時間もなかったし…)
申し込み
応用情報技術者試験は4月と10月の半年毎に開催されます。
申し込み受付期間は開催日の3ヶ月前を起点に2週間ほどしかありません。
つまり、
4月試験を受けたければ、1月下旬。
10月試験を受けたければ、7月下旬。
に申し込む必要があります。
けっこう早くて申し込みを忘れやすいのでカレンダーに記入しておくことをオススメします。
(ちなみに対策の小見出しにしているのは意図的です)
(筆者の友人にも申し込みを忘れていた人が数人います)
申し込みはこちらから。
最後に
この勉強法は合格はできますが、体系的な知識が定着しません。
応用情報技術者試験合格者にはITエンジニアとして相応の知識があると期待されます。
そのため、どうしても合格しなければいけない理由がある方以外には本noteで紹介した勉強法は非推奨です。
筆者は元々しっかり勉強するつもりでいましたが、気づけば試験が迫っていたため残念ながら合格を最優先とし、今回の勉強法で攻略しました。
最善な勉強法は、
↓の本とじっくり向き合いながら、分野ごとに理解して過去問を解いてを繰り返すことかと思います。
ただ、体系的な知識はあとからでも習得できるため、最初に過去問演習から入っても良いかと思います。
タイムマネジメントをミスって本番に間に合わないという事故も防げますし…
なんやかんやIT関連の方にはAPはウケが良いので、合格出来てよかったなーと思ってます。
勘所さえ掴んでしまえば1回で合格できる試験です。
がんばってください!!!
追記
20240317
令和06年春試験の情報安全確保支援士試験(セキスペ)を受験します。
06春受験の方は一緒にがんばりましょう!
就活では無事に第一志望の総合コンサルティングファームに内々定をいただけました!
さすがに資格パワーではないと思いますが、ITをやる覚悟みたいなものは伝わったんじゃないかなぁと思ってます。
APを起点としたIT業界の志望動機は話しやすく、ある程度の難易度の試験であることから説得力もあるため、面接での引き出しを増やしたい方にはオススメです!
落ちたとしても、敗因分析とともに再度チャレンジする意欲も示せるので美味しいですよ。
それなりに時間を取られるため就活直前での優先順位はかなり低いですけどね。
20240324
午前問題の過去問道場での演習では正解択以外の解説は興味がなければ見なくていいです。
過去問の正解択を覚えることだけが目標です。
20240422
支援士受けました。
高度試験の入口として支援士受験を選択しましたが、それでも応用情報とは難易度が隔絶していると感じました。
受かってたらまた攻略記事書こうと思います。
20240705
受かりました。
20240802
秋DB受けます。
情報処理試験芸人だと身内に認識されてるみたいなので仕方なく…というのはありつつ、データドリブンな現代を生き抜く上でDBの基礎知識ぐらいはあっても損はしないかなと思ったので。
これからSAPだとかAWSだとかも触っていこうかなって思ってるので、その前準備にもって感じです。
今しかないですからね悠長に勉強できるのは。
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